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公開番号
2025170411
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-18
出願番号
2025145773,2023503900
出願日
2025-09-03,2022-03-02
発明の名称
含フッ素化合物
出願人
AGC株式会社
代理人
個人
主分類
C07C
17/272 20060101AFI20251111BHJP(有機化学)
要約
【課題】入手容易な化合物を用いて、比較的温和な反応条件で含フッ素化合物を製造する含フッ素化合物の製造方法及び、当該製造方法に好適に用いられる含フッ素化合物並びに当該製造方法により得られる含フッ素化合物の提供を目的とする。
【解決手段】下記式(a)で表される部分構造を有する化合物と、グリニャール試薬とを、遷移金属化合物存在下で反応させることを含む、含フッ素化合物の製造方法である。
-C(-R
a
)(-R
b
)-CH
2
-L 式(a)
ただし、式中、R
a
は、フッ素原子、又はフルオロアルキル基であり、R
b
は、水素原子、又はフルオロアルキル基であり、Lはスルホナート基である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記式(a)で表される部分構造を有する化合物と、
グリニャール試薬とを、遷移金属化合物存在下で反応させることを含む、
含フッ素化合物の製造方法。
-C(-R
a
)(-R
b
)-CH
2
-L 式(a)
ただし、式中、
R
a
は、フッ素原子、又はフルオロアルキル基であり、
R
b
は、水素原子、又はフルオロアルキル基であり、
Lはスルホナート基である。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
前記式(a)で表される部分構造を有する化合物が、下記式(A1)又は式(A2)で表される化合物である、請求項1に記載の含フッ素化合物の製造方法。
G
1
-C(-R
a
)(-R
b
)-CH
2
-L 式(A1)
L-CH
2
-{C(-R
a
)(-R
b
)-G
2
-}
n
C(-R
a
)(-R
b
)-CH
2
-L 式(A2)
ただし、式中、
R
a
は、フッ素原子、又はフルオロアルキル基であり、R
a
が複数ある場合、当該R
a
は同一であっても異なっていてもよく、
R
b
は、水素原子、又はフルオロアルキル基であり、R
b
が複数ある場合、当該R
b
は同一であっても異なっていてもよく、
G
1
は、(ポリ)オキシフルオロアルキレン鎖を有する1価の基、水素原子、アルキル基、又はフルオロアルキル基であり、
G
2
は、(ポリ)オキシフルオロアルキレン鎖を有する2価の基、単結合、アルキレン基、又はフルオロアルキレン基であり、
Lはスルホナート基であって、式(A2)において複数あるLは、各々同一であっても異なっていてもよく、
nは0又は1である。
【請求項3】
式(A1)において、G
1
が(ポリ)オキシフルオロアルキレン鎖を有する1価の基、又はペルフルオロアルキル基である、請求項2に記載の含フッ素化合物の製造方法。
【請求項4】
式(A2)において、nが0であるか、又は、
nが1であって、G
2
が(ポリ)オキシフルオロアルキレン鎖を有する2価の基、単結合、若しくはペルフルオロアルキレン基である、請求項2に記載の含フッ素化合物の製造方法。
【請求項5】
前記グリニャール試薬が、下記式(B)で表される、請求項1~4のいずれか一項に記載の含フッ素化合物の製造方法。
R-MgX 式(B)
ただし、式中、Rは置換基を有していてもよく、炭素鎖中にヘテロ原子を有していてもよい炭化水素基であり、Xはハロゲン原子である。
【請求項6】
前記グリニャール試薬が、下記式(B1)で表される、請求項5に記載の含フッ素化合物の製造方法。
R
1
-CH
2
-MgX 式(B1)
ただし、式中、R
1
は、水素原子であるか、又は置換基を有していてもよく、炭素鎖中にヘテロ原子を有していてもよい炭化水素基であり、Xはハロゲン原子である。
【請求項7】
Lがトリフラート基である、請求項1~6のいずれか一項に記載の含フッ素化合物の製造方法。
【請求項8】
前記遷移金属化合物が銅を含む、請求項1~7のいずれか一項に記載の含フッ素化合物の製造方法。
【請求項9】
下記式(A1)又は式(A2)で表される含フッ素化合物。
G
1
-C(-R
a
)(-R
b
)-CH
2
-L 式(A1)
L-CH
2
-{C(-R
a
)(-R
b
)-G
2
-}
n
C(-R
a
)(-R
b
)-CH
2
-L 式(A2)
ただし、式中、
R
a
は、フッ素原子、又はフルオロアルキル基であり、R
a
が複数ある場合、当該R
a
は同一であっても異なっていてもよく、
R
b
は、水素原子、又はフルオロアルキル基であり、R
b
が複数ある場合、当該R
b
は同一であっても異なっていてもよく、
G
1
は、(ポリ)オキシフルオロアルキレン鎖を有する1価の基、水素原子、アルキル基、又はフルオロアルキル基であり、
G
2
は、(ポリ)オキシフルオロアルキレン鎖を有する2価の基、単結合、アルキレン基、又はフルオロアルキレン基であり、
Lはスルホナート基であって、式(A2)において複数あるLは、各々同一であっても異なっていてもよく、
nは0又は1である。
【請求項10】
式(A1)において、G
1
が(ポリ)オキシフルオロアルキレン鎖を有する1価の基、又はペルフルオロアルキル基である、請求項9に記載の含フッ素化合物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、含フッ素化合物の製造方法及び含フッ素化合物に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
フッ素化合物は、農薬、医薬、機能性材料など多様な分野で用いられており、多様な構造をより簡易な方法で合成することが求められている。
【0003】
フルオロアルキル基にアルキル基が結合した構造を有する化合物の合成方法に関し、種々の検討がなされている。
例えば特許文献1には、オレフィン化合物にペルフルオロアルキルブロミドをラジカル反応で付加する、含フッ素化合物の製造方法が開示されている。
【0004】
特許文献2の実施例には、求電子剤であるR
f
-CF
2
CH
2
CH
2
-I(R
f
はペルフルオロアルキル基)にグリニャール試薬を反応させる方法が開示されている。
【0005】
また、非特許文献1には、求電子性ペルフルオロアルキル化剤として、下式で表される化合物が開示されている。
【0006】
TIFF
2025170411000001.tif
34
28
ただし、R
f
はn-C
m
F
2m+1
、TfはSO
2
CF
3
、RはH又はFである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2018-43940号公報
国際公開第2018/228975号
【非特許文献】
【0008】
Teruo Umemoto, “Electrophilic Perfluoroalkylating Agents”, Chem. Rev. 1996, 96, 1757-1777
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上記特許文献1の手法は、オレフィンが反応するため、炭素-炭素二重結合を有する化合物の合成には不適であり、また、求電子剤の種類が限定される。また生成物が更にラジカル反応してテロメイリゼーションし得るため、多種の副生物が生成される。
上記特許文献2の求電子剤は入手が容易でなかった。
また上記非特許文献1の求電子性ペルフルオロアルキル化剤は合成に多段階の工程が必要であり、収率が低くなり、また求電子剤として高価なものであった。
【0010】
本発明は、入手容易な化合物を用いて、比較的温和な反応条件で含フッ素化合物を製造する含フッ素化合物の製造方法及び、当該製造方法に好適に用いられる含フッ素化合物並びに当該製造方法により得られる含フッ素化合物の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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