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公開番号2025159719
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-21
出願番号2025063265
出願日2025-04-07
発明の名称符号化方法およびシステム
出願人ブラックマジック デザイン ピーティーワイ リミテッド,Blackmagic Design Pty Ltd
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類H04N 19/42 20140101AFI20251014BHJP(電気通信技術)
要約【課題】第1データ列のn番目の記号を第2データ列のm番目の記号に変換する方法、第1データ型を有する第1データ列のn番目の記号を符号化することによって生成された、第2データ型を有する第2データ列のm番目の記号を復号する方法並びに符号化装置および復号装置を提供する。
【解決手段】方法は、復号により第1データ型を有する出力記号を生成する。符号化装置は、第1データ列を受信する入力部と、第2データ列を送信する出力部と、第1データ列の記号を逐次的に処理し、第2データ列の記号を出力する処理システムと、を備える。
【選択図】図4A
特許請求の範囲【請求項1】
第1データ列のn番目の記号を第2データ列のm番目の記号に変換する方法であって:
第1データ列のn番目の記号を受信することと;
所定の変換集合に属する変換を使用して、第1コード長を有する第1記号群を含む第1データ型を、前記第1コード長とは異なる第2コード長を有する第2記号群を含む第2データ型にマッピングし、前記第1データ列のn番目の記号から第2データ列のm番目の記号を生成することと;を含み、
前記所定の変換集合は、複数の変換サブセットを含み、各変換サブセットは前記第1データ型を前記第2データ型にマッピングし、各変換サブセットの中に前記第1データ型の特定の記号を前記第2データ型の記号に損失なくマッピングする可逆変換グループと、前記第1データ型と前記第2データ型の残りの記号間の少なくとも1つの非可逆変換グループとを含み、
第1データ列のn番目の記号から第2データ列のm番目の記号を生成するために使用される前記変換は、変換サブセットに属し、前記変換サブセットの可逆変換グループにおいて、損失なく第2データ型の記号にマッピングされる第1データ型の特定の記号の中に、前記第1データ列のn-1番目の記号が含まれる、方法。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記各変換サブセットにおいて、前記第1データ型の記号のうち前記第2データ型の記号に損失なくマッピングされる前記特定の記号は、連続するデータ値のグループを表す、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記各変換サブセットにおいて、前記第1データ型の記号のうち、前記第2データ型に対して損失ありで変換される第1データ型の残りの記号のグループ(または各グループ)は、連続するデータ値のグループを表す、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記各変換サブセットにおいて、前記第2データ型は、前記第1データ型の前記特定の記号が損失なくマッピングされる第1の記号数と、その他の記号が損失ありでマッピングされる第2の記号数とを含み、前記第2データ型の記号群における前記第1の記号数および前記第2の記号数は等しい、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記第1データ列のn+1番目の記号を変換するために使用される次の変換サブセットを、第1データ列のn番目の記号に基づいて決定することと;前記次の変換サブセットに属する変換を用いて、第1データ列のn+1番目の記号を第2データ列のm+1番目の記号に変換することと;をさらに含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記次の変換サブセットにおいて、前記n番目の記号が、第2データ型の記号に損失なくマッピングされる、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第2データ列のm番目の記号を、第2データ列のm番目の記号の生成に使用された変換サブセットと同じ変換サブセット内の変換に対応する逆変換を用いて、第1データ型に逆変換することをさらに含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
第1コード長のコード語を有する第1データ型で符号化された第1データ列を、第2コード長のコード語を有する第2データ型で符号化された第2データ列に符号化する方法であって:前記方法は:
各データ型の記号間の可逆マッピングおよび各データ型の記号間の非可逆マッピングを含み、第1データ型の記号を第2データ型の記号にマッピングする固定の変換集合を決定することと;
前記第1データ列のn番目の記号を受信することと;
前記固定の変換集合から、前記n番目の記号を符号化するために使用される変換を決定することと;を含み、
前記決定された変換は、第1データ列のn番目の記号がn-1番目の記号と同じであるかまたはn-1番目の記号との差が所定のしきい値以内である場合に可逆変換である、方法。
【請求項9】
