TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025169949
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-14
出願番号2025131223,2022536627
出願日2025-08-06,2020-11-17
発明の名称パレットモードで映像データを符号化するための方法及び装置
出願人アリババ グループ ホウルディング リミテッド
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H04N 19/126 20140101AFI20251107BHJP(電気通信技術)
要約【課題】映像データのパレット符号化を行うための装置及び方法を提供する。
【解決手段】方法は、符号化ユニット(CU)のルマ成分及びCUのクロマ成分が、パレットモードにおいて合同で符号化されるか、それとも個別に符号化されるかを決定することと、ルマ成分及びクロマ成分がパレットモードにおいて合同で符号化されることに応答して、CUに関する第1の最大パレット表サイズを決定すること、CUに関する第1の最大パレット予測子サイズを決定すること、及び第1の最大パレット表サイズ及び第1の最大パレット予測子サイズに基づいてCUを予測することと、を含む。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
符号化ユニット(CU)のルマ成分及び前記CUのクロマ成分が、パレットモードにおいて合同で符号化されるか、それとも個別に符号化されるかを決定することと、
前記ルマ成分及び前記クロマ成分が前記パレットモードにおいて合同で符号化されることに応答して、
前記CUに関する第1の最大パレット表サイズを決定すること、
前記CUに関する第1の最大パレット予測子サイズを決定すること、及び
前記第1の最大パレット表サイズ及び前記第1の最大パレット予測子サイズに基づいて前記CUを予測することと、
を含む、パレット符号化方法。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記CUに関する前記第1の最大パレット表サイズを決定することが、
映像ビットストリームにおいてシグナリングされた第1のシンタックス要素の値に基づいて、前記CUに関する前記第1の最大パレット表サイズを決定することと、
前記第1のシンタックス要素の前記値、及び前記映像ビットストリームにおいてシグナリングされた第2のシンタックス要素の値に基づいて、前記CUに関する前記第1の最大パレット予測子サイズを決定することと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記CUに関する前記第1の最大パレット予測子サイズを決定することが、
前記第1のシンタックス要素の前記値及び前記第2のシンタックス要素の前記値の合計となるように、前記CUに関する前記第1の最大パレット予測子サイズを決定することを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のシンタックス要素及び前記第2のシンタックス要素が、前記CUに関連付けられたシーケンスパラメータセット(SPS)又はピクチャヘッダ(PH)においてシグナリングされる、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記ルマ成分及び前記クロマ成分が前記パレットモードにおいて個別に符号化されることに応答して、
前記第1の最大パレット表サイズに基づいて、前記CUに関する第2の最大パレット表サイズを決定すること、
前記第1の最大パレット予測子サイズに基づいて、前記CUに関する第2の最大パレット予測子サイズを決定すること、及び
前記第2の最大パレット表サイズ及び前記第2の最大パレット予測子サイズに基づいて前記CUを予測すること、
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記CUに関する前記第1の最大パレット表サイズを決定することが、
第1の所定の値となるように、前記CUに関する前記第1の最大パレット表サイズを決定することと、
第2の所定の値となるように、前記CUに関する前記第1の最大パレット予測子サイズを決定することと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第1の所定の値が31であり、及び
前記第2の所定の値が63である、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記ルマ成分及び前記クロマ成分が前記パレットモードにおいて個別に符号化されることに応答して、
第3の所定の値となるように、前記CUに関する第3の最大パレット表サイズを決定すること、及び
前記第3の最大パレット表サイズに基づいて前記CUを予測すること、
をさらに含み、
前記第3の所定の値が、前記第1の所定の値よりも小さい、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記第3の所定の値が15である、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記ルマ成分及び前記クロマ成分が前記パレットモードにおいて個別に符号化されること、並びに前記CUが単一ツリースライスの一部であることに応答して、前記第1の最大パレット予測子サイズに基づいて前記CUを予測することをさらに含む、請求項8に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
