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公開番号2025167640
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-07
出願番号2024072465
出願日2024-04-26
発明の名称特別通行者判別システム
出願人JR東日本コンサルタンツ株式会社
代理人個人
主分類G08G 1/01 20060101AFI20251030BHJP(信号)
要約【課題】対象空間内に特別通行者(例えば、白杖者)が存在するか判定する際の漏れを防ぐ技術を提供する。
【解決手段】特別通行者判別システムは、通行者を含んだ対象空間を撮像した画像である空間画像を取得する画像取得手段と、前記画像取得手段により取得された前記空間画像を解析し、前記通行者のうち特別の特徴を有する特別通行者を特定する特別通行者特定手段と、前記特別通行者が保有する通行者通信手段と、前記通行者通信手段と無線通信を行い、前記通行者通信手段との通信結果に基づき前記対象空間に前記通行者通信手段があることを検知する通信手段と、前記特別通行者特定手段の特定結果および前記通信手段の検知結果に基づき、前記対象空間に前記特別通行者が存在するか否かを判定する判定手段を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
通行者を含んだ対象空間を撮像した画像である空間画像を取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段により取得された前記空間画像を解析し、前記通行者のうち特別の特徴を有する特別通行者を特定する特別通行者特定手段と、
前記特別通行者が保有する通行者通信手段と、
前記通行者通信手段と無線通信を行い、前記通行者通信手段との通信結果に基づき前記対象空間に前記通行者通信手段があることを検知する通信手段と、
前記特別通行者特定手段の特定結果および前記通信手段の検知結果に基づき、前記対象空間に前記特別通行者が存在するか否かを判定する判定手段を備える特別通行者判別システム。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記特別通行者は、白杖者または車いす乗車者であることを特徴とする請求項1に記載の特別通行者判別システム。
【請求項3】
報知制御手段をさらに備え、
前記通信手段により前記通行者通信手段が検知された場合、前記報知制御手段は、前記通行者通信手段が所定の情報を出力するための制御信号を送信し、
前記通行者通信手段は、前記報知制御手段からの制御信号に基づき、前記所定の情報を出力することを特徴とする請求項1または2に記載の特別通行者判別システム。
【請求項4】
所定空間に設けられた報知手段と、
前記報知手段を報知制御する報知制御手段と、をさらに備え、
前記特別通行者特定手段により前記特別通行者が特定された場合、前記報知制御手段は、前記報知手段が所定の情報を出力するための制御信号を送信し、
前記報知手段は、前記報知制御手段からの制御信号に基づき、前記所定の情報を出力することを特徴とする請求項1または2に記載の特別通行者判別システム。
【請求項5】
前記通信手段は、前記対象空間を含む所定空間に設置されたビーコン端末であり、
前記通行者通信手段は、前記特別通行者である旨の登録を予め行った前記特別通行者が保有する携帯端末であり、
前記ビーコン端末を制御するビーコン制御手段をさらに備え、
前記特別通行者特定手段により前記特別通行者が特定され、かつ、前記通信手段により前記通行者通信手段が検知されなかった場合、前記ビーコン制御手段は、前記ビーコン端末から出力するビーコン信号の電波強度を変更することを特徴とする請求項1または2に記載の特別通行者判別システム。
【請求項6】
前記通信手段は、前記対象空間を含む所定空間に設置されたビーコン端末であり、
前記通行者通信手段は、前記特別通行者である旨の登録を予め行った前記特別通行者が保有する携帯端末であり、
前記画像取得手段により取得された前記空間画像を解析し、前記対象空間における通行者密度に関する指標値を算出する通行者密度算出手段と、
前記ビーコン端末を制御するビーコン制御手段をさらに備え、
前記通行者密度算出手段により算出された前記指標値が所定値以上の場合、前記ビーコン制御手段は、前記ビーコン端末から出力するビーコン信号の電波強度を変更することを特徴とする請求項1または2に記載の特別通行者判別システム。
【請求項7】
所定空間に設けられた報知手段と、
前記報知手段を報知制御する報知制御手段と、をさらに備え、
前記判定手段により前記対象空間に前記特別通行者がいると判定された場合、かつ、前記通行者密度算出手段により算出された前記指標値が所定値以上の場合、前記報知制御手段は、前記報知手段が所定の情報を出力するための制御信号を送信し、
前記報知手段は、前記報知制御手段からの制御信号に基づき、前記所定の情報を出力することを特徴とする請求項6に記載の特別通行者判別システム。
【請求項8】
前記空間画像は動画像または複数枚の静止画像であり、
前記通信手段は、前記対象空間を含む所定空間に設置されたビーコン端末であり、
前記通行者通信手段は、前記特別通行者である旨の登録を予め行った前記特別通行者が保有する携帯端末であり、
前記所定空間に設けられた報知手段と、
前記報知手段および前記通行者通信手段を報知制御する報知制御手段と、
前記画像取得手段により取得された前記空間画像を解析し、前記対象空間の特定位置に所定期間以上、同一の物体が有るか否かを判定する物体判定手段と、をさらに備え、
前記判定手段により前記対象空間に前記特別通行者がいると判定された場合、かつ、前記物体判定手段により前記同一の物体があると判定された場合、前記報知制御手段は、前記報知手段および前記通行者通信手段が前記同一の物体に関する情報を出力するための制御信号を送信し、
前記報知手段は、前記報知制御手段からの制御信号に基づき、前記同一の物体に関する情報を出力し、
前記通行者通信手段は、前記報知制御手段からの制御信号に基づき、前記同一の物体に関する情報を出力することを特徴とする請求項1または2に記載の特別通行者判別システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、特別通行者判別システムに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
