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公開番号2025168728
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-12
出願番号2024073425
出願日2024-04-30
発明の名称バスバホルダおよびバスバホルダの製造方法
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H02G 5/02 20060101AFI20251105BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】バスバに対する組付性を向上することができるバスバホルダおよびバスバホルダの製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】バスバホルダ1は、ベース10と、カバー20と、ロック部材30と、を備え、ベース10は、カバー20を軸線方向Xに沿ってスライド可能に支持する溝部14と、幅方向Yの両端部に設けられる一対の係止部15と、を含んで構成され、カバー20は、当該カバー20を積層方向Zに沿って貫通する貫通孔24を含んで構成され、ロック部材30は、積層方向Zに沿って突出しカバー20の貫通孔24に挿入されると共にベース10との間にバスバ2を挟持する突出部34と、幅方向Yの両端部に設けられ突出部34が貫通孔24に挿入された状態でベース10の一対の係止部15と係止される一対の被係止部35と、を含んで構成される。
【選択図】図6


特許請求の範囲【請求項1】
バスバが軸線方向に沿って挿通される挿通空間部が設けられたベースと、
前記ベースに対して前記軸線方向に沿って組み付けられ、かつ前記挿通空間部を前記軸線方向と交差する積層方向の一端部側から覆うカバーと、
前記ベースおよび前記カバーに対して前記積層方向に沿って組み付けられるロック部材と、を備え、
前記ベースは、前記カバーを前記軸線方向に沿ってスライド可能に支持する溝部と、前記軸線方向および前記積層方向と交差する幅方向の両端部に設けられる一対の係止部と、を含んで構成され、
前記カバーは、当該カバーを前記積層方向に沿って貫通する貫通孔を含んで構成され、
前記ロック部材は、前記積層方向に沿って突出し前記カバーの前記貫通孔に挿入されると共に前記ベースとの間に前記バスバを挟持する突出部と、前記幅方向の両端部に設けられ前記突出部が前記貫通孔に挿入された状態で前記ベースの前記一対の係止部と係止される一対の被係止部と、を含んで構成される、
バスバホルダ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記突出部は、前記幅方向に沿って延在する第1突出部と、前記第1突出部に対して平行な方向、または、前記第1突出部に対して交差した前記軸線方向に沿って延在する第2突出部と、を含んで構成され、
前記貫通孔は、前記第1突出部が挿入される第1貫通孔と、前記第2突出部が挿入される第2貫通孔と、を含んで構成される、
請求項1に記載のバスバホルダ。
【請求項3】
前記ベースは、車両側のステイが前記幅方向に沿って挿入される挿入孔と、前記挿入孔の周壁に設けられ前記ステイが前記幅方向に沿って係止される片持ちバネ状の係止片と、を含んで構成される固定部をさらに有する、
請求項1または2に記載のバスバホルダ。
【請求項4】
前記バスバは、導電性を有するバスバ本体と、絶縁性を有し前記バスバ本体を覆う絶縁被覆部と、を含んで構成され、
前記ベース、前記カバー、および前記ロック部材は、前記バスバの前記絶縁被覆部に組み付けられる、
請求項1または2に記載のバスバホルダ。
【請求項5】
前記バスバは、一対の第1バスバおよび第2バスバを含んで構成され、
前記第1バスバに対して組み付けられ、前記ベースと、前記カバーと、前記ロック部材と、を有した第1ホルダと、
前記第2バスバに対して組み付けられると共に、前記第1ホルダとは別体で形成され、前記ベースと、前記カバーと、前記ロック部材と、を有した第2ホルダと、を備えた、
請求項1または2に記載のバスバホルダ。
【請求項6】
挿通空間部が設けられたベースに対して、バスバを前記挿通空間部に軸線方向に沿って挿通して組み付ける第1ステップと、
前記挿通空間部を前記軸線方向と交差する積層方向の一端部側から覆うカバーを、前記ベースに対して前記軸線方向に沿ってスライドさせて組み付ける第2ステップと、
前記カバーの貫通孔に挿入されると共に前記ベースとの間に前記バスバを挟持する突出部と、前記軸線方向および前記積層方向と交差する幅方向の両端部に設けられ前記突出部が前記貫通孔に挿入された状態で前記ベースの一対の係止部と係止される一対の被係止部と、を含んで構成されるロック部材を、前記ベースおよび前記カバーに対して前記積層方向に沿って組み付けて固定する第3ステップと、
