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公開番号
2025160182
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-22
出願番号
2025107869,2022537395
出願日
2025-06-26,2020-12-18
発明の名称
インテグリンアルファ11ベータ1に対する抗体
出願人
モメンタ ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C07K
16/28 20060101AFI20251015BHJP(有機化学)
要約
【課題】I型コラーゲン受容体インテグリンアルファ11ベータ1(α11β1)に対する新規の機能遮断抗体を提供する。
【解決手段】(1)重鎖相補性決定領域1(CDRH1)、CDRH2およびCDRH3を含む重鎖、ならびに(2)軽鎖相補性決定領域1(CDRL1)、CDRL2およびCDRL3を含む軽鎖を含み、前記CDRH1~CDRH3及びCDRL1~CDRL3はそれぞれ特定の配列からなるアミノ酸配列を含むものである、抗インテグリンアルファ11ベータ1(α11β1)抗体またはその抗原結合性断片、並びにそのような抗体を作製および使用する方法が提供される。いくつかの実施形態では、抗α11β1抗体またはその抗原結合性断片は、モノクローナル抗体またはその抗原結合性断片である。本開示はまた、線維性障害および/またはがんを治療するためのそのような抗体の使用を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
配列番号103~435からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、抗インテグリ
ンアルファ11ベータ1(α11β1)抗体またはその抗原結合性断片。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
配列番号103~207、209、211、213、216、218、220、223
、225、228、233、234、236、240、241、245、247、253
、255、257、259、261、265、267、269、271、275、277
、279、281、283、287、289、291、293、296、300、304
、306、308、310、312、314、316、318、320、322、324
、325、327、329、334、336、338、340、342、344、348
、351、353、355、358、360、361、364、366、368、369
、374、376、377、379、380、381、383、384、385、387
、389、392、393、396、398、400、402、405、408、411
、または413~435のいずれか1つに包含されるCDR配列を含む、抗α11β1抗
体またはその抗原結合性断片。
【請求項3】
配列番号103~206または413~435のいずれか1つに包含されるCDR1、
CDR2、およびCDR3を含む、抗α11β1抗体またはその抗原結合性断片。
【請求項4】
配列番号103~114、207~311、および312~435からなる群から選択
されるアミノ酸配列を含む、請求項1に記載の抗α11β1抗体またはその抗原結合性断
片。
【請求項5】
配列番号103~114、207、209、211、213、216、218、220
、223、225、228、233、234、236、240、241、245、247
、253、255、257、259、261、265、267、269、271、275
、277、279、281、283、287、289、291、293、296、300
、304、306、308、310、312、314、316、318、320、322
、324、325、327、329、334、336、338、340、342、344
、348、351、353、355、358、360、361、364、366、368
、369、374、376、377、379、380、381、383、384、385
、387、389、392、393、396、398、400、402、405、408
、411、または413~435のいずれか1つに包含されるCDR配列を含む、請求項
2に記載の抗α11β1抗体またはその抗原結合性断片。
【請求項6】
配列番号103~114または413~434のいずれか1つに包含される1つまたは
複数のCDR配列を含む、請求項2に記載の抗α11β1抗体またはその抗原結合性断片
。
【請求項7】
配列番号103~114または413~434のいずれか1つに包含されるCDR1、
CDR2、およびCDR3を含む、請求項3に記載の抗α11β1抗体またはその抗原結
合性断片。
【請求項8】
モノクローナル抗体またはその抗原結合性断片である、請求項1~7のいずれか一項に
記載の抗α11β1抗体またはその抗原結合性断片。
【請求項9】
ヒト化抗体またはその抗原結合性断片である、請求項1~8のいずれか一項に記載の抗
α11β1抗体またはその抗原結合性断片。
【請求項10】
ヒトα11β1発現細胞におけるα11β1とコラーゲンとの相互作用を低減する、請
求項1~9のいずれか一項に記載の抗α11β1抗体またはその抗原結合性断片。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、それぞれ、その全体が本明細書に組み込まれる、2019年12月20日に
出願された米国仮出願第62/951,723号明細書;2020年2月28日に出願さ
れた米国仮出願第62/983,155号明細書;および2020年7月21日に出願さ
れた米国仮出願第63/054,717号明細書の優先権を主張する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
線維症は、体内の多くの組織において、典型的には炎症または組織損傷の結果として現
れる瘢痕化のプロセスである。細胞外マトリックスの産生の増加により臓器不全が引き起
