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公開番号2025170078
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-14
出願番号2025149928,2021095624
出願日2025-09-10,2021-06-08
発明の名称包装機及び包装機のイベント監視プログラム
出願人株式会社寺岡精工
代理人弁理士法人英知国際特許商標事務所
主分類B65B 11/26 20060101AFI20251107BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】
包装機でのトラブルの原因が多岐に亘るところ、サービスマンが現地に駆けつけて対応するのでは不十分であった。そこで、早期にトラブル解決・復旧のできる対応策が求められていた。
【解決手段】
撮像手段と、イベント検知手段と、制御手段とを備える包装機であって、前記撮像手段は、包装機の包装処理を撮像し、前記イベント検知手段は、包装機に関係するイベントを検知し、前記制御手段は、イベントが発生した場合、撮像されたデータを前記イベントと関連付けて記憶手段に記録の開始命令を出力することを特徴とする包装機。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
撮像手段と、イベント検知手段と、制御手段とを備える包装機であって、
前記撮像手段は、包装機の包装処理を撮像し、
前記イベント検知手段は、包装機に関係するイベントを検知し、
前記制御手段は、イベントが発生した場合、撮像されたデータを前記イベントと関連付けて記憶手段に記録の開始命令を出力する
ことを特徴とする包装機。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記包装機は、包装処理を撮像したデータを記録する内蔵又は外付けの記憶手段を有し、さらに、送信手段を有し、
前記送信手段は、前記データを送信する前に当該データを送信することの承認を求める
ことを特徴とする請求項1に記載の包装機。
【請求項3】
前記撮像手段は、包装機の包装処理を別々の撮像範囲から撮像する複数の撮像手段であり、
前記制御手段は、複数の撮像手段のうちいずれか一つの前記撮像手段でイベントが発生した場合、イベントが発生した当該撮像手段及び当該撮像手段以外の撮像手段で撮像されたデータを前記イベントと関連付けて前記記憶手段に記録の指示命令を出力し、
前記記憶手段は、当該指示命令を受けてイベントが発生した当該撮像手段及び当該撮像手段以外の撮像手段で撮像されたデータを前記イベントと関連付けて記録する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の包装機。
【請求項4】
前記記憶手段は、イベントが発生した当該撮像手段について、イベントの検知時刻を基準とした前後の撮像データを前記イベントに関連付けて記憶し、かつ、当該撮像手段以外の撮像手段については、前記イベントの検知時刻に所定の時間差を設けた時刻を基準とした前後の撮像データを前記イベントに関連付けて記憶する
ことを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の包装機。
【請求項5】
前記記憶手段に記録された包装処理を撮像したデータを表示する表示制御手段を有し、
前記表示制御手段は前記イベントと包装処理情報と包装処理を撮像したデータを表示する
ことを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の包装機。
【請求項6】
前記表示制御手段は、前記記憶手段からイベントが発生した前記撮像手段を表示する場合に当該撮像手段以外の撮像手段で撮像されたデータを関連付けて表示する
ことを特徴とする請求項3から5の何れか一項に記載の包装機。
【請求項7】
前記記憶手段は、前記イベントを検知した際、所定期間の包装処理を撮像したデータを記憶する
ことを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の包装機。
【請求項8】
イベント検知手段と制御手段とが備えられるとともに、撮像手段及び/又は記憶手段が備えられ、ないしは、接続された包装機のコンピュータを、
包装機の包装処理を撮像したデータを一時記憶する一時記憶手段、
包装機に対するイベントの検知受付手段、
前記検知受付手段に入力があった場合に、一時記憶された撮像データを前記イベントと関連付けて記憶手段に記録させる制御手段、
として機能させることを特徴とする包装機のイベント監視プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、包装機及び包装機のイベント監視プログラムに関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
フィルムを折り込むことにより被包装物を包む包装機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-057004号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した包装機では、フィルムの送り部材への引っ掛かりや貼り付き等を防止する対策が図られている。しかし、包装機でのトラブルはフィルム送り機構部分に限られるものではなく、被包装物の搬送機構部分やフィルムを包み込む包装機構部分等、機械装置の至るところで発生する。このことに加え、オペレータの不適切な操作によるヒューマンエラー等、トラブルの原因は多岐に亘るものである。そして、一度エラーが発生すると、オペレータでは何処に問題があるのか判断がつかないことも多く、原因究明から開始しなければならない等、復旧には時間を要することが少なくなかった。現状では、サービスマンが現地に駆けつけて対応するのであるが、到着するまでには時間が掛かることもあり、早期対応という点では不十分であった。
