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公開番号2025173131
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-27
出願番号2024078544
出願日2024-05-14
発明の名称組成物、硬化物及び硬化物の製造方法
出願人株式会社ADEKA
代理人弁理士法人翔和国際特許事務所
主分類C08G 59/20 20060101AFI20251119BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】深部硬化性に優れ、硬化後の収縮率が小さく、高いガラス転移点と寸法安定性及びアルミニウム等との接着力が顕著な硬化物を形成することができる組成物を提供すること。
【解決手段】
硬化性成分と、
スルホニウム塩型光カチオン重合開始剤と、
ヨードニウム塩型光カチオン重合開始剤とを含み、
前記硬化性成分が、脂環式エポキシ化合物と、芳香族エポキシ化合物及び脂肪族エポキシ化合物から選択される少なくとも1種と、オキセタン化合物とを含む、組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
硬化性成分と、
スルホニウム塩型光カチオン重合開始剤と、
ヨードニウム塩型光カチオン重合開始剤とを含み、
前記硬化性成分が、脂環式エポキシ化合物と、芳香族エポキシ化合物及び脂肪族エポキシ化合物から選択される少なくとも１種と、オキセタン化合物とを含む、組成物。
続きを表示（約 400 文字）【請求項２】
前記スルホニウム塩型光カチオン重合開始剤及び前記ヨードニウム塩型光カチオン重合開始剤が、アニオンとしてホウ素原子を含有するアニオンを有する、請求項１に記載の組成物。
【請求項３】
前記スルホニウム塩型光カチオン重合開始剤の含有量は、
硬化性成分１００質量部に対して、０．０５質量部以上２０質量部以下であり、
前記ヨードニウム塩型光カチオン重合開始剤の含有量は、
硬化性成分１００質量部に対して、０．０５質量部以上２０質量部以下である、
請求項１に記載の組成物。
【請求項４】
さらに増感剤を含む、請求項１に記載の組成物。
【請求項５】
請求項１～４の何れか一項に記載の組成物の硬化物。
【請求項６】
請求項１～４の何れか一項に記載の組成物を硬化する工程を含む、硬化物の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、組成物、その硬化物及び硬化物の製造方法に関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
ＵＶ硬化型接着剤組成物として、密着力が高く、耐水性等に優れることからエポキシ樹脂を含む組成物の検討が進められている。例えば、特許文献１には、オキセタン化合物と、脂環式エポキシ化合物と、芳香族グリシジルエーテルエポキシ化合物と、光カチオン重合開始剤と、テトラキス（ペンタフルオロフェニル）ボレート化合物を含む熱カチオン重合開始剤とを含む接着剤組成物が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２１－１４７５８４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかし、深部硬化性に優れ、硬化収縮率が小さく、高いガラス転移点と寸法安定性及び接着力に優れる硬化物を形成できる組成物は未だ得られていない。
【０００５】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、深部硬化性に優れ、硬化収縮率が小さく、高いガラス転移点と寸法安定性及び接着力に優れる硬化物を形成することができる組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明者らは、上記課題を解決すべく、上記問題の原因等について鋭意検討した結果、特定の硬化性成分と、特定の重合開始剤との組み合わせを含む組成物によって上記課題を解決し得ることを見出した。
【０００７】
すなわち、本発明は、
硬化性成分として、
脂環式エポキシ化合物と、
芳香族エポキシ化合物及び脂肪族エポキシ化合物から選択される少なくとも１種と、
オキセタン化合物とを含み、
重合開始剤として、
スルホニウム塩型光カチオン重合開始剤と、
ヨードニウム塩型光カチオン重合開始剤とを含む、組成物を提供するものである。
【０００８】
本発明は、上記組成物の硬化物を提供する。
【発明の効果】
【０００９】
本発明によれば、深部硬化性に優れ、硬化収縮率が小さく、高いガラス転移点と寸法安定性及び接着力に優れる硬化物を形成することができる組成物を提供できる。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
本発明は、組成物及びその硬化物に関するものである。
以下、本発明の組成物及び硬化物について詳細に説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

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