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公開番号
2025150052
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-09
出願番号
2024050720
出願日
2024-03-27
発明の名称
情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
出願人
株式会社リガク
代理人
弁理士法人IPX
主分類
A61B
6/03 20060101AFI20251002BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】被写体の動きに一定の周期性を仮定せずに、画像を再構成することが可能な、又は再構成の処理を支援するための技術を提供する。
【解決手段】本発明の一態様によれば、CT装置により撮影された複数の投影像を処理するための情報処理システムが提供される。この情報処理システムは、特徴量取得部と、スペクトル分解部と、同期処理部とを備える。特徴量取得部は、波形データを取得し、波形データは、複数の投影像からそれぞれ得られる特徴量として示されるデータである。スペクトル分解部は、波形データに所定の分析手法を適用することによって、分解波形データを取得し、分解波形データは、波形データを分解することで得られる波形のデータである。同期処理部は、分解波形データが示す波形に基づいて、複数の投影像から、再構成に使用する投影像を決定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
CT装置により撮影された複数の投影像を処理するための情報処理システムであって、
特徴量取得部と、スペクトル分解部と、同期処理部とを備え、
前記特徴量取得部は、波形データを取得し、前記波形データは、前記複数の投影像からそれぞれ得られる特徴量として示されるデータであり、
前記スペクトル分解部は、前記波形データに所定の分析手法を適用することによって、分解波形データを取得し、前記分解波形データは、前記波形データを分解することで得られる波形のデータであり、
前記同期処理部は、前記分解波形データが示す前記波形に基づいて、前記複数の投影像から、再構成に使用する投影像を決定する、
情報処理システム。
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【請求項2】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
条件設定部を備え、
前記分析手法は、特異スペクトル分析であり、
前記条件設定部は、ラグ値及び特異値選択情報の設定を受け付け、前記ラグ値は、前記特徴量から前記特異スペクトル分析の行列を規定するための値であり、前記特異値選択情報は、前記行列から取得される複数の特異値のうち、どの特異値を選択するかを示す情報であり、
前記スペクトル分解部は、前記ラグ値に基づいて、前記波形データに前記特異スペクトル分析を適用し、前記特異値選択情報により選択される特異値に対応する前記分解波形データを取得する、
情報処理システム。
【請求項3】
請求項2に記載の情報処理システムにおいて、
前記スペクトル分解部は、
前記波形データをユーザが視認可能な画面において、前記ユーザから、前記ラグ値の設定を受け付ける、
情報処理システム。
【請求項4】
請求項2に記載の情報処理システムにおいて、
前記スペクトル分解部は、
前記波形データに対して周波数解析を適用することによって、最大のピークを含む周波数の周期を算出し、
算出された周期が少なくとも含まれるデータ数の値を前記ラグ値の設定として取得する、情報処理システム。
【請求項5】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記分析手法は、特異スペクトル分析であり、
前記分解波形データは、トレンド波形データと振動波形データとを含み、
前記トレンド波形データは、前記波形データのトレンドを示す成分として分解された波形のデータであり、
前記振動波形データは、前記波形データの振動を示す成分として分解された波形のデータであり、
前記スペクトル分解部は、
前記特異スペクトル分析により得られる特異値のうち、最も大きな特異値に対応する最大特異値から、前記トレンド波形データを取得し、
前記特異スペクトル分析により得られる特異値のうち、前記最大特異値以外の特異値から選択された少なくとも1個以上の特異値から、前記振動波形データを取得し、
前記同期処理部は、前記トレンド波形データ及び前記振動波形データのうちの少なくとも1つが示す前記波形に基づいて、再構成に使用する投影像を決定する、
情報処理システム。
【請求項6】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記複数の投影像は、生物の肺の一部を少なくとも被写体として含み、
前記分解波形データは、前記波形データが示す振動の成分としての波形のデータを含み、
前記同期処理部は、
前記分解波形データが示す振動から、呼気領域と吸気領域とを決定し、前記呼気領域は、前記振動の強度が所定の値よりも低い領域であり、前記吸気領域は、前記振動の強度が前記所定の値よりも高い領域であり、
前記波形データの前記呼気領域に対応する箇所で、前記特徴量が最小となる投影像を前記生物の呼気に対応する投影像と決定し、
前記波形データの前記吸気領域に対応する箇所で、前記特徴量が最大となる投影像を前記生物の吸気に対応する投影像と決定し、
決定された前記呼気及び前記吸気のそれぞれに対応する投影像から、前記肺の再構成に使用する投影像を決定する、
情報処理システム。
【請求項7】
請求項6に記載の情報処理システムにおいて、
前記複数の投影像は、前記生物の心臓の一部を少なくとも被写体として含み、
前記同期処理部は、
前記呼気領域に対応する前記波形データの箇所において、特徴量が極大値となる投影像を、前記心臓の収縮期に対応する投影像と決定し、
