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公開番号
2025169724
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-14
出願番号
2024074739
出願日
2024-05-02
発明の名称
膜タンパク質を包埋した脂質二分子膜の製造方法
出願人
学校法人東京薬科大学
代理人
IBC一番町弁理士法人
主分類
B01J
13/00 20060101AFI20251107BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】プロテオリポソームの作製のような熟練した技術を必要とせず、膜タンパク質を脂質二分子膜に包埋させる確率を高くすることができ、包埋された膜タンパク質の配向性を均一にすることができる、膜タンパク質を包埋した脂質二分子膜の製造方法を提供する。
【解決手段】人工的に作製された脂質二分子膜と、所望の膜タンパク質を含むエクソソームとを接触させることを有する、膜タンパク質を包埋した脂質二分子膜の製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
人工的に作製された脂質二分子膜と、所望の膜タンパク質を含むエクソソームとを接触させることを有する、膜タンパク質を包埋した脂質二分子膜の製造方法。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
前記人工的に作製された脂質二分子膜は、平面脂質二分子膜である、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
人工的に作製された脂質二分子膜と、所望の膜タンパク質を含むエクソソームとを接触させることを有する、脂質二分子膜へ膜タンパク質を包埋させる方法。
【請求項4】
人工的に作製された脂質二分子膜と、所望の膜タンパク質を含むエクソソームとを接触させて、前記脂質二分子膜へ前記膜タンパク質を包埋させることを有する、脂質二分子膜の膜タンパク質の配向性を制御する方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、膜タンパク質を包埋した脂質二分子膜の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
膜タンパク質を取り込んだリポソーム(プロテオリポソーム)を脂質二分子膜と融合させることで、膜タンパク質を包埋させる技術が知られている。
【0003】
プロテオリポソームの作製方法は、次のとおりである。目的の膜タンパク質を発現させた培養細胞から界面活性剤を用いて膜タンパク質を可溶化する。可溶化された膜タンパク質をリン脂質と混合する。透析等の操作によって界面活性剤濃度を低下させると、リポソームが形成される過程で膜タンパク質がリポソーム膜に再構成されプロテオリポソームが形成される。
【0004】
特許文献1には、基板に孔部が設けられ、該孔部の開口が脂質二分子膜によって覆われている脂質二分子膜基板であって、前記孔部の開口に該開口を狭める方向に延びるオーバーハング部が設けられており、前記脂質二分子膜における前記開口を覆っている部分に、膜タンパク質が配置されている脂質二分子膜基板が開示されている。ここで、膜タンパク質が配置されている脂質二分子膜は、プロテオリポソームを脂質二分子膜に添加することにより、プロテオリポソームと脂質二分子膜が融合し、膜タンパク質を脂質二分子膜中に再構成させる方法により作製されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-160718号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、プロテオリポソームを用いて脂質二分子膜に膜タンパク質を包埋させる場合、次のような問題が生じる。プロテオリポソームの作製には、熟練した技術を必要とする。また、プロテオリポソームが界面活性剤処理により活性を低下していることがある。さらに、プロテオリポソームは、脂質二分子膜と容易に膜融合せず、一般に、膜タンパク質の包埋成功確率は、10%以下であるとされている。
【0007】
そこで本発明は、プロテオリポソームの作製のような熟練した技術を必要とせず、膜タンパク質を脂質二分子膜に包埋させる確率を高くすることができ、包埋された膜タンパク質の配向性を均一にすることができる、膜タンパク質を包埋した脂質二分子膜の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、上記の問題を解決すべく、鋭意研究を行った。その結果、人工的に作製された脂質二分子膜と、所望の膜タンパク質を含むエクソソームとを接触させることを有する、膜タンパク質を包埋した脂質二分子膜の製造方法によって上記課題を解決することを見出し、本発明の完成に至った。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、プロテオリポソームの作製のような熟練した技術を必要とせず、膜タンパク質を脂質二分子膜に包埋させる確率を高くすることができ、包埋された膜タンパク質の配向性を均一にすることができる、膜タンパク質を包埋した脂質二分子膜の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
単分子膜貼り合わせ法による人工脂質二分子膜作製の概略図である。
実施例におけるチャネル電流の測定結果を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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