TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025170402
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-18
出願番号
2025145354,2023197342
出願日
2025-09-02,2023-11-21
発明の名称
ビーム装置制御方法
出願人
禾榮科技股フン有限公司
,
HERON NEUTRON MEDICAL CORP.
代理人
個人
主分類
A61N
5/10 20060101AFI20251111BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】ビーム装置制御システムおよびビーム装置制御方法を提供する。
【解決手段】サイクロトロンシステムを制御するビーム装置制御システムであって、前記ビーム装置制御システムは、陽子線調節モジュール、中性子線調節モジュール、および治療調節モジュールを実行するように構成され、前記陽子線調節モジュールは、前記サイクロトロンシステムに第1の陽子線を生成させるかを決定し、陽子線調節ステップの完了をマークし、前記中性子線調節モジュールは、前記サイクロトロンシステムに第1の中性子線を生成させ、前記第1の中性子線が第1の中性子線の仕様を満たしていることを確認し、中性子線調節ステップの完了をマークし、且つ治療調節モジュールが、前記サイクロトロンシステムに第2の中性子線の生成を命令し、前記第2の中性子線が治療ニーズを満たしているかを確認し、治療調節ステップが完了したことをマークするビーム装置制御システム。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
サイクロトロンシステムを制御するビーム装置制御システムであって、前記ビーム装置制御システムは、
治療制御アプリケーションプログラムを記憶するように構成された記憶装置、および
前記治療制御アプリケーションプログラムを実行して以下のモジュール、陽子線調節モジュール、中性子線調節モジュール、および治療調節モジュールを実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、
前記陽子線調節モジュールが実行されるとき、以下のステップ、
前記サイクロトロンシステムに第1の陽子線を生成させるかどうかを決定するステップと、
前記第1の陽子線が第1の陽子線の仕様を満たしていることを確認した後、前記サイクロトロンシステムに前記第1の陽子線の出力を停止させ、陽子線調節ステップが完了したことをマークするステップとを実行し、
前記中性子線調節モジュールが実行されるとき、以下のステップ、
前記陽子線調節ステップが完了したとしてマークされ、前記サイクロトロンシステムの状態が中性子線生成条件を満たしていることを確認した後、前記サイクロトロンシステムに第1の中性子線を生成させるステップと、
前記第1の中性子線が第1の中性子線の仕様を満たしていることを確認するステップと、
前記サイクロトロンシステムに前記第1の中性子線の出力を停止させた後、中性子線調節ステップが完了したことをマークするステップとを実行し、且つ
治療調節モジュールが実行されるとき、以下のステップ、
前記中性子線調節ステップが完了したとしてマークされ、前記サイクロトロンシステムの状態が治療線生成条件を満たしていることを確認した後、前記サイクロトロンシステムに第2の中性子線を生成するように命令するステップと、
前記第2の中性子線が治療ニーズを満たしているかどうかを確認するステップと、
前記サイクロトロンシステムに前記第2の中性子線の出力を停止させた後、治療調節ステップが完了したことをマークするステップとを実行するビーム装置制御システム。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
前記サイクロトロンシステムが前記第1の陽子線を生成するための陽子線生成条件は、第1のファラデーカップがオンであり、第2のファラデーカップがオフであることを含み、
前記サイクロトロンシステムが前記第1の中性子線を生成するための陽子線生成条件は、第1のファラデーカップがオンであり、第2のファラデーカップがオンであることを含み、且つ
前記サイクロトロンシステムが前記第2の中性子線を生成するための治療線生成条件は、第1のファラデーカップがオンであり、第2のファラデーカップがオンであることを含む請求項1に記載のビーム装置制御システム。
【請求項3】
前記第1の陽子線が前記第1の陽子線の仕様を満たしていることを確認する前記陽子線調節モジュールは、第1のビームプロファイルモニタおよび第2のビームプロファイルモニタの測定結果が前記第1の陽子線の仕様を満たしているかどうかを確認することを含む請求項1に記載のビーム装置制御システム。
【請求項4】
前記第1の陽子線が前記第1の陽子線の仕様を満たしていることを確認する前記陽子線調節モジュールは、第1の連続波変流器の電流値と第2の連続波変流器の電流値が前記第1の陽子線の仕様を満たすかどうかを確認することを含む請求項1に記載のビーム装置制御システム。
【請求項5】
前記第1の中性子線が前記第1の中性子線の仕様を満たしていることを確認する前記中性子線調節モジュールは、中性子強度検出器の測定結果が第1の中性子線の仕様を満たしているかどうかを確認することを含む請求項1に記載のビーム装置制御システム。
