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公開番号
2025168458
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-07
出願番号
2025145287,2021127343
出願日
2025-09-02,2021-08-03
発明の名称
Malassezia属真菌に対する増殖抑制剤
出願人
大正製薬株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
35/644 20150101AFI20251030BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】
Malassezia属真菌に対する増殖抑制剤を提供することにある。
【解決手段】
ハイビスカス花エキス、セイヨウキズタ葉/茎エキス、ローヤルゼリーエキス、テンチ
ャエキス、オウゴンエキス、塩化N-[2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)
プロピル]加水分解ケラチン液からなる群から選ばれる少なくとも一種を有効成分として
含有するMalassezia属真菌に対する増殖抑制剤である。このましくは皮膚又は
毛髪に適用される。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ハイビスカス花エキス、セイヨウキズタ葉/茎エキス、ローヤルゼリーエキス、テンチ
ャエキス、オウゴンエキス、塩化N-[2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)
プロピル]加水分解ケラチン液からなる群から選ばれる少なくとも一種を有効成分として
含有することを特徴とするMalassezia属真菌に対する増殖抑制剤。
続きを表示(約 140 文字)
【請求項2】
皮膚用、及び/又は毛髪用である請求項1に記載のMalassezia属真菌に対す
る増殖抑制剤。
【請求項3】
前記Malassezia属真菌がMalassezia globosaである請求項
1又は2に記載の増殖抑制剤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、Malassezia属真菌に対する増殖抑制剤に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
Malassezia属真菌はヒト皮膚に常在する酵母様の真菌であり、その増殖に脂
質を要求する、いわゆる好脂性真菌である。また、宿主の状態により、癜風、脂漏性皮膚
炎、マラセチア毛包炎、アトピー性皮膚炎、乾癬、ざ瘡などの皮膚疾患の原因菌や増悪菌
として知られている。現在Malassezia属真菌は18菌種に分類されており、M
alassezia globosaやMalassezia restrictaは皮
膚疾患患者あるいは健常人皮膚から必ず検出される菌種である(非特許文献1、2)。
上記疾患のうち、例えば、脂漏性皮膚炎の治療薬としては、外用ステロイド剤、非ステ
ロイド系消炎外用剤、ケトコナゾールなどの抗真菌剤などが知られている(非特許文献3
)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
Persoonia Vol.41,56-70,2018
Med.Mycol.J. Vol.54(No.1),39-44,2013
Jpn.J.Med.Mycol.Vol.46(No.3),163-167,2005
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、Malassezia属真菌、特にヒト皮膚上で検出されるMalas
sezia globosaやMalassezia restrictaに対し、直接
的に増殖抑制効果を有する薬剤は多くは報告されていない。
そこで、Malassezia属真菌の関与する疾患や症状の治療、改善、予防するこ
とのできる有効成分が求められている。
本発明は、従来における上記問題を解決するため、Malassezia属真菌に対す
る増殖抑制剤を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、ハイビスカス花エキス、
セイヨウキズタ葉/茎エキス、ローヤルゼリーエキス、テンチャエキス、オウゴンエキス
、塩化N-[2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル]加水分解ケラチ
ン液からなる群から選ばれる少なくとも一種が、Malassezia属真菌、特にMa
lassezia globosaの増殖を抑制できるという新規用途に適することを見
出し、本発明を完成させた。
【0006】
すなわち本発明は、
(1)ハイビスカス花エキス、セイヨウキズタ葉/茎エキス、ローヤルゼリーエキス、テ
ンチャエキス、オウゴンエキス、塩化N-[2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニ
オ)プロピル]加水分解ケラチン液からなる群から選ばれる少なくとも一種を有効成分と
して含有することを特徴とするMalassezia属真菌に対する増殖抑制剤、
(2)皮膚用、及び/又は毛髪用である(1)に記載のMalassezia属真菌に対
する増殖抑制剤、
(3)Malassezia属真菌がMalassezia globosaである(1
)又は(2)に記載の増殖抑制剤、
である。
【発明の効果】
【0007】
本発明により、Malassezia属真菌の増殖抑制剤を提供することが可能になっ
た。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明のMalassezia属真菌の増殖抑制剤は、ハイビスカス花エキス、セイヨ
ウキズタ葉/茎エキス、ローヤルゼリーエキス、テンチャエキス、オウゴンエキス、塩化
N-[2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル]加水分解ケラチン液か
らなる群から選ばれる少なくとも一種以上を含有し、皮膚用、及び/又は毛髪用として使
用されるものである。上記各薬剤は、通常医薬品、医薬部外品、又は化粧品に用いられる
品質のものを適宜使用することができる。
【0009】
本発明のハイビスカス花エキスは、アオイ科に属する植物名ロゼル(学名Hibiscus sab
dariffa)の花から抽出されたエキスである。上記抽出物の抽出方法は特に限定されず、
常法に従って行うことができる。抽出に用いられる抽出溶媒としては、極性溶媒、非極性
溶媒のいずれも使用することができ、例えば水、エタノール、プロピレングリコール、1
,3-ブチレングリコール、及びこれらの混液を用いることができる。上記抽出物は、抽
出した溶液のまま用いても良く、必要に応じて、濃縮、希釈、濾過、活性炭等による脱色
、脱臭、エタノール沈殿等の処理したものを用いても良い。さらには、抽出した溶液を濃
縮乾固、噴霧乾燥、凍結乾燥等の処理を行い、乾燥物としたものとして用いても良い。ま
た市販品を用いることもできる。
【0010】
本発明の、Malassezia属真菌の増殖抑制剤におけるハイビスカス花エキスの
配合量は、医薬品、医薬部外品、化粧品又は試薬で提供する場合、それぞれ組成物全体に
対して好ましくは0.0001質量%~20質量%であり、より好ましくは0.001質
量%~10質量%である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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