駅ホームなどを撮影し、撮影した画像を解析し白杖者や車いす乗車者がいるか否かを特定する技術がある(例えば、特許文献1)。
また、白杖を持った利用者が所定スイッチの通信範囲に接近すると、所定スイッチと白杖(装置)との間でBluetooth(登録商標)によりデータの送受信が行われ、制御部が所定スイッチを介して利用者の情報を取得することができる技術がある(例えば、特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-74249号公報
特開2022-170426号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の場合、駅ホームなどは混雑することが予想され、混雑している場合、白杖や車いすを特定できず、白杖者や車いす乗車者の特定漏れが生じる虞があった。
特許文献2の場合、所定スイッチと送受信が行われる装置を保有していない白杖者や車いす乗車者を特定できない問題があった。
【0005】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、対象空間を撮影した撮影画像と、対象空間を含む所定空間に設けられ通信手段と通行者が保有する通行者通信手段との通信結果と、に基づき対象空間に特別の特徴を有する特別通行者がいるか否かを判定する技術に関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、通行者を含んだ対象空間を撮像した画像である空間画像を取得する画像取得手段と、前記画像取得手段により取得された前記空間画像を解析し、前記通行者のうち特別の特徴を有する特別通行者を特定する特別通行者特定手段と、前記特別通行者が保有する通行者通信手段と、前記通行者通信手段と無線通信を行い、前記通行者通信手段との通信結果に基づき前記対象空間に前記通行者通信手段があることを検知する通信手段と、前記特別通行者特定手段の特定結果および前記通信手段の検知結果に基づき、前記対象空間に前記特別通行者が存在するか否かを判定する判定手段を備える特別通行者判別システムに関する。
【発明の効果】
【0007】
本発明により提供される技術によれば、特別の特徴を有する特別通行者(例えば、白杖者、車いす乗車者)を撮影画像および無線通信を用いて対象空間に存在するか否かを判定するため、特別通行者の特定漏れを軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
(a)は対象空間(駅ホーム)を撮像した際のイメージ図であり、(b)は(a)より混雑した状態の対象空間(駅ホーム)を撮像した際のイメージ図である。
(a)は歩行中の白杖者を示した図であり、(b)は介助者と共に歩行中の白杖者を示した図である。
車いす乗車者を示した図である。
特別通行者判別システムのブロック図である。
特別通行者処理システムのメインフローチャートである。
通信部の通信可能範囲のイメージ図である。
通信部の通信可能範囲のイメージ図である。
判定処理の判定結果を示す図である。
報知態様を示す図である。
通行者の頭部と足下位置の関係を示した概念図である。
通行者の足下位置座標の算出方法の概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1(a)に、特別通行者判別システム(以下、「本システム」と記載する場合がある)によって、特別通行者を特定する対象空間の概要を示す。
本実施形態では、駅構内のホームを対象空間とする。対象空間には、駅構内の設備として、電車が通行する線路(図示しない)、エレベータ10、および点字ブロック20が備えられているものとする。また、対象空間を撮像する撮像装置210、対象空間に対し、ビーコンと呼ばれる光や電波を発信する通信手段220(ビーコン端末220)を設ける。撮像装置210は、一般的なRGBカメラであってもよいし、モノクロカメラあってもよく、撮像装置210の性能や仕様は制限されない。また、駅構内に予め防犯目的で設けられている撮像装置210でもよい。
図1(b)は、図1(a)と同じ対象空間を示している。図1(a)に比べて、図1(b)は対象空間に存在する通行者の人数が多い状態(混雑した状態)を示している。
図2(a)、(b)は白杖者Mを、図3は車いす乗車者Wを示している。
白杖者Mは、白杖30を保有している。図2(a)に示すように、一般的に、白杖者Mは白杖30の先端を白杖者Mの肩幅程の範囲の白杖者Mの二歩先程の地面(床面)に接触させながら歩行する。また、白杖者Mを誘導する人と一緒に歩行している場合や電車を待つ場合など歩行していない場合(停止している場合)は、白杖30を自身の身体に近い位置に略垂直に持っている。このように、歩行時と停止時とでは白杖者Mと白杖30との位置関係に異なる特徴がある。また、白杖者Mは通行者通信部230(携帯端末232または専用端末234)を保有している。携帯端末232または専用端末234は外部から視認可能な位置でも視認不能な位置(例えば、白杖者Mが着衣している衣類のポケットや白杖者Mが保有している鞄の中)にあってもよい。
図3に示すように、車いす乗車者Wは、車いす40に乗車している。車いす乗車者Wは、通行者通信部230(携帯端末232または専用端末234)を保有している。携帯端末232または専用端末234は外部から視認可能な位置でも視認不能な位置(例えば、車いす乗車者Wが着衣している衣類のポケットや車いす乗車者Wが保有している鞄の中)にあってもよい。
【0010】
図4に本システムのブロック図を示す。
本システムは、画像取得部110、特別通行者特定部120、判定部130、通信部220、通行者通信部230を備えている。また、報知制御部140、通行者密度算出部150、物体判定部160、ビーコン制御部170、報知部180、表示部185、および撮像装置210を備える。画像取得部110、特別通行者特定部120、判定部130、報知制御部140、通行者密度算出部150、物体判定部160、およびビーコン制御部170は本システムに設けられた演算処理装置100に設けられる。
(【0011】以降は省略されています)

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