[0001] 本開示は、全体として本明細書に援用される、2019年12月30日に出願された米国仮特許出願第62/954,843号に対する優先権を主張するものである。
続きを表示(約 3,800 文字)【0002】
技術分野
[0002] 本開示は、一般に映像処理に関し、より詳細には、パレットモードにおけるルマ成分及びクロマ成分に関する符号化ツリー構造に基づいて、最大パレット表サイズ及び最大パレット予測子サイズのシグナリング及び決定を行うための方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0003】
背景
[0003] 映像は、視覚情報を捕捉する一連の静止ピクチャ(又は「フレーム」)である。記憶メモリ及び伝送帯域幅を減少させるために、映像は、記憶又は伝送前に圧縮され、表示前に復元され得る。圧縮プロセスは、通常、エンコーディングと呼ばれ、復元プロセスは、通常、デコーディングと呼ばれる。最も一般的には、予測、変換、量子化、エントロピー符号化、及びインループフィルタリングに基づく、標準化映像符号化技術を用いる様々な映像符号化フォーマットが存在する。特定の映像符号化フォーマットを指定する、HEVC(High Efficiency Video Coding)/H.265標準規格、VVC(Versatile Video Coding)/H.266標準規格、AVS標準規格などの映像符号化標準規格が、標準化機関によって開発されている。ますます高度な映像符号化技術が、映像標準規格に採用されるにつれて、新しい映像符号化標準規格の符号化効率は、ますます高くなる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
開示の概要
[0004] 幾つかの実施形態では、例示的パレット符号化方法は、符号化ユニット(CU)のルマ成分及びCUのクロマ成分が、パレットモードにおいて合同で符号化されるか、それとも個別に符号化されるかを決定することと、ルマ成分及びクロマ成分がパレットモードにおいて合同で符号化されることに応答して、CUに関する第1の最大パレット表サイズを決定すること、CUに関する第1の最大パレット予測子サイズを決定すること、及び第1の最大パレット表サイズ及び第1の最大パレット予測子サイズに基づいてCUを予測することと、を含む。
【0005】
[0005] 幾つかの実施形態では、例示的映像処理装置が、命令を保存するための少なくとも1つのメモリと、少なくとも1つのプロセッサと、を含む。少なくとも1つのプロセッサは、CUのルマ成分及びCUのクロマ成分が、パレットモードにおいて合同で符号化されるか、それとも個別に符号化されるかを決定することと、ルマ成分及びクロマ成分がパレットモードにおいて合同で符号化されることに応答して、CUに関する第1の最大パレット表サイズを決定すること、CUに関する第1の最大パレット予測子サイズを決定すること、及び第1の最大パレット表サイズ及び第1の最大パレット予測子サイズに基づいてCUを予測することと、を装置に行わせるために命令を実行するように構成される。
【0006】
[0006] 幾つかの実施形態では、例示的非一時的コンピュータ可読記憶媒体が、命令セットを保存する。命令セットは、CUのルマ成分及びCUのクロマ成分が、パレットモードにおいて合同で符号化されるか、それとも個別に符号化されるかを決定することと、ルマ成分及びクロマ成分がパレットモードにおいて合同で符号化されることに応答して、CUに関する第1の最大パレット表サイズを決定すること、CUに関する第1の最大パレット予測子サイズを決定すること、及び第1の最大パレット表サイズ及び第1の最大パレット予測子サイズに基づいてCUを予測することと、を映像処理装置に行わせるために1つ又は複数の処理デバイスによって実行可能である。
【0007】
図面の簡単な説明
[0007] 本開示の実施形態及び様々な局面は、以下の詳細な説明及び添付の図面に示される。図面に示される様々な特徴は、一定の縮尺で描かれていない。
【図面の簡単な説明】
【0008】
[0008]本開示の幾つかの実施形態による、映像シーケンス例の構造を示す模式図である。
[0009]本開示の実施形態と一致した、ハイブリッド映像符号化システムの例示的なエンコーディングプロセスを示す模式図である。
[0010]本開示の実施形態と一致した、ハイブリッド映像符号化システムの別の例示的なエンコーディングプロセスを示す模式図である。
[0011]本開示の実施形態と一致した、ハイブリッド映像符号化システムの例示的なデコーディングプロセスを示す模式図である。
[0012]本開示の実施形態と一致した、ハイブリッド映像符号化システムの別の例示的なデコーディングプロセスを示す模式図である。
[0013]本開示の幾つかの実施形態による、映像をエンコード又はデコードするための例示的な装置のブロック図である。
[0014]本開示の幾つかの実施形態による、パレットモードで符号化された例示的なブロックの模式図を示す。
[0015]本開示の幾つかの実施形態による、符号化ユニットのエンコーディング後にパレット予測子を更新する例示的なプロセスの模式図を示す。
[0016]本開示の幾つかの実施形態による、例示的な均一最大予測子サイズ及び最大パレットサイズを示す例示的な表1を示す。
[0017]本開示の幾つかの実施形態による、例示的な最大予測子サイズ及び最大パレットサイズを示す例示的な表2を示す。
