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公開番号2025166577
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-06
出願番号2024070696
出願日2024-04-24
発明の名称販売データ処理装置、モード制御方法、およびプログラム
出願人株式会社寺岡精工
代理人個人,個人
主分類G07G 1/12 20060101AFI20251029BHJP(チェック装置)
要約【課題】練習モードで動作させることに伴う店舗スタッフの不正を防止すること。
【解決手段】販売データ処理装置は、モード制御手段と、取得手段と、制限手段とを備える。前記モード制御手段は、取引において店員から商品の登録操作を受け付ける登録モードと、店員が練習するために前記登録操作を受け付ける練習モードとを含む複数の動作モードのうち、一の動作モードを制御する。前記制限手段は、前記モード制御手段によって制御される前記練習モードについて所定の制限を行い、前記登録モードについて前記所定の制限を行わない。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項１】
取引において店員から商品の登録操作を受け付ける登録モードと、店員が練習するために前記登録操作を受け付ける練習モードとを含む複数の動作モードのうち、一の動作モードを制御するモード制御手段と、
前記モード制御手段によって制御される前記練習モードについて所定の制限を行い、前記登録モードについて前記所定の制限を行わない制限手段と、
を備えることを特徴とする販売データ処理装置。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記制限手段は、時間帯に応じて前記練習モードの制御を制限する、
ことを特徴とする請求項１に記載の販売データ処理装置。
【請求項３】
営業時間を示す時間情報を取得する取得手段を備え、
前記制限手段は、前記取得手段によって取得される前記時間情報に基づいて、営業時間中ではない場合に前記練習モードの制御を許容し、営業時間中である場合に前記練習モードの制御を制限する、
請求項２に記載の販売データ処理装置。
【請求項４】
前記練習モードは、前記登録操作を受け付ける商品登録処理と、前記商品登録処理の後に行われる精算処理とを含み、
前記制限手段は、前記商品登録処理を許容し、前記精算処理を制限する、
請求項１または２に記載の販売データ処理装置。
【請求項５】
所定の操作権限を有する店舗スタッフを認証する認証手段を備え、
前記制限手段は、前記認証手段の認証結果に基づいて、前記練習モードの制御を許容する、
ことを特徴とする請求項１または２に記載の販売データ処理装置。
【請求項６】
前記登録モードでの前記登録操作に基づく実績データと、前記練習モードでの前記登録操作に基づく実績データとを、それぞれ記憶部に記憶させる記憶制御手段と、
前記記憶部に記憶されたそれぞれの実績を通知する通知手段と、
を備えることを特徴とする請求項１または２に記載の販売データ処理装置。
【請求項７】
販売データ処理装置が、
取引において店員から商品の登録操作を受け付ける登録モードと、店員が練習するために前記登録操作を受け付ける練習モードとを含む複数の動作モードのうち、一の動作モードを制御するモード制御工程と、
前記モード制御工程において制御される前記練習モードについて所定の制限を行い、前記登録モードについて前記所定の制限を行わない制限工程と、
を含む処理を実行することを特徴とするモード制御方法。
【請求項８】
販売データ処理装置のコンピュータを、
取引において店員から商品の登録操作を受け付ける登録モードと、店員が練習するために前記登録操作を受け付ける練習モードとを含む複数の動作モードのうち、一の動作モードを制御するモード制御手段、
前記モード制御手段によって制御される前記練習モードについて所定の制限を行い、前記登録モードについて前記所定の制限を行わない制限手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、販売データ処理装置、モード制御方法、およびプログラムに関する。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、キャッシュレジスタは、動作モードとして、通常の商品登録を行う登録モードのほかにも、練習用の練習モードで動作可能なものが知られている（例えば、特許文献１参照。）。練習モードでは、商品に付されたバーコードを読み取るといった通常の登録モードと同じ動作が可能である。ただし、練習モードは、実際に取引が行われるものではないことから、練習モード中に生成された登録データは、取引実績データとして記憶されない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１６－００４３５５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、従来技術では、悪意のある店舗スタッフによって、練習モードで制御させることに伴う不正が行われてしまうおそれがある、という問題があった。具体的には、練習モードでは登録データが取引実績データとして記憶されないことから、悪意のある店舗スタッフが、営業時間中に動作モードを練習モードで制御させることによって、顧客から受け取った現金をレジに収納することなく、そのまま窃取するという不正が行われてしまうおそれがある、という問題があった。
【０００５】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、店舗スタッフの不正を防止することができる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上述した課題を解決するために、本発明の一態様である販売データ処理装置は、取引において店員から商品の登録操作を受け付ける登録モードと、店員が練習するために前記登録操作を受け付ける練習モードとを含む複数の動作モードのうち、一の動作モードを制御するモード制御手段と、前記モード制御手段によって制御される前記練習モードについて所定の制限を行い、前記登録モードについて前記所定の制限を行わない制限手段と、を備えることを特徴とする販売データ処理装置である。
【０００７】
上述した課題を解決するために、本発明の他の態様であるモード制御処理方法は、販売データ処理装置が、取引において店員から商品の登録操作を受け付ける登録モードと、店員が練習するために前記登録操作を受け付ける練習モードとを含む複数の動作モードのうち、一の動作モードを制御するモード制御工程と、前記モード制御工程において制御される前記練習モードについて所定の制限を行い、前記登録モードについて前記所定の制限を行わない制限工程と、を含む処理を実行することを特徴とするモード制御方法である。
【０００８】
上述した課題を解決するために、本発明の他の態様であるプログラムは、販売データ処理装置のコンピュータを、取引において店員から商品の登録操作を受け付ける登録モードと、店員が練習するために前記登録操作を受け付ける練習モードとを含む複数の動作モードのうち、一の動作モードを制御するモード制御手段、前記モード制御手段によって制御される前記練習モードについて所定の制限を行い、前記登録モードについて前記所定の制限を行わない制限手段、として機能させることを特徴とするプログラムである。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本実施形態に係る販売データ処理システムのネットワーク構成の一例を示す図である。
登録精算装置の外観の一例を示す図である。
登録精算装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
登録精算装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。
本実施形態に係る登録精算装置が行う練習モード開始処理の一例を示すフローチャートである。
本実施形態に係る登録精算装置が行う販売データ処理の一例を示すフローチャートである。
変形例１に係る登録精算装置が行う練習モード開始処理の一例を示すフローチャートである。
変形例１に係る制限練習モード中処理の一例を示すフローチャートである。
変形例２に係る登録精算装置が行う訓練モード選択処理の一例を示すフローチャートである。
店員側表示部に表示される画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
（実施形態）
（販売データ処理システム１のネットワーク構成）
図１は、本実施形態に係る販売データ処理システム１のネットワーク構成の一例を示す図である。販売データ処理システム１は、各種店舗に導入される。各種店舗は、例えば、飲食店や小売店などである。飲食店は、レストラン、居酒屋、喫茶店、食堂、ファーストフード、フードコートなどである。小売店は、例えば、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ドラッグストア、ホームセンタ、百貨店、各種用品店などである。
（【００１１】以降は省略されています）

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