【請求項6】
前記第2の中性子線が治療ニーズを満たしているかどうかを確認する前記治療調節モジュールは、サイクロトロンシステムの中性子計数率が予め設定された中性子数条件を満たしているかどうかを確認することを含む請求項1に記載のビーム装置制御システム。
【請求項7】
前記陽子線調節モジュールは、前記ビーム装置制御システムが、前記陽子線が生成されるようにする前に、安全条件が満たされているかどうかを確認する請求項1に記載のビーム装置制御システム。
【請求項8】
サイクロトロンシステムを制御するビーム装置制御方法であって、前記ビーム装置制御方法は、
前記サイクロトロンシステムに第1の陽子線を生成させるかどうかを決定するステップと、
前記第1の陽子線が第1の陽子線の仕様を満たしていることを確認した後、前記サイクロトロンシステムに前記第1の陽子線の出力を停止させ、陽子線調節ステップが完了したことをマークするステップとを含む陽子線調節ステップ、
前記陽子線調節ステップが完了したとしてマークされ、前記サイクロトロンシステムの状態が中性子線生成条件を満たしていることを確認した後、前記サイクロトロンシステムに第1の中性子線を生成するようにさせるステップと、
前記第1の中性子線が第1の中性子線の仕様を満たしていることを確認するステップと、
前記サイクロトロンシステムに前記第1の中性子線の出力を停止させた後、中性子線調節ステップが完了したことをマークするステップとを含む中性子線調節ステップ、および
前記中性子線調節ステップが完了したとしてマークされ、前記サイクロトロンシステムの状態が治療線生成条件を満たしていることを確認した後、前記サイクロトロンシステムに第2の中性子線を生成するように命令するステップと、
前記第2の中性子線が治療ニーズを満たしているかどうかを確認するステップと、
前記サイクロトロンシステムに前記第2の中性子線の出力を停止させた後、治療調節ステップが完了したことをマークするステップとを含む治療調節ステップを含むビーム装置制御方法。
【請求項9】
前記サイクロトロンシステムが前記第1の陽子線を生成するための陽子線生成条件は、第1のファラデーカップがオンであり、第2のファラデーカップがオフであることを含み、
前記サイクロトロンシステムが前記第1の中性子線を生成するための陽子線生成条件は、第1のファラデーカップがオンであり、第2のファラデーカップがオンであることを含み、且つ
前記サイクロトロンシステムが前記第2の中性子線を生成するための治療線生成条件は、第1のファラデーカップがオンであり、第2のファラデーカップがオンであることを含む請求項8に記載のビーム装置制御方法。
【請求項10】
前記第1の陽子線が前記第1の陽子線の仕様を満たしていることを確認するステップは、第1のビームプロファイルモニタおよび第2のビームプロファイルモニタの測定結果が前記第1の陽子線の仕様を満たしているかどうかを確認することを含む請求項1に記載のビーム装置制御システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本出願は、2023年2月4日に出願された台湾特許出願番号第112103962号についての優先権を主張するものであり、これらの全ては引用によって本願に援用される。
続きを表示(約 2,600 文字)
【0002】
本発明は、ビーム装置制御システムおよびビーム装置制御方法に関するものである。
【背景技術】
【0003】
ビーム装置は、エネルギーを持ったビームを生成させる装置である。これらは、ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)などの医療分野でよく用いられる。ビームには透過性があり、一定の危険性があるため、ビーム装置の使用は、安全な状態で用いられることを確実にするように規制される必要がある。
【0004】
ビームを用いて治療が行なわれるとき、陽子線と中性子線の品質保証(QA)と品質管理(QC)を継続的に行い、治療用中性子線が安定して安全であることを確保する必要がある。試験用の陽子線および試験用の中性子線の全てがQA/QCを完了した後、治療用中性子線が生成され、照射治療を行うことができる。しかしながら、現在の従来技術では、陽子線および中性子線のQA/QC手順制御を実行できるシステムがない。従って、実際には、安全上のリスク、時間とエネルギーの浪費、または機械的故障につながる可能性のある手順の誤りによって損害が生じる可能性のある状況がある。
【0005】
上述の問題に鑑み、本開示は、陽子線と中性子線の生成を共に制御して、各治療の過程の手順が正しいことを保証し、安全性を向上させ、人身傷害や装置損傷のリスクを低減することができるビーム装置制御システムおよび方法を提供する。また、本開示で開示されたビーム装置制御システムおよび方法を用いることにより、無駄な時間消費やエネルギー消費が減少され、精度が向上されることができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ビーム装置制御システムおよびビーム装置制御方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施形態は、サイクロトロンシステムを制御するビーム装置制御システムを提供する。