こされ、多くの場合、死に至る。線維症に関連した疾患は、先進工業諸国における全死亡
の約45%を占めている(Wynn, T. A., 2008, J Pathol. 214:199-210)。そのような疾
患の1つが全身性硬化症(SSc)である。SScは複雑な自己免疫疾患であり、慢性進
行性の経過をたどり、患者間変動が大きい。SScは、炎症、血管機能障害および線維化
を特徴とする。皮膚および内臓の線維化は不可逆的な瘢痕化をもたらし、最終的には臓器
不全を引き起こし、高い死亡率をもたらす。現在、疾患修飾の可能性のある承認された標
的療法はない。
【発明の概要】
【0003】
本開示は、I型コラーゲン受容体インテグリンアルファ11ベータ1(α11β1)に
対する新規の機能遮断抗体を提供する。本開示はまた、線維性障害および/またはがんを
治療するためのそのような抗体の使用を提供する。
【0004】
一態様では、本開示は、配列番号103~435からなる群から選択されるアミノ酸配
列を含む、抗α11β1抗体またはその抗原結合性断片を提供する。別の態様では、本開
示は、配列番号103~207、209、211、213、216、218、220、2
23、225、228、233、234、236、240、241、245、247、2
53、255、257、259、261、265、267、269、271、275、2
77、279、281、283、287、289、291、293、296、300、3
04、306、308、310、312、314、316、318、320、322、3
24、325、327、329、334、336、338、340、342、344、3
48、351、353、355、358、360、361、364、366、368、3
69、374、376、377、379、380、381、383、384、385、3
87、389、392、393、396、398、400、402、405、408、4
11、または413~435のいずれか1つに包含されるCDR配列を含む、抗α11β
1抗体またはその抗原結合性断片を提供する。別の態様では、本開示は、配列番号103
~206または413~435のいずれか1つに包含されるCDR1、CDR2、および
CDR3を含む、抗α11β1抗体またはその抗原結合性断片を提供する。いくつかの実
施形態では、抗α11β1抗体またはその抗原結合性断片は、配列番号103~114、
207~311、および312~435からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、抗α11β1抗体またはその抗原結合性断片は、配列番号10
3~114、207、209、211、213、216、218、220、223、22
5、228、233、234、236、240、241、245、247、253、25
5、257、259、261、265、267、269、271、275、277、27
9、281、283、287、289、291、293、296、300、304、30
6、308、310、312、314、316、318、320、322、324、32
5、327、329、334、336、338、340、342、344、348、35
1、353、355、358、360、361、364、366、368、369、37
4、376、377、379、380、381、383、384、385、387、38
9、392、393、396、398、400、402、405、408、411、また
は413~435のいずれか1つに包含されるCDR配列を含む。いくつかの実施形態で
は、抗α11β1抗体またはその抗原結合性断片は、配列番号103~114または41
3~434のいずれか1つに包含される1つまたは複数のCDR配列を含む。いくつかの
実施形態では、抗α11β1抗体またはその抗原結合性断片は、配列番号103~114
または413~434のいずれか1つに包含されるCDR1、CDR2、およびCDR3
を含む。
【0005】
いくつかの実施形態では、抗α11β1抗体またはその抗原結合性断片は、モノクロー
ナル抗体またはその抗原結合性断片である。いくつかの実施形態では、抗α11β1抗体
またはその抗原結合性断片は、ヒト化抗体またはその抗原結合性断片である。いくつかの
実施形態では、抗α11β1抗体またはその抗原結合性断片は、ヒトα11β1発現細胞
におけるα11β1とコラーゲンとの相互作用を低減する。いくつかの実施形態では、抗
α11β1抗体またはその抗原結合性断片は、本明細書に記載の抗体またはその抗原結合
性断片と競合する。
【0006】
別の態様では、本開示は、本明細書に記載の抗体またはその抗原結合性断片をコードす
る核酸配列を含む核酸を提供する。いくつかの実施形態では、核酸配列は、配列番号1~
102からなる群から選択される配列を含む。
【0007】
別の態様では、本開示は、本明細書に記載の核酸を含むベクターを提供する。
【0008】
別の態様では、本開示は、本明細書に記載の核酸または本明細書に記載のベクターを含
む宿主細胞を提供する。
【0009】
別の態様では、本開示は、抗体またはその抗原結合性断片の発現に適した条件下で本明
細書に記載の宿主細胞を培養することを含む、抗体またはその抗原結合性断片を作製する
方法を提供する。
【0010】
別の態様では、本開示は、線維性障害を有するかまたはそのリスクを有する対象を治療
する方法であって、治療有効量の本明細書に記載の抗体またはその抗原結合性断片を、そ
れを必要とする対象に投与することを含む、方法を提供する。いくつかの実施形態では、
線維性障害は、特発性肺線維症(IPF)、慢性腎臓病、糖尿病性心筋症、原発性硬化性
胆管炎(PSC)、原発性胆汁性肝硬変(PBC)、非アルコール性脂肪性肝疾患(NA
FLD/NASH)、クローン病、潰瘍性大腸炎、または全身性硬化症である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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