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公開番号2025156184
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-14
出願番号2025053512
出願日2025-03-27
発明の名称防錆用組成物および防錆方法
出願人三彩化工株式会社,極東興和株式会社,国立大学法人 鹿児島大学
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類C23C 26/00 20060101AFI20251002BHJP(金属質材料への被覆;金属質材料による材料への被覆;化学的表面処理;金属質材料の拡散処理;真空蒸着,スパッタリング,イオン注入法,または化学蒸着による被覆一般;金属質材料の防食または鉱皮の抑制一般)
要約【課題】長期の防錆効果を有する防錆用組成物を提供すること。
【解決手段】亜硝酸イオンを内包するマイクロカプセルを含む、防錆用組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
亜硝酸イオンを内包するマイクロカプセルを含む、防錆用組成物。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
さらにバインダー成分を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記マイクロカプセル100質量%中に二酸化ケイ素が50質量%以上含まれる、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項4】
前記マイクロカプセルは火砕流堆積物を砕いた多孔質粉体である、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項5】
コンクリート建造物中の鋼材に使用される、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項6】
請求項1又は2に記載の防錆用組成物を鋼材に被覆させる工程を有する、鋼材の防錆方法。
【請求項7】
前記鋼材はコンクリート建造物用の鋼材である、請求項6に記載の防錆方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、防錆用組成物に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
コンクリート構造(Reinforced Concrete Structure、以下RC構造ともいう。)の建設時の建造物の鋼材が大気に曝される場合及び建造後の劣化又は変状に対して耐久性を向上させるためには、当該構造に埋設される鋼材に防錆処理を施すことが好ましい。
【0003】
特許文献1には、ケイ酸塩液と亜鉛粉末体とを混合して得られる防錆剤が記載されている。
【0004】
しかしながら、こうした鋼材に使用される従来の防錆剤では、建造後の長期にわたっての防錆効果は望めない。そこで、長期にわたっての防錆効果が期待できる防錆剤が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第7284452号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記のような事情に鑑み、本発明の目的とするところは、長期の防錆効果を有する防錆用組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、亜硝酸イオンを含浸させたマイクロカプセルを活用することにより、長期の防錆効果を発揮する防錆用組成物が得られることを見出した。本発明者らは、かかる知見に基づきさらに研究を重ね、本発明を完成するに至った。
【0008】
即ち、本発明は、以下の防錆用組成物を提供する。
項1.
亜硝酸イオンを内包するマイクロカプセルを含む、防錆用組成物。
項2.
さらにバインダー成分を含む、項1に記載の組成物。
項3.
前記マイクロカプセル100質量%中に二酸化ケイ素が50質量%以上含まれる、項1又は2に記載の組成物。
項4.
前記マイクロカプセルは火砕流堆積物を砕いた多孔質粉体である、項1又は2に記載の組成物。
項5.
コンクリート建造物中の鋼材に使用される、項1又は2に記載の組成物。
項6.
項1又は2に記載の防錆用組成物を鋼材に被覆させる工程を有する、鋼材の防錆方法。項7.
前記鋼材はコンクリート建造物用の鋼材である、項6に記載の防錆方法。
【発明の効果】
【0009】
以上にしてなる本発明の防錆用組成物は、長期の防錆効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
各実施例及び比較例の評価に供した鋼板の概略図。
屋外暴露試験の様子を示す写真。
引き抜き試験で使用した棒鋼の屋外暴露試験の様子を示す写真。
引き抜き試験の態様を示す概略図。
防錆剤付着性能評価試験結果。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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