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公開番号2025166975
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-07
出願番号2024071191
出願日2024-04-25
発明の名称空調用吹出装置
出願人森六株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60H 1/34 20060101AFI20251030BHJP(車両一般)
要約【課題】意匠性の高い空調用吹出装置を提供すること。
【解決手段】空調用吹出装置(10)は、吹出口(22)が形成されているハウジング(20)と、ハウジング(20)の内部に設けられたフィン本体(30)と、このフィン本体(30)の下流側の端部を照射可能な照明部(60、70)と、を有している。フィン本体(30)の下流側の端部は、加飾され照明部(60、70)によって照射される加飾部(35)とされている。フィン本体(30)は、通常モードにおいて吹出口(22)よりも上流側、且つ、第2方向の略中央位置に位置して送風可能としていると共に、通常モードの位置から上流側に変位させることにより、流路の一部を塞ぎ、送風不能な送風停止モードとする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
内部に空気が送風され、送風される空気の流れる方向を基準として、下流側の端部に空気が吹き出される吹出口が形成されているハウジングと、
このハウジングの内部に変位可能に設けられたフィン本体と、
このフィン本体の下流側の端部を照射可能な照明部と、を有し、
前記フィン本体の下流側の端部は、加飾され前記照明部によって照射される加飾部とされ、
前記吹出口は、略矩形状を呈し、
前記吹出口の長辺に平行な方向を第1方向、前記長辺よりも短い辺である短辺に平行な方向を第2方向とした場合に、前記フィン本体は、前記第1方向に亘って設けられ、通常モードにおいて前記吹出口よりも上流側、且つ、第2方向の略中央位置に位置して送風可能としていると共に、前記通常モードの位置から上流側に変位させることにより、流路の一部を塞ぎ、送風不能な送風停止モードとする空調用吹出装置。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記ハウジングは、前記吹出口の面積よりも面積が狭い狭小部を有し、
前記ハウジングの内部に、前記狭小部から前記吹出口まで前記フィン本体に沿って延びている内壁部が形成されている、請求項1に記載の空調用吹出装置。
【請求項3】
前記フィン本体は、上流側から下流側に向かって前記第2方向への幅が広がるテーパ形状部を有し、前記フィン本体の前記第2方向の幅は、前記吹出口の前記短辺の幅よりも小さい、請求項1に記載の空調用吹出装置。
【請求項4】
前記フィン本体を送風方向に沿って変位させる第1フィン機構を有する、請求項1に記載の空調用吹出装置。
【請求項5】
前記第1フィン機構は、通電することにより回転方向の駆動力を発生させる第1モータと、この第1モータが作動することにより回転するギヤと、このギヤの回転運動を直線方向の運動に変換すると共に前記フィン本体に連結されているラック部と、を有している、請求項4に記載の空調用吹出装置。
【請求項6】
前記フィン本体を第2方向に変位させるための第2フィン機構をさらに有する、請求項4に記載の空調用吹出装置。
【請求項7】
前記第2フィン機構は、通電することにより回転方向の駆動力を発生させる第2モータと、この第2モータが作動することにより回転するギヤと、このギヤに連動して回転可能であると共に前記フィン本体を支持可能なフィン支持部と、を有する、請求項6に記載の空調用吹出装置。
【請求項8】
前記加飾部には、凹凸形状部が複数形成され、
前記フィン本体が送風方向に沿って変位することにより、視認者から見える前記加飾部の模様が変化する、請求項1に記載の空調用吹出装置。
【請求項9】
前記加飾部には、凹凸形状部が複数形成され、
前記フィン本体が第2方向に沿って変位することにより、視認者から見える前記加飾部の模様が変化する、請求項6に記載の空調用吹出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空調用吹出装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
車両に用いられる空調用吹出装置に関する従来技術として、特許文献1に開示される技術がある。
【0003】
特許文献1に示されるような、空調用吹出装置は、下流側の端部に吹出口が形成されているハウジングと、吹出口の近傍に回転可能に設けられ送風モード及び送風停止モードを切り替える切替部と、を備えている。
【0004】
切替部は、風が通過可能な開口部と、風の流れを遮断する遮断部と、を有する。切替部を回転させることにより、吹出口に開口部又は遮断部が臨み、送風モード及び送風停止モードを切り替えることができる。遮断部の車室側の面は加飾されており、意匠性が高められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平10-250356号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に開示された空調用吹出装置によれば、送風の停止中には、加飾された遮断部が車室内に臨んでいるため、意匠性が高い。一方、送風中には、遮断部が車室内から視認できず、意匠性が低下する。この点において改善の余地がある。
【0007】
本開示は、意匠性の高い空調用吹出装置の提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示によれば、内部に空気が送風され、送風される空気の流れる方向を基準として、下流側の端部に空気が吹き出される吹出口が形成されているハウジングと、
このハウジングの内部に変位可能に設けられたフィン本体と、
このフィン本体の下流側の端部を照射可能な照明部と、を有し、
前記フィン本体の下流側の端部は、加飾され前記照明部によって照射される加飾部とされ、
前記吹出口は、略矩形状を呈し、
前記吹出口の長辺に平行な方向を第1方向、前記長辺よりも短い辺である短辺に平行な方向を第2方向とした場合に、前記フィン本体は、前記第1方向に亘って設けられ、通常モードにおいて前記吹出口よりも上流側、且つ、第2方向の略中央位置に位置して送風可能としていると共に、前記通常モードの位置から上流側に変位させることにより、流路の一部を塞ぎ、送風不能な送風停止モードとする空調用吹出装置が提供される。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、意匠性の高い空調用吹出装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例による空調用吹出装置を斜め上方から見た状態の斜視図である。
図1の2-2線断面図である。
図1に示した第2フィン機構を模式的に示した図である。
図2に示した空調用吹出装置の送風停止モードについて説明する図である。
図5Aは、通常モードにおけるフィン本体の模様について説明する図、図5Bは、送風停止モードにおけるフィン本体の模様について説明する図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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