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公開番号2025173732
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-28
出願番号2024079449
出願日2024-05-15
発明の名称化粧料組成物
出願人株式会社 資生堂
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61K 8/9789 20170101AFI20251120BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】長期間の保管後、特に高温での長期間の保管後の臭いの変化が改善された化粧料組成物を提供する。
【解決手段】(A)第1の油分及び/若しくは第2の油分、(B)油溶性カミツレ抽出物、並びに(C)バクチオールを含み又はからなり、ここで、第1の油分が、炭素-炭素二重結合を有しており、第2の油分が、分岐構造を有している炭化水素油であり、かつ第1の油分が含まれておらず、かつ前記第2の油分が含まれている場合、油相成分100質量部に対して、第2の油分の含有量が5.0質量部以上である、化粧料組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)第1の油分及び/若しくは第2の油分、
(B)油溶性カミツレ抽出物、並びに
(C)バクチオール
を含み又はからなり、
前記第1の油分が、炭素-炭素二重結合を有しており、
前記第2の油分が、分岐構造を有している炭化水素油であり、かつ
前記第1の油分が含まれておらず、かつ前記第2の油分が含まれている場合、油相成分100質量部に対して、前記第2の油分の含有量が5.0質量部以上である、
化粧料組成物。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記油相成分100質量部に対して、前記第1の油分及び前記第2の油分の合計含有量が、5.0質量部以上である、請求項1に記載の化粧料組成物。
【請求項3】
前記第1の油分が、不飽和脂肪酸エステル及びステロール誘導体からなる群より選択される少なくとも1種類を含む、請求項1に記載の化粧料組成物。
【請求項4】
前記不飽和脂肪酸エステルが、ホホバ種子油、エルカ酸オクチルドデシル、アルガニアスピノサ核油、及びマカデミアナッツ油からなる群より選択される少なくとも1つを含む、請求項3に記載の化粧料組成物。
【請求項5】
前記ステロール誘導体が、フィトステロール、フィトステロール誘導体及びコレステロール誘導体からなる群より選択される少なくとも1種類を含む、請求項3に記載の化粧料組成物。
【請求項6】
前記ステロール誘導体が、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)及び/又はマカデミアナッツ脂肪酸フィトステリルを含む、請求項3に記載の化粧料組成物。
【請求項7】
前記第2の油分が、スクワラン及び/又は水添ポリデセンを含む、請求項1に記載の化粧料組成物。
【請求項8】
前記油溶性カミツレ抽出物の含有量が、乾燥固形分量として0.0004~5.0質量%である、請求項1に記載の化粧料組成物。
【請求項9】
前記バクチオールの含有量が、0.1~5.0質量%である、請求項1に記載の化粧料組成物。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか一項に記載の化粧料組成物を含む、水中油型乳化化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧料組成物に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
美白やシワ改善効果を持つ有効成分は多数知られているが、水溶性のものが多く、油溶性でかつ安定性の高い有効成分はごく一部に限られている。
【0003】
例えば、油溶性の有効成分の一つとして、油溶性カミツレ抽出物が知られている。
【0004】
より具体的には、例えば、特許文献1では、次の成分(A)及び(B):(A)油溶性カミツレ抽出物、(B)炭素数2~22のカルボン酸と炭素数1~22のアルコールとのエステルを含有する美白化粧料が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2004-051610号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、本発明者らの鋭意研究により、化粧料組成物中に油溶性カミツレ抽出液を特定の油分と併用する場合、特に化粧料組成物中に油溶性カミツレ抽出液を特定の油分と併用して高温保管される場合、臭いが変化してしまったような問題があることが分かった。
【0007】
本発明は、上記の事情を改善しようとするものであり、その目的は、長期間保管後、特に高温での長期間保管後において、臭いの変化が改善された化粧料組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成する本発明は、以下のとおりである。
【0009】
〈態様1〉
(A)第1の油分及び/若しくは第2の油分、
(B)油溶性カミツレ抽出物、並びに
(C)バクチオール
を含み又はからなり、
前記第1の油分が、炭素-炭素二重結合を有しており、
前記第2の油分が、分岐構造を有している炭化水素油であり、かつ
前記第1の油分が含まれておらず、かつ前記第2の油分が含まれている場合、油相成分100質量部に対して、前記第2の油分の含有量が5.0質量部以上である、
化粧料組成物。
〈態様2〉
前記油相成分100質量部に対して、前記第1の油分及び前記第2の油分の合計含有量が、10質量部以上である、態様1に記載の化粧料組成物。
〈態様3〉
前記第1の油分が、不飽和脂肪酸エステル及びステロール誘導体からなる群より選択される少なくとも1種類を含む、態様1又は2に記載の化粧料組成物。
〈態様4〉
前記不飽和脂肪酸エステルが、ホホバ種子油、エルカ酸オクチルドデシル、アルガニアスピノサ核油、及びマカデミアナッツ油からなる群より選択される少なくとも1つを含む、態様3に記載の化粧料組成物。
〈態様5〉
前記ステロール誘導体が、フィトステロール、フィトステロール誘導体及びコレステロール誘導体からなる群より選択される少なくとも1種類を含む、態様3に記載の化粧料組成物。
〈態様6〉
前記ステロール誘導体が、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)及び/又はマカデミアナッツ脂肪酸フィトステリルを含む、態様3~5のいずれか一項に記載の化粧料組成物。
〈態様7〉
前記第2の油分が、スクワラン及び/又は水添ポリデセンを含む、態様1~6のいずれか一項に記載の化粧料組成物。
〈態様8〉
前記油溶性カミツレ抽出物の含有量が、乾燥固形分量として0.0004~5.0質量%である、態様1~7のいずれか一項に記載の化粧料組成物。
〈態様9〉
前記バクチオールの含有量が、0.1~5.0質量%である、態様1~8のいずれか一項に記載の化粧料組成物。
〈態様10〉
態様1~9のいずれか一項に記載の化粧料組成物を含む、水中油型乳化化粧料。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、長期間の保管後、特に高温での長期間の保管後(例えば、70℃で1週間保管後)の臭いの変化が改善された化粧料組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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