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公開番号
2025172136
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-20
出願番号
2025145203,2024129758
出願日
2025-09-02,2020-09-16
発明の名称
画像読み取り装置
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04N
1/00 20060101AFI20251113BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】複数の長さの媒体を排出スタッカーに整列性良くスタックさせる。
【解決手段】搬送方向長さが異なる媒体の画像を連続して読み取り可能な読み取り装置で、駆動部により媒体を第1速度で搬送する搬送部と、第1速度で搬送される媒体の画像を読み取る読み取り部と、駆動部により媒体を排出スタッカーに排出する排出部と、媒体の有無を検出する媒体検出部と、駆動部を制御する制御部と、制御部は、搬送部によって媒体を連続して搬送させる場合、媒体検出部の検出結果に基づき搬送方向の媒体の長さを判定し、先行媒体の長さが閾値以上と判定された後、後続媒体の長さが閾値以上と判定されたら、媒体を排出する排出速度を前記第1速度から第1速度未満の第2速度に減速する弱減速制御を行い、先行媒体の長さが閾値以上と判定された後、後続媒体の長さが閾値未満と判定されたら、排出速度を前記第1速度から第2速度よりも遅い第3速度に減速する。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
搬送方向における長さが異なる媒体の画像を連続して読み取ることが可能な画像読み取り装置であって、
駆動部によって、媒体の搬送路において媒体を第1速度で搬送する搬送部と、
前記搬送路において前記第1速度で搬送される媒体の画像を読み取る読み取り部と、
前記駆動部によって、前記読み取り部で画像が読み取られた媒体を排出スタッカーに排出する排出部と、
媒体の有無を検出する媒体検出部と、
前記駆動部を制御する制御部と、
前記制御部は、前記搬送部によって媒体を連続して搬送させる場合、前記媒体検出部の検出結果に基づき、搬送方向における媒体の長さを判定し、
先行媒体の長さが閾値以上と判定された後、後続媒体の長さが前記閾値以上と判定されたら、媒体を排出する排出速度を、前記第1速度から、前記第1速度未満の第2速度に減速する弱減速制御を行い、
先行媒体の長さが閾値以上と判定された後、後続媒体の長さが前記閾値未満と判定されたら、前記排出速度を、前記第1速度から、前記第2速度よりも遅い第3速度に減速する強減速制御を行う、
ことを特徴とする画像読み取り装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の画像読み取り装置において、
前記閾値は、媒体の排出方向における前記排出部の排出位置から前記排出スタッカーとの接触位置までの長さであることを特徴とする画像読み取り装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の画像読み取り装置において、
前記搬送部が前記第1速度よりも遅い第4速度で媒体を搬送し、前記読み取り部が前記搬送路において前記第4速度で搬送される媒体の画像を読み取る低速搬送モードを有し、 前記制御部は、低速搬送モードが選択された場合は、第4速度で媒体を前記排出スタッカーに排出するよう前記駆動部を制御することを特徴とする画像読み取り装置。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載の画像読み取り装置において、
前記制御部は、前記搬送部によって一連の媒体を連続して搬送させる場合、一度強減速制御が採用された後はその後の前記一連の媒体についてずっと強減速制御を実行することを特徴とする画像読み取り装置。
【請求項5】
請求項1から3のいずれか1項に記載の画像読み取り装置において、
前記制御部は、前記搬送部によって一連の媒体を連続して搬送させる場合、一度強減速制御が採用された後のその後の前記一連の媒体について1枚ごとに搬送方向における媒体の長さが閾値以上か否かを判断し、搬送方向における媒体の長さが閾値以上の媒体については弱減速制御を実行し、搬送方向における媒体の長さが閾値未満の媒体については強減速制御を実行することを特徴とする画像読み取り装置。