ビーム装置制御システムは、治療制御アプリケーションプログラムを記憶するように構成された記憶装置と、治療制御アプリケーションプログラムを実行して以下のモジュール、陽子線調節モジュール、中性子線調節モジュール、および治療調節モジュールを実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサとを含む。実行されるとき、陽子線調節モジュールは以下のステップ、サイクロトロンシステムに第1の陽子線を生成させるかどうかを決定するステップと、第1の陽子線が第1の陽子線の仕様を満たしていることを確認した後、サイクロトロンシステムに第1の陽子線の出力を停止させ、陽子線調節ステップが完了したことをマークするステップとを実行する。実行されるとき、中性子線調節モジュールは以下のステップ、陽子線調節ステップが完了したとしてマークされ、サイクロトロンシステムの状態が中性子線生成条件を満たしていることを確認した後、サイクロトロンシステムに第1の中性子線を生成させるステップと、第1の中性子線が第1の中性子線の仕様を満たしていることを確認するステップと、サイクロトロンシステムに第1の中性子線の出力を停止させた後、中性子線調節ステップが完了したことをマークするステップとを実行する。実行されるとき、治療調節モジュールは以下のステップ、中性子線調節ステップが完了したとしてマークされ、サイクロトロンシステムの状態が治療線生成条件を満たしていることを確認した後、サイクロトロンシステムに第2の中性子線を生成するように命令するステップと、第2の中性子線が治療ニーズを満たしているかどうかを確認するステップと、サイクロトロンシステムに第2の中性子線の出力を停止させた後、治療調節ステップが完了したことをマークするステップとを実行する。
【0008】
本発明の実施形態は、サイクロトロンシステムを制御するビーム装置制御方法を提供する。ビーム装置制御方法は、陽子線調節ステップ、中性子線調節ステップ、および治療調節ステップを含む。陽子線調節ステップは、サイクロトロンシステムに第1の陽子線を生成させるかどうかを決定するステップと、第1の陽子線が第1の陽子線の仕様を満たしていることを確認した後、サイクロトロンシステムに第1の陽子線の出力を停止させ、陽子線調節ステップが完了したことをマークするステップとを含む。中性子線調節ステップは、陽子線調節ステップが完了したとしてマークされ、サイクロトロンシステムの状態が中性子線生成条件を満たしていることを確認した後、サイクロトロンシステムに第1の中性子線を生成するようにさせるステップと、第1の中性子線が第1の中性子線の仕様を満たしていることを確認するステップと、サイクロトロンシステムに第1の中性子線の出力を停止させた後、中性子線調節ステップが完了したことをマークするステップとを含む。治療調節ステップは、中性子線調節ステップが完了したとしてマークされ、サイクロトロンシステムの状態が治療線生成条件を満たしていることを確認した後、サイクロトロンシステムに第2の中性子線を生成するように命令するステップと、第2の中性子線が治療ニーズを満たしているかどうかを確認するステップと、サイクロトロンシステムに第2の中性子線の出力を停止させた後、治療調節ステップが完了したことをマークするステップとを含む。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の実施形態1のビーム装置制御システム1のブロック図を示している。
図2は、サイクロトロンシステム13の構造概略図を示している。
図3は、本発明の実施形態2の陽子線装置制御方法の陽子線の調節(regulatory)ステップのフローチャートを示している。
図4は、本発明の実施形態2のビーム装置制御方法の中性子線の調節ステップのフローチャートを示している。
図5は、本発明の実施形態2のビーム装置制御方法の治療の調節ステップのフローチャートを示している。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。開示された実施形態は単なる例示であり、本発明の範囲はそれらに限定されない。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
個人
貼付剤
22日前
個人
簡易担架
4日前
個人
腋臭防止剤
4日前
個人
短下肢装具
3か月前
個人
足踏み器具
11日前
個人
嚥下鍛錬装置
4か月前
個人
排尿補助器具
1か月前
個人
前腕誘導装置
4か月前
個人
胸骨圧迫補助具
2か月前
個人
ウォート指圧法
1か月前
個人
汚れ防止シート
1か月前
個人
ホバーアイロン
7か月前
個人
アイマスク装置
2か月前
個人
バッグ式オムツ
5か月前
個人
腰ベルト
25日前
個人
矯正椅子
5か月前
個人
歯の修復用材料
4か月前
個人
陣痛緩和具
4か月前
個人
歯の保護用シール
5か月前
個人
湿布連続貼り機。
3か月前
個人
哺乳瓶冷まし容器
3か月前
個人
美容セット
13日前
個人
シャンプー
6か月前
個人
排尿排便補助器具
6日前
株式会社コーセー
化粧料
1か月前
個人
エア誘導コルセット
2か月前
株式会社大野
骨壷
4か月前
個人
性行為補助具
3か月前
株式会社八光
剥離吸引管
5か月前
個人
治療用酸化防御装置
2か月前
個人
形見の製造方法
5か月前
株式会社ニデック
眼科装置
2か月前
株式会社GSユアサ
歩行器
6か月前
株式会社ニデック
眼科装置
2か月前
株式会社ニデック
眼科装置
5か月前
個人
高気圧環境装置
5か月前
続きを見る
他の特許を見る