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公開番号2025159907
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-22
出願番号2024062760
出願日2024-04-09
発明の名称マスク及びマスクの検査方法
出願人株式会社白鳩
代理人個人,個人
主分類A41D 13/11 20060101AFI20251015BHJP(衣類)
要約【課題】マスクデザインのバリエーションをより増やすことができ、しかも溶着不良の確認を容易に行うことができるマスク及びマスクの検査方法を提供する。
【解決手段】マスク10は、着用者の口及び鼻を覆うマスク本体部11を備える。マスク本体部11は、マスク本体部11の左側部分を構成する第1部分18と、マスク本体部11の右側部分を構成する第2部分19とを有している。第1部分18と第2部分19とは、それら各部分18,19の境界部において互いの裏面を向き合わせた状態で溶着されている。第1部分18は、表面の色が第1色C1とされ、第2部分19は、表面の色が第1色C1とは異なる第2色C2とされている。第1部分18と第2部分19とが溶着された溶着部分23は、第1部分18の表面側から見た場合に、第2部分19の第2色C2が現れることで第1色C1とは異なる色に見えるよう形成されている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
着用者の口及び鼻を覆うマスク本体を備え、
前記マスク本体は、前記マスク本体の左側部分及び右側部分のうちいずれか一方を構成する第1部分と、他方を構成する第2部分とを有しており、
前記第1部分と前記第2部分とは、それら各部分の境界部において互いの裏面を向き合わせた状態で溶着されているマスクであって、
前記第1部分は、少なくとも表面の色が第1色とされ、
前記第2部分は、少なくとも表面の色が前記第1色とは異なる第2色とされ、
前記第1部分と前記第2部分とが前記溶着された溶着部分は、前記第1部分の表面側から見た場合に、前記第2部分の前記第2色が現れることで前記第1色とは異なる色に見えるよう形成されている、マスク。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記マスク本体は、前記第1部分と前記第2部分とが裏面同士を向き合わせて重なり合うように前記溶着部分に沿って折り畳み可能とされており、
前記第1部分の裏面の色は、前記第2色とは異なる色とされており、
前記第2部分の裏面の色は、前記第1色とは異なる色とされている、請求項1に記載のマスク。
【請求項3】
左右一対のウレタン製のシート体を備え、それら一対のシート体が溶着により接合されることで形成されたウレタン製のマスクであって、
前記一対のシート体は、
前記第1部分と、着用者の一方の耳に掛けられる耳掛け部とを含んで形成された第1シート体と、
前記第2部分と、着用者の他方の耳に掛けられる耳掛け部とを含んで形成された第2シート体と、を有しており、
前記第1シート体の前記第1部分と前記第2シート体の前記第2部分が溶着されることにより前記溶着部分が形成されており、
前記第1シート体は、前記第1色に着色されており、
前記第2シート体は、前記第2色に着色されている、請求項1又は2に記載のマスク。
【請求項4】
前記マスク本体は、複数枚の不織布シートが溶着により接合されることで形成されており、
前記複数枚の不織布シートには、前記マスク本体の表面を形成する外側シートが含まれており、
前記外側シートのうち、前記第1部分を構成する第1シート部分については表面の色が前記第1色とされ、
前記外側シートのうち、前記第2部分を構成する第2シート部分については表面の色が前記第2色とされ、
前記マスク本体は、前記第1部分と前記第2部分とが裏面同士を向き合わせて重なり合うように前記溶着部分に沿って折り畳み可能とされており、
前記複数枚の不織布シートを溶着するシート溶着部として、前記第1部分に設けられた第1シート溶着部と、前記第2部分に設けられた第2シート溶着部とがあり、
前記第1シート溶着部は、前記第1部分の裏面側から見た場合に前記第1シート部分の前記第1色が現れることで前記第2色とは異なる色に見えるよう形成されており、
前記第2シート溶着部は、前記第2部分の裏面側から見た場合に前記第2シート部分の前記第2色が現れることで前記第1色とは異なる色に見えるよう形成されており、
前記第1シート溶着部と前記第2シート溶着部とは、前記溶着部分に対して互いに対称な位置に配置されている、請求項1又は2に記載のマスク。
【請求項5】
前記溶着部分は、前記第2部分の表面側から見た場合に、前記第1部分の前記第1色が現れることで前記第2色とは異なる色に見えるよう形成されている、請求項1又は2に記載のマスク。
【請求項6】
前記第1色は、淡色であり、
前記第2色は、濃色である、請求項1又は2に記載のマスク。
【請求項7】
請求項1に記載のマスクの検査方法であって、
前記溶着部分を前記第1部分の表面側から見て、前記溶着部分の色が局所的に変化している箇所が存在しているか否かを確認し、存在している場合に当該箇所に溶着不良が生じていると判断する第1工程を備える、マスクの検査方法。
【請求項8】
請求項2に記載のマスクの検査方法であって、
前記マスク本体を前記溶着部分に沿って前記折り畳んだ状態で、前記第1部分を表面側から見て、前記第1色とは異なる色に見える箇所が存在しているか否かを確認し、存在している場合に当該箇所に孔部が生じていると判断する第2工程と、