【請求項6】
請求項4または5に記載の画像読み取り装置において、
前記制御部は、前記搬送部によって一連の媒体を連続して搬送させた後にさらに一連の媒体を連続して搬送させる場合、一連の媒体ごとに弱減速制御及び強減速制御の切り替え判断を実行することを特徴とする画像読み取り装置。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか1項に記載の画像読み取り装置において、
前記搬送部は、媒体を透明ケースに収容して搬送可能であり、
前記媒体検出部として、透明ケースの搬送位置に基づいて搬送方向における媒体の長さを検出する透明ケース検出部を有することを特徴とする画像読み取り装置。
【請求項8】
請求項1から7のいずれか1項に記載の画像読み取り装置において、
前記媒体検出部として、前記搬送路を搬送される媒体の搬送方向における媒体の端部の位置を検出する媒体端部検出部を有することを特徴とする画像読み取り装置。
【請求項9】
請求項1から8のいずれか1項に記載の画像読み取り装置において、
前記搬送方向における媒体の長さは、媒体が斜行搬送されることで増加する長さ分を見込んだ長さとなっていることを特徴とする画像読み取り装置。
【請求項10】
請求項1から9のいずれか1項に記載の画像読み取り装置において、
前記搬送路に媒体を給送する給送部を備え、
前記制御部は、前記読み取り部で画像の読み取りが行われた媒体が前記排出部により前記排出スタッカーに排出される前に、新たな媒体が前記読み取り部による読み取り位置に至ることがないように、前記給送部を制御して前記新たな媒体を給送させることを特徴とする画像読み取り装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像読み取り装置に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
排出部から排出された媒体を排出スタッカーにスタックする様々な構成の画像読み取り装置が使用されている。例えば、特許文献1には、排出部としての第1搬送ローラー及び第2搬送ローラーから排出された原稿を排紙トレイにスタックする構成の画像読取装置が開示されている。特許文献1の画像読取装置は、原稿の長さに応じて原稿の搬送速度を可変である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-103560号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の画像読取装置のように、複数の長さの媒体を搬送可能な画像読み取り装置においては、複数の長さの媒体を排出スタッカーに整列性良くスタックさせることが困難である。特許文献1の画像読取装置は、原稿の長さに応じて原稿の画像を読み取る際の原稿の搬送速度を変更しているが、原稿の画像を読み取る際の搬送速度に対して排出スタッカーにスタックする際の排出速度を低減させないと媒体を排出スタッカーに整列性良くスタックさせることが困難な場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する為の、本発明の画像読み取り装置は、搬送方向における長さが異なる媒体の画像を連続して読み取ることが可能な読み取り装置であって、駆動部によって、媒体の搬送路において媒体を第1速度で搬送する搬送部と、前記搬送路において前記第1速度で搬送される媒体の画像を読み取る読み取り部と、前記駆動部によって、前記読み取り部で画像が読み取られた媒体を排出スタッカーに排出する排出部と、媒体の有無を検出する媒体検出部と、前記駆動部を制御する制御部と、前記制御部は、前記搬送部によって媒体を連続して搬送させる場合、前記媒体検出部の検出結果に基づき、搬送方向における媒体の長さを判定し、先行媒体の長さが閾値以上と判定された後、後続媒体の長さが前記閾値以上と判定されたら、媒体を排出する排出速度を、前記第1速度から、前記第1速度未満の第2速度に減速する弱減速制御を行い、先行媒体の長さが閾値以上と判定された後、後続媒体の長さが前記閾値未満と判定されたら、前記排出速度を、前記第1速度から、前記第2速度よりも遅い第3速度に減速する強減速制御を行うことを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0006】
スキャナーを前方から視た外観斜視図。
前面カバーを開いた状態のスキャナーを前方から視た外観斜視図。
