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公開番号2025156834
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-15
出願番号2024059545
出願日2024-04-02
発明の名称通知装置、通知方法および通知プログラム
出願人株式会社リガク
代理人弁理士法人Kighs,個人,個人
主分類H05G 1/26 20060101AFI20251007BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】X線分析装置が有するX線発生部の部品の交換管理を容易にする通知装置、通知方法および通知プログラムを提供する。
【解決手段】部品の交換推奨情報を通知する通知装置200であって、X線分析装置が有する対象部品に対する測定値の情報を記憶する情報記憶部230と、測定値の情報から対象部品の現在の状態が部品の交換を推奨する交換推奨情報を通知すべき状態か否かを判定する状態判定部240と、対象部品の現在の状態が交換推奨情報を通知すべき状態であると判定されたときに、交換推奨情報を通知する通知部250と、を備える。対象部品には、フィラメント、ターゲットおよびシャッタが挙げられる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
部品の交換推奨情報を通知する通知装置であって、
X線分析装置が有する対象部品に対する測定値の情報を記憶する情報記憶部と、
前記測定値の情報から前記対象部品の現在の状態が前記対象部品の交換を推奨する交換推奨情報を通知すべき状態か否かを判定する状態判定部と、
前記対象部品の現在の状態が前記交換推奨情報を通知すべき状態であると判定されたときに、前記交換推奨情報を通知する通知部と、を備えることを特徴とする通知装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記情報記憶部は、前記交換推奨情報を通知するための異なる複数の判定条件をさらに記憶し、
前記通知装置は、前記対象部品に対して前記情報記憶部に記憶されている複数の判定条件の中から1つの判定条件を選択する選択部をさらに有し、
前記状態判定部は、前記測定値が、前記選択された判定条件に合致するか否かを判定することを特徴とする請求項1記載の通知装置。
【請求項3】
前記対象部品は、前記X線分析装置を構成する照射部の部品であり、
前記照射部は、電子銃と、接地された対陰極部と、を備え、
前記電子銃は、電子放出部と、電子集光用のウェーネルト電極と、を備え、
前記ウェーネルト電極は、前記電子放出部に印加される負の電圧に対してより大きい負の電圧を印加する構造を有し、
前記対象部品は、前記電子放出部、前記ウェーネルト電極または前記対陰極部のいずれかであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の通知装置。
【請求項4】
前記対象部品は、フィラメントであり、
前記測定値は、フィラメント電流の電流値であり、
前記状態判定部は、前記フィラメントの使用時間に対し前記フィラメント電流の電流値の増加時間が閾値を超えているか否かで、前記対象部品の現在の状態が前記交換推奨情報を通知すべき状態か否かを判定することを特徴とする請求項1または請求項2記載の通知装置。
【請求項5】
前記対象部品は、ターゲットであり、
前記測定値は、前記ターゲットのモータ電流の電流値であり、
前記状態判定部は、前記モータ電流の電流値が閾値を超えると予想される時点までの時間が所定時間より小さいか否かで、前記対象部品の現在の状態が前記交換推奨情報を通知すべき状態か否かを判定することを特徴とする請求項1または請求項2記載の通知装置。
【請求項6】
前記対象部品は、ターゲットであり、
前記測定値は、標準試料の測定結果から得られる回折ピークの強度に関するパラメータであり、
前記状態判定部は、前記回折ピークの強度に関するパラメータの値が閾値を超えているか否かで、前記対象部品の現在の状態が前記交換推奨情報を通知すべき状態か否かを判定することを特徴とする請求項1または請求項2記載の通知装置。
【請求項7】
前記対象部品は、シャッタであり、
前記測定値は、前記シャッタのオープン時間またはクローズ時間であり、
前記状態判定部は、前記シャッタのオープン時間またはクローズ時間が閾値を超えると予想される時点までの時間が所定時間より小さいか否かで、前記対象部品の現在の状態が前記交換推奨情報を通知すべき状態か否かを判定することを特徴とする請求項1または請求項2記載の通知装置。
【請求項8】
前記記憶された判定条件は、前記測定値が閾値を超えているか否かであり、
前記測定値は、前記対象部品の使用時間またはそれに相当する量であり、
前記閾値は、前記対象部品ごとに決められた推奨値に所定の割合を乗じた値、前記対象部品の使用時間実績の平均値に所定の値を乗じた値または任意の値のいずれかひとつを設定できることを特徴とする請求項2記載の通知装置。
【請求項9】
前記交換推奨情報は、端末のポップアップ表示もしくは電子メールによりユーザ端末を介してユーザに伝達される、または、メールにより作業者端末を介してメンテナンス作業者に伝達されることを特徴とする請求項1または請求項2記載の通知装置。
【請求項10】
前記情報記憶部は、前記交換推奨情報が表示された日にちと時刻を記憶し、
前記ポップアップ表示の画面に、再通知期間設定操作部を表示し、
前記交換推奨情報が表示された後に前記再通知期間設定操作部に対する入力を受け付け前記再通知期間設定操作部により設定された再通知条件を満たした場合に、前記通知部は、前記交換推奨情報を再表示することを特徴とする請求項9記載の通知装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、部品の交換推奨情報を通知する通知装置、通知方法および通知プログラムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
X線分析装置は、フィラメントを加熱し、熱電子をターゲットに衝突させて、X線を発生させ、シャッタの開閉により取り出したX線を試料に照射する。特にX線発生部の部品は過酷な条件で使用され劣化するため、寿命が近づくと交換が必要になる。
【0003】
従来、定期的な交換部品の使用時間や駆動回数を積算し、それらをX線分析装置のユーザに向けて、アプリケーション画面に表示している。そして、装置メーカーのメンテナンス作業者が定期的保守の訪問時に部品の使用時間や駆動回数を確認し、次回の訪問時に交換する部品を認識している。
【0004】
しかしながら、客先訪問または客先に問い合わせてはじめて、メンテナンス作業者は部品の状態を認識するため、ユーザの使用頻度変化による部品交換タイミングの変動に応じた部品交換まではできない。
【0005】
このような課題に対し、部品ごとに警告日数を設定し、使用日数が警告日数を経過すると交換を促す警告を通知する技術が知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
国際公開2020/179111号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記の特許文献1では、警告日数は、実際に装置を使用するユーザの使用状況に応じてユーザが任意に設定する日数である。そのため、現在の部品が交換の推奨される状態であるか否かを判定し、部品交換を促すものではない。
【0008】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、X線分析装置が有する部品の交換管理を容易にする通知装置、通知方法および通知プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)上記の目的を達成するため、本発明の通知装置は、部品の交換推奨情報を通知する通知装置であって、X線分析装置が有する対象部品に対する測定値の情報を記憶する情報記憶部と、前記測定値の情報から前記対象部品の現在の状態が前記対象部品の交換を推奨する交換推奨情報を通知すべき状態か否かを判定する状態判定部と、前記対象部品の現在の状態が前記交換推奨情報を通知すべき状態であると判定されたときに、前記交換推奨情報を通知する通知部と、を備えることを特徴としている。
【0010】
(2)また、上記(1)記載の通知装置において、前記情報記憶部は、前記交換推奨情報を通知するための異なる複数の判定条件をさらに記憶し、前記通知装置は、前記対象部品に対して前記情報記憶部に記憶されている複数の判定条件の中から1つの判定条件を選択する選択部をさらに有し、前記状態判定部は、前記測定値が、前記選択された判定条件に合致するか否かを判定することを特徴としている。
(【0011】以降は省略されています)

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