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公開番号
2025157523
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-15
出願番号
2025124251,2024569745
出願日
2025-07-24,2024-03-29
発明の名称
セルロース粉末及び成形体
出願人
旭化成株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08B
15/00 20060101AFI20251007BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】質量のばらつきを小さく、崩壊性を良好に保ちながら、硬度と摩損度に優れ、且つ、薬物等の活性成分の量を変えることなく、より小型の成形体が得られるセルロース粉末及び前記セルロース粉末を用いた成形体の提供。
【解決手段】平均粒子径D
50
に対する吸水速度Cvの比Y(Cv/D
50
)が0.12g
2
/(s・μm)以上であり、ゆるみ嵩密度Xが0.135g/cm
3
以下である、セルロース粉末、平均粒子径D
50
に対する吸水速度Cvの比Y(Cv/D
50
)とゆるみ嵩密度Xの関係が式(1-1)[Y≧1.5×X-0.06]を満たす、セルロース粉末、及び、1種以上の活性成分と、前記いずれかに記載のセルロース粉末と、を含む、成形体。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
平均粒子径D
50
に対する吸水速度Cvの比Y(Cv/D
50
)とゆるみ嵩密度Xの関係が下記式(1-1)を満たす、セルロース粉末。
Y≧1.5×X-0.06 ・・・・・式(1-1)
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
平均粒子径D
50
に対する吸水速度Cvの比Y(Cv/D
50
)が0.12g
2
/(s・μm)以上であり、
ゆるみ嵩密度Xが0.135g/cm
3
以下である、セルロース粉末。
【請求項3】
平均粒子径D
50
に対する、凝集力Fの比F/D
50
が0.01N%/μm以上である、請求項1又は2に記載のセルロース粉末。
【請求項4】
粉体動摩擦角が30°以上である、請求項1又は2に記載のセルロース粉末。
【請求項5】
一次粒子率が20%以上である、請求項1又は2に記載のセルロース粉末。
【請求項6】
一次粒子のL/Dが2.0以上である、請求項1又は2に記載のセルロース粉末。
【請求項7】
圧縮率が40%以上である、請求項1又は2に記載のセルロース粉末。
【請求項8】
平均重合度が100以上450以下である、請求項1又は2に記載のセルロース粉末。
【請求項9】
平均粒子径D
50
が15μm以上300μm以下である、請求項1又は2に記載のセルロース粉末。
【請求項10】
吸水速度Cvが2.0g
2
/s以上12.0g
2
/s以下である、請求項1又は2に記載のセルロース粉末。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、セルロース粉末及び成形体に関する。
本願は、2023年3月31日に、日本に出願された特願2023-058328号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、医薬、食品、その他化学工業分野等において、結晶セルロース、粉末セルロース等のセルロース粉末を賦形剤として用いることにより、活性成分を含有する成形体を調製することが広く行われている。これらセルロース粉末には、特に良好な成形性、さらには薬物等の活性成分の量を変えることなく、成形体を小型化することによって、服用を容易にすることが求められている。
【0003】
例えば、特許文献1には、優れた浸透速度を有する吸収性物品、並びに、当該吸収性物品を与える吸水性樹脂粒子及び吸収体が開示されている。具体的には、吸収性物品は、吸収体を備え、吸収体は、吸水性樹脂粒子を含有し、吸水性樹脂粒子において、固めかさ密度が0.500g/cm
3
以上であり、温度30℃、相対湿度80%で1時間吸湿させたときの固めかさ密度の変化量が0.020g/cm
3
以上であることが開示されている。
【0004】
特許文献2には、圧縮成形性に優れ、造粒時に粘着性のある成分を均一に保持し、顆粒の粒度分布をシャープにでき、成形体の崩壊時間を短く、且つ経時的に安定した崩壊性を付与できるセルロース粉末が開示されている。具体的には、セルロース粉末において、粒度分布シャープネスが1.5~2.9であり、残留不純物由来の全有機炭素量が0.07を超え0.25%以下であることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-121298号公報
特許第6273052号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1では、水を主成分とする液体に対して優れた浸透速度を示し、当該液体を保持できる材料として、(メタ)アクリル酸及びその塩からなる群より選ばれる少なくとも一種に由来する構造単位を有する樹脂粒子が開示されており、セルロース粉末についての検討はなされていない。
【0007】
また、特許文献2では、湿式打錠法で得られる成形体についてのみ開示されており、直接打錠法についての検討はなされていない。また、成形体の小型化についての検討もなされていない。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、質量のばらつきを小さく、崩壊性を良好に保ちながら、硬度と摩損度に優れ、且つ、薬物等の活性成分の量を変えることなく、より小型の成形体が得られるセルロース粉末及び前記セルロース粉末を用いた成形体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
すなわち、本発明は、以下の態様を含む。
[1] 平均粒子径D
50
に対する吸水速度Cvの比Y(Cv/D
50
)が0.12g
2
/(s・μm)以上であり、
ゆるみ嵩密度Xが0.135g/cm
3
以下である、セルロース粉末。
[2] 平均粒子径D
50
に対する吸水速度Cvの比Y(Cv/D
50
)とゆるみ嵩密度Xの関係が下記式(1-1)を満たす、セルロース粉末。
Y≧1.5×X-0.06 ・・・・・式(1-1)
[3] 平均粒子径D
50
に対する吸水速度Cvの比Y(Cv/D
50
)が0.12g
2
/(s・μm)以上であり、
ゆるみ嵩密度Xが0.135g/cm
3
以下である、前記[2]のセルロース粉末。
[4] 平均粒子径D
50
に対する、凝集力Fの比F/D
50
が0.01N%/μm以上である、前記[1]~[3]のいずれかのセルロース粉末。
[5] 粉体動摩擦角が30°以上である、前記[1]~[4]のいずれかのセルロース粉末。
[6] 一次粒子率が20%以上である、前記[1]~[5]のいずれかのセルロース粉末。
[7] 一次粒子のL/Dが2.0以上である、前記[1]~[6]のいずれかのセルロース粉末。
[8] 圧縮率が40%以上である、前記[1]~[7]のいずれかのセルロース粉末。
[9] 平均重合度が100以上450以下である、前記[1]~[8]のいずれかのセルロース粉末。
[10] 平均粒子径D
50
が15μm以上300μm以下である、前記[1]~[9]のいずれかのセルロース粉末。
[11] 吸水速度Cvが2.0g
2
/s以上12.0g
2
/s以下である、前記[1]~[10]のいずれかのセルロース粉末。
[12] 凝集力Fが30N%以上100N%以下である、前記[1]~[11]のいずれかのセルロース粉末。
[13] 1種以上の活性成分と、
前記[1]~[12]のいずれかのセルロース粉末と、
を含む、成形体。
[14] 前記活性成分が、医薬用活性成分である、前記[13]の成形体。
[15] 前記活性成分が、食品用活性成分である、前記[13]の成形体。
[16] 錠剤である、前記[13]~[15]のいずれかの成形体。
【発明の効果】
【0010】
上記態様のセルロース粉末によれば、質量のばらつきを小さく、崩壊性を良好に保ちながら、硬度と摩損度に優れ、且つ、薬物等の活性成分の量を変えることなく、より小型の成形体が得られるセルロース粉末を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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