そこで、早期にトラブルを解決して装置の復旧ができる対応策が求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
このような課題に鑑みて、本発明は、少なくとも以下の構成を具備する。
撮像手段と、イベント検知手段と、制御手段とを備える包装機であって、前記撮像手段は、包装機の包装処理を撮像し、前記イベント検知手段は、包装機に関係するイベントを検知し、前記制御手段は、イベントが発生した場合、撮像されたデータを前記イベントと関連付けて記憶手段に記録の開始命令を出力することを特徴とする。
ここで、包装機の包装処理とはフィルムを包み込む処理に限定されるものではなく、被包装物の搬送処理やフィルム送り処理等の包装機が制御を担う処理一般の広義の意味で理解されるものである。また、イベント検知手段とはトラブルが発生したことを検知手段により検知する態様であってもよいし、トラブルが発生したかもしれないと感じたオペレータがスタートスイッチを操作する等、人による操作を検知する態様であってもよく、トラブルに関連する広義のものとして理解されるものである。また、撮像されたデータをイベントと関連付けて記録させるということは、撮像データにイベントの情報(いつ、どこで生じたイベントであるのかといったイベントに関する何らかの情報)を含むようにして記録させるという意味である。さらに、包装機は撮像されたデータを記録手段に記録させることを要件とするものであって、記憶手段は必ずしも包装機内部に備えられていなくてもよい。すなわち、記憶手段は、包装機に接続される包装機の近傍に配置される記憶媒体の他、有線ないし無線による通信線を介して離れた場所に存在するものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0006】
前提となる包装機の一例を示す斜視図である。
前提となる包装機の一例を示す側面概念図である。
前提となる包装機の一例を示す正面概念図である。
本発明の実施形態に係る包装機の一例を示す斜視図である。
本発明の実施形態に係る包装機の電気的な機能ブロックの一例を示す図である。
本発明の実施形態に係る包装機における撮像設定を行う画面の一例である。
本発明の実施形態に係る包装機における録画確認ボタンのアイコンが設けられた商品登録画面の一例である。
本発明の実施形態に係る包装機における録画データの履歴確認画面の一例である。
本発明の実施形態に係る包装機における動画ファイルの項目が表示される画面の一例である。
本発明の実施形態に係る包装機における録画データの転送の可否を選択する画面の一例である。
録画動作の仕組みを示す説明図である。
本発明の実施形態に係る包装機における異常時の録画再生画像の一例である。
外部装置で監視している際の監視画像の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明の実施形態に係る包装機は、撮像手段と、イベント検知手段と、制御手段とを備え、前記撮像手段は、包装機の包装処理を撮像し、イベント検知手段は、包装処理で発生したイベントを検知し、前記制御手段は、包装処理でイベントが発生した場合、撮像されたデータを前記イベントと関連付けて記憶手段に記録させることを特徴とする。
【0008】
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。本発明の実施形態は図示の内容を含むが、これのみに限定されるものではない。尚、以後の各図の説明で、既に説明した部位と共通する部分は同一符号を付して重複説明を一部省略する。
【0009】
(前提となる包装機の構成)
図1は前提となる包装機100の一例を示す斜視図である。
包装機100は、例えば延伸フィルム等のフィルムを用いて被包装物(食料品等の商品など)を包装する。
詳細には、包装機100は、その本体部100Bに包装部bなどを有し、本体部100Bの正面上部に表示操作部39が設けられている。表示操作部39は、キーボードやタッチパネル等からなる操作部と、液晶表示装置等で構成された表示部とを備えている。操作部は各種データ及び各種指令の入力操作のためのものである。表示部は、CPUの指令に基づいて入力データの表示、プリセットデータの表示、各種メッセージの表示を行うものである。この表示操作部39は、別名コンソール部とも呼ばれる。
【0010】
包装機100の本体部100Bの正面には搬送部110が設けられており、当該搬送部110から計量部50を経由して包装機100内へと被包装物が送り込まれる。また、包装機100の本体部100Bの左部分には、フィルムを送り出すための案内部4が設けられている。さらに、包装機100の本体部100Bの上方内部にはフィルムで被包装物を包み込むための包装部bが設けられている。
これら搬送部110、計量部50、案内部4、包装部bの連携作業を包装機100が担うことになる。搬送部110は、その搬送面上に載置された被包装物を搬送方向(図1に示す例では前から後方向)へ搬送することによって、被包装物を本体部100B内へと導入する。案内部4は、包装機の本体部100Bに備えられたフィルムロール配置部にセットされたフィルムロールからフィルムを繰り出し、フィルム保持部を介して一対のフィルム把持部(フィルムフィード機構)へフィルムを引き渡し、このフィルム把持部によりフィルムの幅方向の両側端部を挟持しながら移送して包装部bへ供給する。そして、包装部bにて両側端部が挟持されたフィルムに向けて、搬送部により搬送された被包装物(商品)をエレベータ2により突き上げ、フィルム包装を行う。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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