スキャナーの原稿搬送経路を幅方向から視た断面図。
装置本体の姿勢のバリエーションを示す図。
スキャナーの制御系統を示すブロック図。
スキャナーの排出部及び排出スタッカーを幅方向から視た断面図。
スキャナーの搬送路の平面図。
スキャナーの排出フローの一例を表すフローチャート。
搬送ローラー及び排出ローラーの回転速度を表すグラフ。
図8とは別のスキャナーの排出フローの一例を表すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明を概略的に説明する。
第1の態様に係る画像読み取り装置は、搬送方向における長さが異なる媒体の画像を連続して読み取ることが可能な読み取り装置であって、駆動部によって、媒体の搬送路において媒体を第1速度で搬送する搬送部と、前記搬送路において前記第1速度で搬送される媒体の画像を読み取る読み取り部と、前記駆動部によって、前記読み取り部で画像が読み取られた媒体を排出スタッカーに排出する排出部と、媒体の有無を検出する媒体検出部と、前記駆動部を制御する制御部と、前記制御部は、前記搬送部によって媒体を連続して搬送させる場合、前記媒体検出部の検出結果に基づき、搬送方向における媒体の長さを判定し、先行媒体の長さが閾値以上と判定された後、後続媒体の長さが前記閾値以上と判定されたら、媒体を排出する排出速度を、前記第1速度から、前記第1速度未満の第2速度に減速する弱減速制御を行い、先行媒体の長さが閾値以上と判定された後、後続媒体の長さが前記閾値未満と判定されたら、前記排出速度を、前記第1速度から、前記第2速度よりも遅い第3速度に減速する強減速制御を行うことを特徴とする。
【0008】
本態様によれば、搬送部によって媒体を連続して搬送させる場合、媒体検出部の検出結果に基づき、閾値以上の長さの媒体を検出しその後に閾値未満の長さの媒体を検出するまでの期間においては画像を読み取る際の媒体の搬送速度である第1速度以下の第2速度で媒体を排出スタッカーに排出する。そして、閾値以上の長さの媒体を検出しその後に閾値未満の長さの媒体を検出してからの期間においては第2速度よりもさらに遅い第3速度で媒体を排出スタッカーに排出する。すなわち、画像を読み取る際の媒体の搬送速度よりも遅い速度で媒体を排出することを前提とし、長い長さの媒体を排出した後に短い長さの媒体を排出する際は、その後に排出される媒体を強減速させて排出する。媒体の排出速度を遅くするほど、媒体1枚当たりの画像の読み取り処理にかかる時間が長くなるが、排出スタッカーに整列性良くスタックさせることができる。ここで、長い長さの媒体を排出した後に短い長さの媒体を排出すると、排出スタッカーに整列性良く媒体をスタックさせることは困難となりがちである。これは、媒体1枚当たりの画像の読み取り処理時間が長くなりすぎないようにするためすべての媒体の排出速度を遅くしすぎることはできず、また、整列性良くスタックさせやすい長い長さの媒体の排出速度を維持したまま短い長さの媒体を排出してしまうと短い長さの媒体のみ整列性が悪化しやすくなるためである。そこで、異なる長さの媒体を排出させる場合において、これらの媒体を必要に応じて強減速させて排出することで整列性の悪化を抑制できる。したがって、本態様によれば、複数の長さの媒体を排出スタッカーに整列性良くスタックさせることができる。
【0009】
第2の態様の画像読み取り装置は、第1の態様において、前記閾値は、媒体の排出方向における前記排出部の排出位置から前記排出スタッカーとの接触位置までの長さであることを特徴とする。
【0010】
本態様によれば、閾値は媒体の排出方向における排出部の排出位置から排出スタッカーとの接触位置までの長さである。例えば、腰の強い媒体を使用した場合などにおいては、媒体の長さが媒体の排出方向における排出部の排出位置から排出スタッカーとの接触位置までの長さを超えると、排出部と排出スタッカーとの間で媒体が引っ掛かり排出不良を生じる場合がある。そして、このような排出不良は、排出速度が遅くなるほど生じやすくなる。そこで、本態様によれば、排出不良が生じやすい条件で媒体を排出することを抑制することができる。また、媒体が排紙時に排出スタッカーに届かない長さならば排紙時に散らばりやすくなるが、排出スタッカーに届く長さならば排紙中にスタッカーに接触している部分がブレーキ力を発生して媒体が散らばらないという効果もある。
(【0011】以降は省略されています)
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