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公開番号
2025162786
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-28
出願番号
2024066205
出願日
2024-04-16
発明の名称
液体吐出装置及びその制御方法
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
B41J
2/165 20060101AFI20251021BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】拭き機構によりヘッドの拭き動作を行う液体吐出装置において、対象物に液体を吐出する形成動作に続いて拭き動作を行う場合に要する時間を短縮する。
【解決手段】キャリッジに対し相対的に移動しながらヘッドの吐出口が設けられた吐出面を拭く拭き動作を行う拭き機構を有し、キャリッジは、対象物に液体を吐出する形成動作を行うための形成位置と、拭き動作を行うための拭き位置と、に移動可能であり、拭き機構は、待機位置と、拭き動作を開始する開始位置と、拭き動作を終了する終了位置と、に移動可能であり、待機位置から開始位置に移動した後、キャリッジが拭き位置にある状態で開始位置から終了位置まで移動することで、拭き動作を行うよう構成され、形成動作に続いて拭き動作を行う場合、拭き機構は、形成動作と並行して、待機位置から開始位置への移動を行う。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
液体を吐出する吐出口が設けられたヘッドと、
前記ヘッドを搭載するキャリッジと、
前記キャリッジに対し相対的に移動しながら前記ヘッドの前記吐出口が設けられた吐出面を拭く拭き動作を行う拭き機構と、
を有し、前記キャリッジを対象物に対し主走査方向に移動させながら前記吐出口から前記液体を吐出する液体吐出装置であって、
前記キャリッジは、前記対象物に前記液体を吐出する形成動作を行うための形成位置と、前記拭き動作を行うための拭き位置と、に移動可能であり、
前記拭き機構は、待機位置と、前記拭き動作を開始する開始位置と、前記拭き動作を終了する終了位置と、に移動可能であり、前記待機位置から前記開始位置に移動した後、前記キャリッジが前記拭き位置にある状態で前記開始位置から前記終了位置まで移動することで、前記拭き動作を行うよう構成され、
前記形成動作に続いて前記拭き動作を行う場合、前記拭き機構は、前記形成動作と並行して、前記待機位置から前記開始位置への移動を行うことを特徴とする液体吐出装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記拭き機構は、前記待機位置において、前記拭き動作の準備のための準備動作を行い、
前記形成動作に続いて前記拭き動作を行う場合、前記拭き機構は、前記形成動作を並行して前記準備動作及び前記待機位置から前記開始位置への移動を行う請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項3】
前記拭き機構は、前記液体を吸収可能な吸収手段であって、前記吐出面に押し当てられることによって前記吐出面から前記液体を拭き取る吸収手段と、前記吸収手段に洗浄液を塗布する塗布手段と、を有し、
前記準備動作は、前記塗布手段が前記吸収手段に前記洗浄液を塗布する動作を含む請求項2に記載の液体吐出装置。
【請求項4】
前記拭き機構が前記待機位置と前記開始位置の途中の位置にある場合、前記キャリッジは、前記形成動作の途中の衝突位置において前記拭き機構と衝突し得る構成であり、
前記拭き機構が前記開始位置に到達した後に前記キャリッジが前記衝突位置に到達するように、前記形成動作に要する時間を増やす調整を行う請求項1~3のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
【請求項5】
前記調整は、前記キャリッジの前記主走査方向の移動範囲を既定の移動範囲より大きくすることである請求項4に記載の液体吐出装置。
【請求項6】
前記形成動作は、記録媒体に画像を記録する記録動作であり、
前記キャリッジの前記既定の移動範囲は、前記画像の前記主走査方向の幅に応じて決定される移動範囲である請求項5に記載の液体吐出装置。
【請求項7】
前記調整は、前記キャリッジが前記主走査方向の既定の移動範囲を移動するのに要する時間を長くするように、前記キャリッジの移動速度に関する既定のパラメータを変更することである請求項4に記載の液体吐出装置。
【請求項8】
前記形成動作は、記録媒体に画像を記録する記録動作であり、
前記キャリッジの移動速度に関する前記既定のパラメータは、前記画像の記録の品質又は速さに関する記録モードに応じて設定されるパラメータである請求項7に記載の液体吐出装置。
【請求項9】
前記パラメータは、前記キャリッジが定速移動する場合の速度であり、
前記調整は、前記キャリッジの定速移動の速度を前記既定の速度より遅くすることである請求項7に記載の液体吐出装置。
【請求項10】
