TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025158999
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-17
出願番号
2025126452,2024066061
出願日
2025-07-29,2019-10-07
発明の名称
発光デバイス用材料および発光デバイス
出願人
株式会社半導体エネルギー研究所
代理人
主分類
C07D
491/048 20060101AFI20251009BHJP(有機化学)
要約
【課題】耐熱性の高い有機化合物を提供する。赤色の光または近赤外光を発する発光デバ
イスに用いることができる新規な有機化合物を提供する。
【解決手段】一般式(G0)で表される有機化合物。一般式(G0)中、Qは、酸素また
は硫黄を表し、Ar1は、置換もしくは無置換の縮合芳香環を表し、R1及びR2は、そ
れぞれ独立に、水素または総炭素数1以上100以下の基を表し、R1及びR2の少なく
とも一方は、正孔輸送性の骨格または縮合環を有する。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025158999000045.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">20</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">167</com:WidthMeasure> </com:Image>
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
フロキノキサリン骨格またはチエノキノキサリン骨格に縮合芳香環が縮合した構造を有する、発光デバイス用材料。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
フロキノキサリン骨格またはチエノキノキサリン骨格に縮合芳香環が縮合した構造を有し、
フロキノキサリン骨格またはチエノキノキサリン骨格が有するベンゼン環に、正孔輸送性骨格を有する基が結合している、発光デバイス用材料。
【請求項3】
請求項2において、
前記正孔輸送性骨格を有する基は、置換もしくは無置換のジアリールアミノ基、置換もしくは無置換の縮合芳香族炭化水素環、及び置換もしくは無置換のπ過剰型の縮合複素芳香環のうち少なくとも一を有する、発光デバイス用材料。
【請求項4】
フロキノキサリン骨格またはチエノキノキサリン骨格に縮合芳香環が縮合した構造を有し、
フロキノキサリン骨格またはチエノキノキサリン骨格が有するベンゼン環に、縮合環を有する基が結合している、発光デバイス用材料。
【請求項5】
請求項4において、
前記縮合環は、置換もしくは無置換の縮合芳香族炭化水素環、及び置換もしくは無置換のπ過剰型の縮合複素芳香環のうち少なくとも一である、発光デバイス用材料。
【請求項6】
請求項4において、
前記縮合環は、ジベンゾチオフェン骨格、ジベンゾフラン骨格、及びカルバゾール骨格のうちいずれか一を有する、置換もしくは無置換の縮合複素芳香環である、発光デバイス用材料。
【請求項7】
請求項4において、
前記縮合環は、ナフタレン骨格、フルオレン骨格、トリフェニレン骨格、及びフェナントレン骨格のうちいずれか一を有する、置換もしくは無置換の縮合芳香族炭化水素環である、発光デバイス用材料。
【請求項8】
請求項1乃至請求項7のいずれか一において、
赤色または近赤外光を発する発光デバイス用の材料である、発光デバイス用材料。
【請求項9】
請求項1乃至請求項8のいずれか一に記載の発光デバイス用材料を有する、発光デバイス。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の一態様は、有機化合物、発光デバイス用材料(発光素子用材料ともいう)、発光
デバイス(発光素子ともいう)、発光装置、発光モジュール、電子機器、及び照明装置に
関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【0002】
なお、本発明の一態様は、上記の技術分野に限定されない。本発明の一態様の技術分野と
しては、半導体装置、表示装置、発光装置、蓄電装置、記憶装置、電子機器、照明装置、
入力装置(例えば、タッチセンサなど)、入出力装置(例えば、タッチパネルなど)、そ
れらの駆動方法、またはそれらの製造方法を一例として挙げることができる。
【背景技術】
【0003】
有機エレクトロルミネッセンス(EL:Electro Luminescence)現
象を利用した発光デバイス(有機ELデバイス、有機EL素子ともいう)の研究開発が盛
んに行われている。有機ELデバイスの基本的な構成は、一対の電極間に発光性の有機化
合物を含む層(以下、発光層とも記す)を挟んだものである。この有機ELデバイスに電
圧を印加することにより、発光性の有機化合物からの発光を得ることができる。
【0004】
