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公開番号2025168740
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-12
出願番号2024073454
出願日2024-04-30
発明の名称たて置円筒容器の支持構造
出願人日立GEベルノバニュークリアエナジー株式会社
代理人ポレール弁理士法人
主分類G21D 1/00 20060101AFI20251105BHJP(核物理;核工学)
要約【課題】
基礎上にラグによりたて置円筒容器を支持するものであっても、いかなる条件下(例えば、既設のたて置円筒容器)でも耐震性を向上させることができること。
【解決手段】
本発明のたて置円筒容器の支持構造は、上記課題を解決するために、基礎上に設置されているたて置円筒容器を、周方向に所定間隔をもって基礎上に設置されている複数のラグにより支持するたて置円筒容器の支持構造であって、複数の前記ラグ間に、前記たて置円筒容器と前記ラグとの付け根部の周方向回転を拘束する耐震補強サポートが設置されていることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基礎上に設置されているたて置円筒容器を、周方向に所定間隔をもって基礎上に設置されている複数のラグにより支持するたて置円筒容器の支持構造であって、
複数の前記ラグ間に、前記たて置円筒容器と前記ラグとの付け根部の周方向回転を拘束する耐震補強サポートが設置されていることを特徴とするたて置円筒容器の支持構造。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
請求項1に記載のたて置円筒容器の支持構造であって、
前記ラグと前記耐震補強サポートは、互いに両側から挟み込むように設置されていることを特徴とするたて置円筒容器の支持構造。
【請求項3】
請求項2に記載のたて置円筒容器の支持構造であって、
前記耐震補強サポートと前記ラグは溶接せず、接触していることを特徴とするたて置円筒容器の支持構造。
【請求項4】
請求項3に記載のたて置円筒容器の支持構造であって、
前記ラグは前記基礎に基礎ボルトにより固定され、前記耐震補強サポートは追設基礎ボルトにより前記基礎に固定されていることを特徴とするたて置円筒容器の支持構造。
【請求項5】
請求項4に記載のたて置円筒容器の支持構造であって、
前記追設基礎ボルトは、想定される水平方向の外力に合わせて設置本数が変更可能であることを特徴とするたて置円筒容器の支持構造。
【請求項6】
請求項5に記載のたて置円筒容器の支持構造であって、
前記耐震補強サポートに形成されている前記追設基礎ボルト用のボルト穴は、前記ラグの径方向に長い長穴であることを特徴とするたて置円筒容器の支持構造。
【請求項7】
請求項1に記載のたて置円筒容器の支持構造であって、
前記ラグ間に干渉物が存在している場合には、前記干渉物が存在している位置に設置されている前記耐震補強サポートは、前記干渉物を避ける形状になっていることを特徴とするたて置円筒容器の支持構造。
【請求項8】
請求項1乃至7のいずれか1項に記載のたて置円筒容器の支持構造であって、
前記たて置円筒容器は、既設のたて置円筒容器であることを特徴とするたて置円筒容器の支持構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はたて置円筒容器の支持構造に係り、例えば、原子力発電所内にたて置きに設置されている熱交換器等のたて置円筒容器をラグで支持するものに好適なたて置円筒容器の支持構造に関する。
続きを表示(約 980 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、原子力発電所内にたて置きに基礎に設置されている熱交換器等のラグ支持たて置円筒容器は、耐震設計が行われた構造となっている。
【0003】
近年、原子力発電所内にたて置きに基礎に設置されている熱交換器等のラグ支持たて置円筒容器においては、2011年3月に発生した東日本大震災を契機に、地震震度の見直しによる高耐震性構造の設計及び津波対策構造の設計が要求されている。
【0004】
特に、上記したラグ支持たて置円筒容器のうち、既に設置されている(既設の)ラグ支持たて置円筒容器のなかには、高耐震性構造になっていないため耐震補強工事が必要になるものがある。
【0005】
このような、ラグ支持たて置円筒容器の耐震補強構造に関連する先行技術文献としては、特許文献1を挙げることができる。
【0006】
この特許文献1には、地震等による外力を受けた際における缶体の剛性を、その肉厚を厚くすることなく維持することができる缶体のラグ支持構造を得るために、缶体の外周に突設された支持ラグを受ける架台に、支持ラグを両側から挟むようにストッパーを取り付けることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平5-85590号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、ラグ支持たて置円筒容器は、地震等による水平方向の外力を受けたときに、ラグ支持たて置円筒容器とラグが捩じれるように水平面内で回転することで、ラグ支持たて置円筒容器とラグとの取り付け部であるラグ付け根部に過大な応力が発生することが考えられる。
【0009】
この問題に対し、原子力発電所内に既に設置されているラグ支持たて置円筒容器について耐震性を向上させる必要がある場合には、限られた条件のなかで耐震補強工事を実施する必要がある。
【0010】
上述した特許文献1では、缶体の外周に突設された支持ラグを受ける架台に、支持ラグを両側から挟んでその回転を拘束するストッパーを取り付けることで地震等の外力に対処している。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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