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公開番号2025173579
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-28
出願番号2024079166
出願日2024-05-15
発明の名称黒色グラビア印刷用インキ組成物
出願人サカタインクス株式会社
代理人弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類C09D 11/08 20060101AFI20251120BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】分散性が優れ、かつ、ドクター切れが良好な黒色グラビア印刷用インキ組成物を提供する。
【解決手段】カーボンブラックと、バインダー樹脂と、分散剤と、分散助剤と、有機溶剤とを含み、バインダー樹脂は、セルロース系樹脂を含み、分散剤は、塩基性分散剤を含み、分散助剤は、酸基含有顔料誘導体を含み、分散助剤の含有量は、カーボンブラックに対して、1.0～10.0質量%である、黒色グラビア印刷用インキ組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
カーボンブラックと、バインダー樹脂と、分散剤と、分散助剤と、有機溶剤とを含み、
前記バインダー樹脂は、セルロース系樹脂を含み、
前記分散剤は、塩基性分散剤を含み、
前記分散助剤は、酸基含有顔料誘導体を含み、
前記分散助剤の含有量は、前記カーボンブラックに対して、１．０～１０．０質量％である、黒色グラビア印刷用インキ組成物。
続きを表示（約 220 文字）【請求項２】
前記カーボンブラックは、酸性カーボンを含む、請求項１記載の黒色グラビア印刷用インキ組成物。
【請求項３】
前記塩基性分散剤は、３級アミノ基または含窒素複素環構造を有する顔料分散剤を含む、請求項１または２記載の黒色グラビア印刷用インキ組成物。
【請求項４】
前記酸基含有顔料誘導体は、フタロシアニン骨格を有する顔料誘導体を含む、請求項１または２記載の黒色グラビア印刷用インキ組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、黒色グラビア印刷用インキ組成物に関する。より詳細には、本発明は、分散性が優れ、かつ、ドクター切れが良好な黒色グラビア印刷用インキ組成物に関する。
続きを表示（約 820 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、カーボンブラックを含む黒色グラビア印刷用インキ組成物が開発されている（特許文献１）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２０－１９６７８７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、特許文献１に記載のインキ組成物は、バインダー樹脂によって分散性が悪化したり、得られる印刷物において、ドクター切れの問題に起因する汚れが生じたりするという問題があった。
【０００５】
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、分散性が優れ、かつ、ドクター切れが良好な黒色グラビア印刷用インキ組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記課題を解決する本発明は、以下の構成を主に備える。
【０００７】
（１）カーボンブラックと、バインダー樹脂と、分散剤と、分散助剤と、有機溶剤とを含み、前記バインダー樹脂は、セルロース系樹脂を含み、前記分散剤は、塩基性分散剤を含み、前記分散助剤は、酸基含有顔料誘導体を含み、前記分散助剤の含有量は、前記カーボンブラックに対して、１．０～１０．０質量％である、黒色グラビア印刷用インキ組成物。
【０００８】
このような構成によれば、黒色グラビア印刷用インキ組成物は、カーボンブラックの分散性が優れる。また、黒色グラビア印刷用インキ組成物は、ドクター切れ性が優れる。
【０００９】
（２）前記カーボンブラックは、酸性カーボンを含む、（１）記載の黒色グラビア印刷用インキ組成物。
【００１０】
このような構成によれば、黒色グラビア印刷用インキ組成物は、分散性がより優れる。
（【００１１】以降は省略されています）

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