前記第1データ型の記号を第2データ型の記号にマッピングする前記固定の変換集合は、複数の変換サブセットを含み、各変換サブセットは、第1データ型のすべての記号を前記第2データ型にマッピングし、前記第1データ型の特定の記号を前記第2データ型の記号に損失なくマッピングする可逆変換グループと、前記第1データ型と前記第2データ型の残りの記号間の少なくとも1つの非可逆変換のグループとを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記n番目の記号を符号化するために使用されると決定された変換は、変換サブセットに属し、前記変換サブセットの可逆変換グループ内の特定の記号に、n-1番目の記号およびn番目の記号の両方が対応する、請求項9に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、データ列を圧縮するための符号化方法、およびそのように符号化されたデータ列を復号する方法、ならびにこれらの方法を用いてデータを符号化および/または復号するシステムに関する。各実施形態は、一般的には映像または音声を表すデータ列の符号化に関連して説明されるが、本発明はそのような用途に限定されるべきではない。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
映像データや音声データなどのデータ列を符号化および/または復号するための非常に多数の異なるコーデックが存在するが、既存のコーデックでは十分に対応できない特定の必要事項が発生する場合がある。そうした必要事項の一つは、好ましくはシンプルなハードウェアで実行可能な、比較的低い圧縮に対する要求である。
【0003】
このような特定分野のニーズには、PNG、T81ロスレスJPEG、T87 JPEG-LSといったコーデックが対応しており、いずれも小規模なハードウェア構成で軽度の圧縮を提供している。これら3つのコーデックはいずれも、画素予測アルゴリズムを用いることにより、小規模なハードウェア構成を実現している。すなわち、ある画素を近傍画素との差分(または複数の近傍画素の組み合わせに基づく値との差分)として送信するものである。
【0004】
これらのコーデックは、可変長符号(VLC)を利用している。可変長符号は、頻繁に送信される差分には短い符号を、頻繁に送信されない差分には長い符号を割り当てることにより、データ圧縮を実現する。この種のコーデックによって符号化されたデータは、一般的にはソースデータ(圧縮前のデータ)より小さくなるが、ほとんどのソースデータ(例えば画像)は、ソースデータよりも大きな符号化データを一気に生成する場合が多い。このため、First-In First-Out (FIFO)デバイスなどのVLCデータバッファを使用する必要が生じ、これがハードウェア資源の要求量を増加させ、ひいてはハードウェアコストの増大につながる。
【0005】
本発明者は、ハードウェア要件をさらに簡素化すること、または少なくともそのようなコーデックの代替手段の提供が望まれていることを確認した。
【0006】
このセクションで説明されるシステム、装置、方法およびアプローチ、ならびにそれらの構成要素は、発明者が知っているものである。したがって、特に明示されていない限り、単にこのセクションに含まれていることだけを理由に、これらのシステム、装置、方法、アプローチまたはそれらの構成要素が先行技術として引用されうるとみなされるべきではなく、またそのようなシステム、装置、方法、アプローチおよび構成要素が当業者に通常知られているものであるとみなされるべきではない。
【発明の概要】
【0007】
本開示の第1の態様では、第1データ列のn番目の記号を、第2データ列のm番目の記号に変換する方法が提供される。この方法は:第1データ列のn番目の記号を受信すること;所定の変換集合に属する変換を使用して、第1のコード長を有する第1の記号群を含む第1データ型を、第1のコード長とは異なる第2のコード長を有する第2の記号群を含む第2データ型にマッピングし、第1データ列のn番目の記号から第2データ列のm番目の記号を生成すること;を含む。前記所定の変換集合は複数の変換サブセットを含み、各変換サブセットは第1データ型を第2データ型にマッピングし、各変換サブセットの中に第1データ型の特定の記号を第2データ型の記号に損失なくマッピングする可逆変換のグループと第1データ型と第2データ型の残りの記号間の少なくとも1つの非可逆変換のグループとを含む。第1データ列のn番目の記号から第2データ列のm番目の記号を生成するために用いられる前記変換は、変換サブセットに属し、当該変換サブセットの可逆変換グループにおいて、損失なく第2データ型の記号にマッピングされる第1データ型の特定の記号に第1データ列のn-1番目の記号が含まれる。
【0008】
一部の実施形態では、各変換サブセットにおいて、第1データ型のうち第2データ型の記号に損失なくマッピングされる特定の記号は、連続するデータ値のグループを表す。
【0009】
一部の実施形態では、各変換サブセットにおいて、非可逆変換によって前記第2データ型に変換される、第1データ型の残りの記号のグループ(または各グループ)は、連続するデータ値のグループを表す。
【0010】
一部の実施形態では、各変換サブセットにおいて、第2データ型は、第1データ型の前記特定の記号が損失なくマッピングされる第1の記号数と、第1データ型の他の記号が損失ありでマッピングされる第2の記号数とを含み、かつ前記第2データ型の記号群における第1の記号数および第2の記号数は等しい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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