前記呼気領域に対応する前記波形データの箇所において、特徴量が極小値となる投影像を、前記心臓の拡張期に対応する投影像と決定し、
決定された前記収縮期及び前記拡張期のそれぞれに対応する投影像から、前記心臓の再構成に使用する投影像を決定する、
情報処理システム。
【請求項8】
CT装置により撮影された複数の画像を処理するための情報処理システムであって、
特徴量取得部と、表示制御部とを備え、
前記特徴量取得部は、波形データを取得し、前記波形データは、前記複数の投影像からそれぞれ得られる特徴量として示されるデータであり、
前記表示制御部は、波形表示領域と、条件受付領域とを含む画面を表示させ、
前記波形表示領域は、前記波形データと分解波形データとが重畳して表示される領域であり、前記分解波形データは、前記波形データに特異スペクトル分析を適用することによって、得られる波形のデータであり、
前記条件受付領域は、前記波形データに対する特異スペクトル分析に関する設定の入力を受け付けるための領域である、
情報処理システム。
【請求項9】
請求項8に記載の情報処理システムにおいて、
前記画面は、投影像表示領域を更に表示させ、前記投影像表示領域は、取得した投影像が表示される領域であり、
前記条件受付領域は、前記投影像から前記波形データを取得する範囲の設定を受け付け可能に構成される、
情報処理システム。
【請求項10】
CT装置により撮影された複数の投影像を処理するための情報処理装置であって、
特徴量取得部と、スペクトル分解部と、同期処理部とを備え、
前記特徴量取得部は、波形データを取得し、前記波形データは、前記複数の投影像からそれぞれ得られる特徴量として示されるデータであり、
前記スペクトル分解部は、前記波形データに所定の分析手法を適用することによって、分解波形データを取得し、前記分解波形データは、前記波形データを分解することで得られる波形のデータであり、
前記同期処理部は、前記分解波形データが示す前記波形に基づいて、前記複数の投影像から、再構成に使用する投影像を決定する、
情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、心拍及び呼吸拍の一方によるノイズを除去して他方による正確な周期運動のみを容易に抽出するための技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6348865号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の発明は、画像の処理にあたって被写体の動きに一定の周期性を仮定する必要があった。
【0005】
本発明では上記事情を鑑み、被写体の動きに一定の周期性を仮定せずに、画像を再構成することが可能な、又は再構成の処理を支援するための技術を提供することとした。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、CT装置により撮影された複数の投影像を処理するための情報処理システムが提供される。この情報処理システムは、特徴量取得部と、スペクトル分解部と、同期処理部とを備える。特徴量取得部は、波形データを取得し、波形データは、複数の投影像からそれぞれ得られる特徴量として示されるデータである。スペクトル分解部は、波形データに所定の分析手法を適用することによって、分解波形データを取得し、分解波形データは、波形データを分解することで得られる波形のデータである。同期処理部は、分解波形データが示す波形に基づいて、複数の投影像から、再構成に使用する投影像を決定する。
【0007】
本開示によれば、被写体の動きに一定の周期性を仮定せずに、画像を再構成することが可能な、又は再構成の処理を支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
情報処理システム1のシステム構成及びハードウェア構成の一例を示す図である。
プロセッサ21が備える機能部の一例を示す図である。
情報処理システム1が実行するアクティビティの一例を示す図である。
波形データから分解波形データが取得されることを説明するための図である。
呼気領域及び吸気領域を決定する方法を説明するための図である。
肺の呼気及び吸気と、心臓の拡張期及び収縮期とを決定する方法を説明するための図である。
特許文献1の方法によって、肺の呼気及び吸気と、心臓の拡張期及び収縮期とを決定した結果の一例を示す図である。
画面4の一例を示す図である。
同期を実行しない場合の肺の再構成画像を示す図である。
図9と同様のROIで肺の呼気を同期した場合の肺の再構成画像を示す図である。
図9と同様のROIで肺の吸気を同期した場合の肺の再構成画像を示す図である。
同期を実行しない場合の心臓の再構成画像を示す図である。
図12と同様のROIで心臓の拡張期を同期した場合の心臓の再構成画像を示す図である。
図12と同様のROIで心臓の収縮期を同期した場合の心臓の再構成画像を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[実施形態]
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
【0010】
本実施形態に登場するソフトウェアを実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体(Non-Transitory Computer-Readable Medium)として提供されてもよいし、外部のサーバからダウンロード可能に提供されてもよいし、外部のコンピュータで当該プログラムを起動させてクライアント装置でその機能を実現(いわゆるクラウドコンピューティング)するように提供されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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