前記調整は、前記形成動作の途中に前記液体の吐出を行わない停止期間を設けることである請求項4に記載の液体吐出装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は液体吐出装置及びその制御方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
液体吐出装置には、液体を吐出するヘッドを持ち、ヘッドから記録媒体へのインク吐出を行うことにより画像形成を行うものがある。ヘッドからのインク吐出性能を回復するためにヘッドの吐出口のある面を拭くための拭き機構を持つものがある。特許文献1に、ヘッドのノズルがある吐出面を布で拭くもので、布は押圧ローラに巻き付けらており、布の供給、回収ローラを含んだ拭き機構全体をヘッドの下で移動することで、ヘッドの吐出面の拭きを行うものが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-108594号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
拭き機構によりヘッドの拭き動作を行う液体吐出装置において、対象物に液体を吐出する形成動作に続いて拭き動作を行う場合に要する時間を短縮することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、液体を吐出する吐出口が設けられたヘッドと、
前記ヘッドを搭載するキャリッジと、
前記キャリッジに対し相対的に移動しながら前記ヘッドの前記吐出口が設けられた吐出面を拭く拭き動作を行う拭き機構と、
を有し、前記キャリッジを対象物に対し主走査方向に移動させながら前記吐出口から前記液体を吐出する液体吐出装置であって、
前記キャリッジは、前記対象物に前記液体を吐出する形成動作を行うための形成位置と、前記拭き動作を行うための拭き位置と、に移動可能であり、
前記拭き機構は、待機位置と、前記拭き動作を開始する開始位置と、前記拭き動作を終了する終了位置と、に移動可能であり、前記待機位置から前記開始位置に移動した後、前記キャリッジが前記拭き位置にある状態で前記開始位置から前記終了位置まで移動することで、前記拭き動作を行うよう構成され、
前記形成動作に続いて前記拭き動作を行う場合、前記拭き機構は、前記形成動作と並行して、前記待機位置から前記開始位置への移動を行うことを特徴とする液体吐出装置である。
【発明の効果】
【0006】
拭き機構によりヘッドの拭き動作を行う液体吐出装置において、対象物に液体を吐出する形成動作に続いて拭き動作を行う場合に要する時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
プリンタの上面からの透視概略図である。
システム概略構成を表すブロック図である。
拭き機構及び関連する部材の側面からの断面模式図である。
印刷動作と拭き機構の動作を並行で行わない比較例の図である。
印刷動作と拭き機構の動作を並行で行う場合の図である。
印刷動作と拭き機構の動作を並行で行い衝突が起こる場合の図である。
往復印刷動作のフローチャートである。
往復印刷動作時のキャリッジ速度の変化を表すグラフである。
記録ヘッドを記録媒体側から見た図である。
図6(g)の位置関係の詳細を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(実施例1)
以下、本発明を実施するための例示的な形態について、図面を参照しながら説明する。ただし、以下の実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対的な配置等は、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、本発明の範囲を以下の実施例に限定する趣旨のものではない。
【0009】
図1は、本発明の実施の一形態に係わるプリンタ100の上面からの透視概略図である。記録ヘッド101はキャリッジ102上に搭載され、キャリッジ102はキャリッジガイドシャフト103に沿って移動する。キャリッジ102の移動する方向を主走査方向(図1のX方向)と呼ぶ。記録ヘッド101の現在位置はエンコーダフィルム104によって検知できる。印刷時には記録媒体106をプリンタ100下部より給紙して断続的に搬送する。この搬送方向を副走査方向(図1のY方向)と呼ぶ。本実施形態で主走査方向と副走査方向は交差(直交)する。
【0010】
プリンタ100は、記録媒体106の副走査方向への搬送と、キャリッジ102を主走査方向に移動しながら記録ヘッド101から記録媒体106にインクを吐出する画像形成動作を繰り返して、記録媒体106上に画像を形成する。図1上の右側を基準側、左側を非基準側と呼び、キャリッジ102を基準側から非基準側に移動しながら画像形成することを往方向印刷、非基準側から基準側に移動しながら画像形成することを復方向印刷と呼ぶ。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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