[0018]本開示の幾つかの実施形態による、予め定義された最大パレット予測子サイズ及び最大パレットサイズを使用する例示的なデコーディングプロセスを示す例示的な表3を示す。
[0019]本開示の幾つかの実施形態による、予め定義された最大パレット予測子サイズ及び最大パレットサイズを使用するための例示的なパレット符号化シンタックス表を示す例示的な表4を示す。
[0020]本開示の幾つかの実施形態による、個別パレットの最大パレットサイズ及び最大パレット予測子サイズの例示的な導出を示す例示的な表5を示す。
[0021]本開示の幾つかの実施形態による、個別パレットの最大パレットサイズ及び最大パレット予測子サイズの別の例示的な導出を示す例示的な表6を示す。
[0022]本開示の幾つかの実施形態による、例示的なシーケンスパラメータセット(SPS)シンタックス表を示す例示的な表7を示す。
[0023]本開示の幾つかの実施形態による、個別パレットの最大パレットサイズ及び最大パレット予測子サイズの別の例示的な導出を示す例示的な表8を示す。
[0024]本開示の幾つかの実施形態による、個別パレットの最大パレットサイズ及び最大パレット予測子サイズの別の例示的な導出を示す例示的な表9を示す。
[0025]本開示の幾つかの実施形態による、例示的なピクチャヘッダ(PH)シンタックスを示す例示的な表10を示す。
[0026]本開示の幾つかの実施形態による、Iスライス、Pスライス、及びBスライスに関する最大パレットサイズ及び最大パレット予測子サイズの例示的な導出を示す例示的な表11を示す。
[0027]本開示の幾つかの実施形態による、例示的なスライスヘッダ(SH)シンタックスを示す例示的な表12を示す。
[0028]本開示の幾つかの実施形態による、例示的なパレット符号化方法のフローチャートを示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
詳細な説明
[0029] これより、添付の図面に示される例示的な実施形態に詳細に言及する。以下の説明は添付の図面を参照し、かかる図面では、別段の説明のない限り、異なる図面の同じ番号が、同じ又は類似の要素を表す。例示的な実施形態の以下の説明に記載する実施態様は、本発明と一致した全ての実施態様を表すわけではない。代わりに、それらは、添付の特許請求の範囲に記載される本発明に関連する側面と一致した装置及び方法の例に過ぎない。以下に、本開示の特定の側面をより詳細に記載する。援用された用語及び/又は定義と矛盾する場合は、本明細書に提供される用語及び定義が優先する。
【0010】
[0030] ITU-T VCEG(ITU-T Video Coding Expert Group)及びISO/IEC MPEG(ISO/IEC Moving Picture Expert Group)のJVET(Joint Video Experts Team)は、現在、VVC(Versatile Video Coding)/H.266標準規格を開発中である。VVC標準規格は、その先行バージョンであるHEVC(High Efficiency Video Coding)/H.265標準規格の圧縮効率を倍にすることを目的とする。つまり、VVCの目標は、HEVC/H.265と同じ主観的品質を半分の帯域幅で達成することである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

個人
イヤーピース
14日前
個人
イヤーマフ
28日前
個人
監視カメラシステム
1か月前
キーコム株式会社
光伝送線路
1か月前
個人
スイッチシステム
22日前
サクサ株式会社
中継装置
1か月前
サクサ株式会社
中継装置
1か月前
WHISMR合同会社
収音装置
2か月前
個人
スキャン式車載用撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
2か月前
アイホン株式会社
電気機器
2か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
22日前
株式会社リコー
画像形成装置
2か月前
ヤマハ株式会社
放音制御装置
22日前
個人
映像表示装置、及びARグラス
23日前
サクサ株式会社
無線通信装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
2か月前
サクサ株式会社
無線通信装置
1か月前
サクサ株式会社
無線システム
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
2か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
個人
ワイヤレスイヤホン対応耳掛け
2か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
14日前
個人
発信機及び発信方法
1か月前
キヤノン株式会社
撮像システム
2か月前
キヤノン株式会社
情報処理装置
1日前
キヤノン電子株式会社
シート搬送装置
14日前
キヤノン株式会社
画像処理装置
17日前
日本電気株式会社
海底分岐装置
1か月前
株式会社JVCケンウッド
通信システム
1か月前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
1か月前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
1か月前
日本セラミック株式会社
超音波送受信器
1日前
大日本印刷株式会社
写真撮影装置
2か月前
パテントフレア株式会社
超高速電波通信
2か月前
続きを見る