を備えた、バスバホルダの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バスバホルダおよびバスバホルダの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来のバスバホルダに関する技術として、例えば、特許文献1には、バスバが軸線方向に沿って挿通される挿通空間部が設けられたベースと、ベースに対して軸線方向に沿って組み付けられ、かつ挿通空間部を積層方向の一端部側から覆うカバーと、を備えたバスバホルダが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-1851号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した特許文献1に記載のバスバホルダでは、例えば、バスバに対する組付性向上の点で更なる改善の余地があった。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、バスバに対する組付性を向上することができるバスバホルダおよびバスバホルダの製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係るバスバホルダは、バスバが軸線方向に沿って挿通される挿通空間部が設けられたベースと、前記ベースに対して前記軸線方向に沿って組み付けられ、かつ前記挿通空間部を前記軸線方向と交差する積層方向の一端部側から覆うカバーと、前記ベースおよび前記カバーに対して前記積層方向に沿って組み付けられるロック部材と、を備え、前記ベースは、前記カバーを前記軸線方向に沿ってスライド可能に支持する溝部と、前記軸線方向および前記積層方向と交差する幅方向の両端部に設けられる一対の係止部と、を含んで構成され、前記カバーは、当該カバーを前記積層方向に沿って貫通する貫通孔を含んで構成され、前記ロック部材は、前記積層方向に沿って突出し前記カバーの前記貫通孔に挿入されると共に前記ベースとの間に前記バスバを挟持する突出部と、前記幅方向の両端部に設けられ前記突出部が前記貫通孔に挿入された状態で前記ベースの前記一対の係止部と係止される一対の被係止部と、を含んで構成される。
【0007】
また、上記目的を達成するために、本発明に係るバスバホルダの製造方法は、挿通空間部が設けられたベースに対して、バスバを前記挿通空間部に軸線方向に沿って挿通して組み付ける第1ステップと、前記挿通空間部を前記軸線方向と交差する積層方向の一端部側から覆うカバーを、前記ベースに対して前記軸線方向に沿ってスライドさせて組み付ける第2ステップと、前記カバーの貫通孔に挿入されると共に前記ベースとの間に前記バスバを挟持する突出部と、前記軸線方向および前記積層方向と交差する幅方向の両端部に設けられ前記突出部が前記貫通孔に挿入された状態で前記ベースの一対の係止部と係止される一対の被係止部と、を含んで構成されるロック部材を、前記ベースおよび前記カバーに対して前記積層方向に沿って組み付けて固定する第3ステップと、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係るバスバホルダおよびバスバホルダの製造方法では、ロック部材は、カバーの貫通孔に挿入されると共にベースとの間にバスバを挟持する突出部と、幅方向の両端部に設けられ突出部が貫通孔に挿入された状態でベースの一対の係止部と係止される一対の被係止部と、を含んで構成される。この構成により、バスバホルダおよびバスバホルダの製造方法は、例えば、ロック部材の突出部と一対の被係止部とによってバスバのうち軸線方向に沿って延在する直線部分の任意の位置に、ベース、カバー、およびロック部材を組み付けて固定することができる。この結果、バスバホルダおよびバスバホルダの製造方法は、バスバに対する組付性を向上することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係るバスバホルダが適用されるバスバの配索構造の例示的な斜視図である。
図2は、実施形態に係るバスバホルダの例示的な分解斜視図である。
図3は、実施形態に係るバスバホルダの例示的な斜視図である。
図4は、実施形態に係るバスバホルダの例示的な斜視図であって、図3とは異なる角度から見た図である。
図5は、実施形態に係るバスバホルダの固定部の例示的な断面図である。
図6は、実施形態に係るバスバホルダの製造方法を説明する例示的な斜視図であって、第1ステップを示した図である。
図7は、実施形態に係るバスバホルダの製造方法を説明する例示的な斜視図であって、第2ステップを示した図である。
図8は、実施形態に係るバスバホルダの製造方法を説明する例示的な斜視図であって、第3ステップを示した図である。
図9は、実施形態に係るバスバホルダの製造方法の例示的なフローチャートである。
図10は、変形例に係るバスバホルダが適用されるバスバの配索構造の例示的な斜視図である。
図11は、変形例に係るバスバホルダの例示的な分解斜視図である。
図12は、変形例に係るバスバホルダの例示的な斜視図である。
図13は、変形例に係るバスバホルダの例示的な斜視図であって、図12とは異なる角度から見た図である。
図14は、変形例に係るバスバホルダの製造方法を説明する例示的な斜視図であって、第1ステップを示した図である。
図15は、変形例に係るバスバホルダの製造方法を説明する例示的な斜視図であって、第2ステップを示した図である。
図16は、変形例に係るバスバホルダの製造方法を説明する例示的な斜視図であって、第3ステップを示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る実施形態および変形例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、下記実施形態および変形例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態および変形例における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
(【0011】以降は省略されています)

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