発光性の有機化合物としては、例えば、一重項励起状態を発光に変換する化合物(蛍光性
化合物、蛍光材料ともいう)や、三重項励起状態を発光に変換する化合物(燐光性化合物
、燐光材料ともいう)が挙げられる。特許文献1では、燐光性化合物として、イリジウム
などを中心金属とする有機金属錯体が開示されている。
【0005】
燐光性化合物を用いて発光デバイスの発光層を形成する場合、燐光性化合物の濃度消光や
三重項-三重項消滅による消光を抑制するために、他の化合物からなるマトリクス中に該
燐光性化合物が分散するようにして形成することが多い。この時、マトリクスとなる化合
物はホスト材料、燐光性化合物のようにマトリクス中に分散される化合物はゲスト材料と
呼ばれる。
【0006】
燐光性化合物をゲスト材料とする場合、ホスト材料に必要とされる性質は、該燐光性化合
物よりも大きな三重項励起エネルギー(基底状態と三重項励起状態とのエネルギー差)を
有することである。
【0007】
また、一重項励起エネルギー(基底状態と一重項励起状態とのエネルギー差)は三重項励
起エネルギーよりも大きいため、大きな三重項励起エネルギーを有する物質は大きな一重
項励起エネルギーをも有する。したがって、上述したような大きな三重項励起エネルギー
を有する物質は、蛍光性化合物を発光物質として用いた発光デバイスにおいても有益であ
る。
【0008】
有機ELデバイスは、薄型軽量化が容易である、入力信号に対し高速に応答可能である、
直流低電圧電源を用いて駆動可能である等の特徴を有し、表示装置に好適である。
【0009】
また、有機ELデバイスは、膜状に形成することができるため、面状に発光を得ることが
できる。よって、大面積の発光デバイスを容易に形成することができる。このことは、L
ED(発光ダイオード)に代表される点光源及び蛍光灯に代表される線光源では得難い特
色であるため、有機ELデバイスは、照明装置等に応用できる面光源としての利用価値も
高い。
【0010】
また、個人認証、不良解析、医療診断、セキュリティ関連など、様々な用途でイメージセ
ンサが用いられている。イメージセンサは、用途に応じて、用いる光源の波長が使い分け
られている。イメージセンサでは、例えば、可視光、X線などの短波長の光、近赤外光な
どの長波長の光など、様々な波長の光が用いられている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
クミアイ化学工業株式会社
多形
2日前
東ソー株式会社
タンパク質の発現方法
1か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
有機化合物
2か月前
株式会社トクヤマ
ビオチン誘導体の製造方法
3か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
有機化合物
2日前
栗田工業株式会社
ギ酸の回収方法
25日前
株式会社トクヤマ
チオラクトン誘導体の製造方法
1か月前
株式会社コスモス
液状炭化水素の増産方法
2か月前
東ソー株式会社
イソシアネート化合物の製造方法
2か月前
株式会社トクヤマ
ホルムアミド化合物の製造方法
2か月前
株式会社トクヤマ
ベンザゼピン化合物の製造方法
2か月前
株式会社コスモス
液状炭化水素の増産方法
2か月前
株式会社トクヤマ
チオファニウム塩誘導体の製造方法
4日前
日産化学株式会社
ピラゾール化合物及び有害生物防除剤
3か月前
三菱ケミカル株式会社
アルコールの製造方法
1か月前
本田技研工業株式会社
CO2変換方法
29日前
国立大学法人東京農工大学
深共晶溶媒
2か月前
大阪瓦斯株式会社
メタン製造システム
29日前
JNC株式会社
有機ケイ素化合物およびこれを用いた重合体
2か月前
キヤノン株式会社
有機化合物及び有機発光素子
1か月前
JNC株式会社
有機ケイ素化合物およびこれを用いた重合体
2か月前
株式会社トクヤマ
アシル化ベンゼン誘導体の酸塩の製造方法
2か月前
東ソー株式会社
免疫グロブリン結合性タンパク質の製造方法
1か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
有機金属錯体、発光デバイス
2か月前
個人
IL-17産生誘導能を有する化合物及びその用途
1か月前
キヤノン株式会社
有機金属錯体及び有機発光素子
29日前
デンカ株式会社
有機酸又はその塩の製造方法
2か月前
国立大学法人京都大学
抗がん剤
2か月前
国立大学法人岩手大学
反応性付与化合物
2か月前
株式会社 MTG
ツバキ科ツバキ属の若葉からのエラグ酸製造方法
2か月前
株式会社成和化成
アスコルビン酸誘導体又はその塩及びその化粧料
15日前
岐阜市
化合物、アジュバント組成物および医薬組成物
1か月前
旭化成株式会社
ホルムアルデヒドガスの製造方法
2か月前
國立臺灣大學
ビスフェノールAの製造方法
2か月前
学校法人東海大学
樹脂担持環状テルル化合物
3か月前
三菱ケミカル株式会社
化合物
1か月前
続きを見る
他の特許を見る