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公開番号
2025159236
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-17
出願番号
2025138823,2021141000
出願日
2025-08-22,2021-08-31
発明の名称
シールドケーブル及びシールドケーブルの製造方法
出願人
株式会社プロテリアル
代理人
主分類
H01B
11/08 20060101AFI20251009BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】細径化が可能で、断面の外縁形状が円形に近く、かつ高い屈曲性を有するシールドケーブル及びその製造方法を提供する。
【解決手段】シールドケーブル1は、導体211,221が絶縁体212,222によって被覆された第1及び第2のコア線21,22を撚り合わせてなるツイストペア線2と、複数のシールド素線31を螺旋状に横巻きしてなるシールド層3とを備える。複数のシールド素線31は、第1及び第2のコア線21,22における径方向の外周側の端部に接して横巻きされている。複数のシールド素線31の横巻き方向において、複数のシールド素線31のうち任意の一本のシールド素線31が第1及び第2のコア線21,22のうち一方のコア線の外径側の頂点に接してから他方のコア線に接するまでの角度が63.4°以下である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
導体が絶縁体によって被覆された一対のコア線を撚り合わせてなるツイストペア線と、複数のシールド素線を螺旋状に横巻きしてなるシールド層と、前記シールド層の外周を覆う樹脂製のシースとを備え、前記シールド層が前記ツイストペア線の撚り合わせ中心軸線に対して垂直な径方向における前記ツイストペア線の外周に配置されたシールドケーブルであって、
前記複数のシールド素線は、ケーブル周方向に沿って互いに接するように並んで配置されると共に、前記一対のコア線における前記径方向の外周側の端部に接して横巻きされており、
前記シースは、チューブ押出によって成形されて前記シールド層の外周に密着されており、
前記複数のシールド素線の横巻き方向において、前記複数のシールド素線のうち任意の一本のシールド素線が前記一対のコア線のうち一方のコア線の前記径方向の外径側の頂点に接してから他方のコア線に接するまでの角度が63.4°以下である、
シールドケーブル。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
前記一対のコア線の撚り方向と前記複数のシールド素線の撚り方向とが逆であり、
複数のシールド素線の撚りピッチが前記一対のコア線の撚りピッチの1.42倍以上である、
請求項1に記載のシールドケーブル。
【請求項3】
前記シールドケーブルの直径は、0.25mm以下である、
請求項1又は2に記載のシールドケーブル。
【請求項4】
前記一対のコア線の前記導体の直径が0.05mm以下である、
請求項1乃至3の何れか1項に記載のシールドケーブル。
【請求項5】
前記シールド層の内側における前記ツイストペア線の周辺が介在物のない空間とされている、
請求項1乃至4の何れか1項に記載のシールドケーブル。
【請求項6】
前記複数のシールド素線の撚りピッチは、10mm以下である、
請求項1乃至5の何れか1項に記載のシールドケーブル。
【請求項7】
請求項6に記載のシールドケーブルの製造方法であって、
前記一対のコア線を撚り合わせて前記ツイストペア線を構成するツイストペア線形成工程と、
前記複数のシールド素線に張力を付与しながら、前記一対のコア線における前記径方向の外周側の端部に接するように前記複数のシールド素線を螺旋状に横巻きして前記シールド層を形成するシールド層形成工程と、
前記シールド層の外周に前記シースをチューブ押出によって押出成形する押出成形工程と、
を有するシールドケーブルの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シールドケーブル及びシールドケーブルの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、導体が絶縁体によって被覆された一対のコア線を撚り合わせてなるツイストペア線と、ツイストペア線の外周に設けられたシールド層とを有するシールドケーブルが、信号の伝送などのために用いられている(例えば、特許文献1-3参照)。
【0003】
特許文献1に記載のシールド付ツイスト電線は、例えば車載LAN用の通信ケーブルとして用いられるものであり、導体の外周を絶縁体で被覆してなる複数の絶縁芯線を撚り合わせ、その外周をシールド導体で被覆し、さらにその外周を外皮で被覆して構成されている。シールド導体は、銅やアルミニウムによって形成された編組や金属箔からなる。
【0004】
特許文献2の低電圧作動信号伝送用ケーブルは、特許文献1に記載のものに対し耐屈曲性を向上させたものであり、一対の芯線を対撚りしてなるツイストペアケーブルと、ツイストペアケーブルの周囲に形成された固定層と、固定層の周囲に複数のシールド素線を横巻きしてなる横巻シールドと、横巻シールドの周囲に形成されたシースとを有している。固定層は、熱可塑性樹脂をツイストペアケーブルの周囲に充実押出して形成されており、屈曲、捻回、又はU字摺動等の可動時に印加される応力を効果的に分散させる観点から、固定層の断面形状が円形状とされている。
【0005】
特許文献3の耐屈曲ケーブルは、自動車用ケーブルあるいはロボット用ケーブルとして用いられるものであり、一対の可撓性絶縁心線を撚り合わせたツイストペア線に直接接触するように複数のシールド素線が横巻きされている。複数のシールド素線の外周には、シースが被せられている。複数のシールド素線の撚り方向及び撚りピッチは、ツイストペア線の撚り方向及び撚りピッチと同一である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2008-130347号公報
特開2017-142958号公報
特開2007-299562号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、近年の医療技術の進歩により、人体の血管内に各種のセンサをシールドケーブルと共に挿入し、人体内の状況をモニタすることが行われるようになっている。このような医療用のカテーテルケーブルは、直径が例えば0.25mm以下の極細であることが要求される。また、血管の曲がっている部分に引っかかって挿入が困難となることを抑制するため、断面の外縁形状が円形に近いことや、高い屈曲性も要求される。
【0008】
このように、極細であり、断面の外縁形状が円形に近く、かつ高い屈曲性を有するシールドケーブルの実現は、例えば特許文献1-3に記載されたシールドケーブルの構造をそのまま用いて単に細径化するだけでは困難であり、これらの要求項目を高いレベルで満たすシールドケーブルの開発が求められていた。
【0009】
そこで、本発明は、細径化が可能で、断面の外縁形状が円形に近く、かつ高い屈曲性を有するシールドケーブル及びその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、上記課題を解決することを目的として、導体が絶縁体によって被覆された一対のコア線を撚り合わせてなるツイストペア線と、複数のシールド素線を螺旋状に横巻きしてなるシールド層と、前記シールド層の外周を覆う樹脂製のシースとを備え、前記シールド層が前記ツイストペア線の撚り合わせ中心軸線に対して垂直な径方向における前記ツイストペア線の外周に配置されたシールドケーブルであって、前記複数のシールド素線は、ケーブル周方向に沿って互いに接するように並んで配置されると共に、前記一対のコア線における前記径方向の外周側の端部に接して横巻きされており、前記シースは、チューブ押出によって成形されて前記シールド層の外周に密着されており、前記複数のシールド素線の横巻き方向において、前記複数のシールド素線のうち任意の一のシールド素線が前記一対のコア線のうち一方のコア線の前記径方向の外径側の頂点に接してから他方のコア線に接するまでの角度が63.4°以下である、シールドケーブルを提供する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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