前記マスク本体を前記折り畳んだ状態で、前記第2部分を表面側から見て、前記第2色とは異なる色に見える箇所が存在しているか否かを確認し、存在している場合に当該箇所に孔部が生じていると判断する第3工程と、
を備える、マスクの検査方法。
【請求項9】
請求項4に記載のマスクの検査方法であって、
前記マスク本体を前記溶着部分に沿って前記折り畳んだ状態で、前記第1部分の表面側から前記第1シート溶着部を見て、前記第1色とは異なる色に見えるか否かを確認し、異なる色に見える場合に前記第1シート溶着部に孔部が生じていると判断する第4工程と、
前記マスク本体を前記折り畳んだ状態で、前記第2部分の表面側から前記第2シート溶着部を見て、前記第2色とは異なる色に見えるか否かを確認し、異なる色に見える場合に前記第2シート溶着部に孔部が生じていると判断する第5工程と、
を備える、マスクの検査方法。
【請求項10】
請求項3に記載のマスクの検査方法であって、
前記第1シート体と前記第2シート体とが重なり合うように前記マスクを前記溶着部分に沿って折り畳んだ状態で、前記マスクを前記重なり合う方向と交差する方向から見て、前記各シート体の厚みの差を確認し、その確認結果を基に前記各シート体に厚み不良が生じているか否かを判断する第6工程を備える、マスクの検査方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、マスク及びマスクの検査方法に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
マスクは、着用者の口及び鼻を覆うマスク本体を備えている。特許文献1に示すマスクは、マスク本体が左右一対のマスク片を有しており、それら一対のマスク片が互いの境界部において裏面同士を向き合わせた状態で溶着されている。
【0003】
近年、マスクのデザインに関するニーズが高まっており、マスクとして、マスク本体が白以外の色に着色されたカラーマスクが流通している。カラーマスクでは、マスク本体の全体がピンク色や青色等、所定の色に着色されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-100877号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記特許文献1のマスクでは、マスク本体において各マスク片が溶着された溶着部分に溶着不良が生じる場合が想定される。そのため、溶着後に、溶着部分に溶着不良が生じているか否かを目視で確認する必要がある。しかしながら、溶着不良が生じている部分と生じていない部分とでは、外観上大きな差異がない。そのため、溶着不良の有無を目視で確認するのは困難であると考えられる。
【0006】
また、近年、マスクのデザインに関するユーザのニーズが多様化している。そのため、そのニーズに対応するためマスクのデザインバリエーションを豊富に揃えていくことが求められる。しかしながら、マスク本体の全体が所定の色に着色された上述のカラーマスクでは、デザインバリエーションを増やすのに限界があり、ユーザのニーズに対応できなくなるおそれがある。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、マスクデザインのバリエーションをより増やすことができ、しかも溶着不良の確認を容易に行うことができるマスク及びマスクの検査方法を提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成すべく、本発明のマスクは、
着用者の口及び鼻を覆うマスク本体を備え、
前記マスク本体は、前記マスク本体の左側部分及び右側部分のうちいずれか一方を構成する第1部分と、他方を構成する第2部分とを有しており、
前記第1部分と前記第2部分とは、それら各部分の境界部において互いの裏面を向き合わせた状態で溶着されているマスクであって、
前記第1部分は、少なくとも表面の色が第1色とされ、
前記第2部分は、少なくとも表面の色が前記第1色とは異なる第2色とされ、
前記第1部分と前記第2部分とが前記溶着された溶着部分は、前記第1部分の表面側から見た場合に、前記第2部分の前記第2色が現れることで前記第1色とは異なる色に見えるよう形成されている。
【発明の効果】
【0009】
本発明のマスクによれば、マスク本体が、マスク本体の左側部分及び右側部分のうち一方を構成する第1部分と、他方を構成する第2部分とを有し、それら各部分は互いの裏面を向き合わせた状態で溶着されている。第1部分の表面の色は第1色とされ、第2部分の表面の色は第1色とは異なる第2色とされている。この場合、第1色と第2色との組み合わせにより、マスクデザインのバリエーションをより増やすことができる。
【0010】
また、第1部分と第2部分とが溶着された溶着部分については、第1部分の表面側から見た場合に、第2部分の第2色が現れることで第1色とは異なる色に見えるようになっている。かかる構成では、溶着部分の一部に溶着不良が生じた場合、その溶着不良が生じた箇所については色が薄く見える等、色の見え方が変わることになる。そのため、溶着部分の色が局所的に変化している箇所が存在しているか否かを確認し、当該箇所が存在している場合には当該箇所に溶着不良が生じていると判断し、当該箇所が存在していない場合(つまり、溶着部分の色が一様となっている場合)には溶着不良が生じていないと判断することができる。これにより、溶着不良の確認を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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