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公開番号
2025164904
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-30
出願番号
2025143175,2021072230
出願日
2025-08-29,2021-04-22
発明の名称
トリグリセリド洗浄剤
出願人
大正製薬株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
8/39 20060101AFI20251023BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】トリグリセリドに対して優れた洗浄力を有する洗浄剤を提供することにある。
【解決手段】ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリル及び/又はアルキルグルコシドからな
る群から選ばれる少なくとも一種を含有し、頭皮用及び/又は毛髪用であることを特徴と
するトリグリセリドに対する洗浄剤である。また、ポリオキシエチレン(カプリル/カプ
リン酸)グリセリル、及び(b)タウリン、オウレン抽出物、オウバク抽出物、及びテン
チャ抽出物からなる群から選ばれる少なくとも1種を含有し、頭皮用及び/又は毛髪用で
あることを特徴とする洗浄剤である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリル及び/又はアルキルグルコシドからなる群から選
ばれる少なくとも一種を含有し、頭皮用及び/又は毛髪用であることを特徴とするトリグ
リセリドに対する洗浄剤。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
前記トリグリセリドがトリオレインである請求項1に記載の洗浄剤。
【請求項3】
前記ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルがポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸グリセリ
ル、ポリオキシエチレン(カプリル/カプリン酸)グリセリルである請求項1又は2に記
載の洗浄剤。
【請求項4】
前記アルキルグルコシドがアルキル(8~16)グルコシドである請求項1~3のいず
れか一項に記載の洗浄剤。
【請求項5】
(a)ポリオキシエチレン(カプリル/カプリン酸)グリセリル、及び(b)タウリン
、オウレン抽出物、オウバク抽出物、及びテンチャ抽出物からなる群から選ばれる少なく
とも1種を含有し、頭皮用及び/又は毛髪用であることを特徴とする洗浄剤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、トリグリセリドに対して優れた洗浄力を有する洗浄剤に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
ヒトの頭皮の皮脂はトリグリセリド、遊離脂肪酸、スクアレン、ワックスエステル等で
構成されており、中でもトリグリセリドは主成分としておよそ40%程度を占めているとの
報告がある(非特許文献1)。皮脂は皮膚表面を覆うことで、外部からの異物の侵入を防
ぐ、体内からの水分漏出を防ぐなどの生理的役割を担っている。一方、過剰分泌された皮
脂は様々な頭皮トラブル(悪臭、フケ、べたつき、炎症など)の一因となる可能性があり
、近年の清潔志向の高まりから、皮脂洗浄力の優れた頭髪洗浄剤(シャンプーなど)によ
る日常的なケアが求められている。
【0003】
頭髪洗浄剤が皮脂汚れへの洗浄作用を発揮する上で必要不可欠な成分は界面活性剤である
。界面活性剤の洗浄機構の例としてローリングアップ、乳化、可溶化等が挙げられるが、
シャンプーのような頭髪洗浄剤における洗浄機構には可溶化が関連し、他の機構の関与は
不明であるとされている(非特許文献2)。したがって、皮脂汚れを効果的に除去するた
めには、皮脂成分を可溶化しうる十分な量の界面活性剤を添加する必要があるが、一方で
、過剰な界面活性剤の使用によって肌本来のバリア機能を担う細胞間脂質等も流出し、健
全な肌状態が損なわれる危険性もある。上記観点から、少量でも皮脂汚れを十分に除去で
きるよう、皮脂汚れ(特にその主成分であるトリグリセリド)に対して優れた洗浄力を有
する洗浄剤の選択が求められるが、そのような検討はいまだ不十分であった。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
油化学 Vol.37(No.10),827-831,1988
ヘアケアサイエンス入門 第1版,フレグランスジャーナル社,2011
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、皮脂汚れの主成分であるトリグリセリドに対して優れた洗浄力を有する洗浄
剤を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、トリグリセリドの一種であるトリオレインに対して、各種成分の可溶化
限界濃度を測定することにより、トリグリセリド洗浄剤のスクリーニング評価を行った。
その結果、ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルとアルキルグルコシドが、格段に優れた
トリグリセリドに対する洗浄力を有するということを見出した。また、ポリオキシエチレ
ン(カプリル/カプリン酸)グリセリルと特定の成分又は抽出物を組み合わせることでそ
の洗浄力が飛躍的に向上するということを見出し、本発明を完成させた。
【0007】
すなわち本発明は、
(1)ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリル及び/又はアルキルグルコシドを含有し、頭
皮用及び/又は毛髪用であることを特徴とするトリグリセリドに対する洗浄剤、
(2)トリグリセリドがトリオレインである(1)に記載の洗浄剤、
(3)ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリドがポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸グリセリ
ル又はポリオキシエチレン(カプリル/カプリン酸)グリセリルである(1)又は(2)
に記載の洗浄剤、
(4)アルキルグルコシドがアルキル(8~16)グルコシドである(1)~(3)のい
ずれかに記載の洗浄剤、
(5)(a)ポリオキシエチレン(カプリル/カプリン酸)グリセリル、及び(b)タウ
リン、オウレン抽出物、オウバク抽出物、及びテンチャ抽出物からなる群から選ばれる少
なくとも1種を含有し、頭皮用及び/又は毛髪用であることを特徴とする洗浄剤、
である。
【発明の効果】
【0008】
本発明により、トリグリセリドに対して優れた洗浄力を有する洗浄剤を提供することが
可能になった。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明のトリグリセリド洗浄剤は、ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリル及び/又はア
ルキルグルコシドを含有し、頭皮用及び/又は毛髪用として使用されるものである。また
、本発明の洗浄剤は、ポリオキシエチレン(カプリル/カプリン酸)グリセリル、並びに
、タウリン、オウレン抽出物、オウバク抽出物、及びテンチャ抽出物からなる群から選ば
れる少なくとも1種を含有し、頭皮用及び/又は毛髪用として使用されるものである。上
記各成分は、通常医薬品、医薬部外品、又は化粧品に用いられる品質のものを適宜使用す
ることができる。
【0010】
ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルは、優れた乳化・分散作用をもつ安全性の高い非イ
オン性界面活性剤であり、化粧品分野において多目的に使用可能である。用いられるポリ
オキシエチレン脂肪酸グリセリルの具体例としては、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸グ
リセリル、ポリオキシエチレン(カプリル/カプリン酸)グリセリル、ポリオキシエチレ
ンカプリル酸グリセリル、ラウリン酸ポリオキシエチレングリセリル、ポリオキシエチレ
ンオレイン酸グリセリル、ポリオキシエチレンモノヤシ油脂肪酸グリセリルなどを例示す
ることができ、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸グリセリル、ポリオキシエチレン(カプ
リル/カプリン酸)グリセリルを用いることがより好ましい。これらは、1種を単独で用
いてもよく、2種以上を適宜組み合わせて用いることもできる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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