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公開番号
2025155996
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-14
出願番号
2025038116
出願日
2025-03-11
発明の名称
粘着シートおよび光学積層体
出願人
リンテック株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C09J
7/30 20180101AFI20251002BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】
画像表示セル、偏光板及び前面透明板を含み、前記偏光板が、粘着剤層を介して前記前面透明板に貼り合わされてなり、前記前面透明板がガラス板などの水蒸気透過性が低いものである光学積層体であって、高温環境下に置かれた場合であっても、偏光板の変色が抑制された光学積層体の製造に好適に用いられる粘着シート、及び光学積層体を提供する。
【解決手段】
活性エネルギー線硬化性の粘着剤から構成される粘着剤層を有する粘着シートであって、厚さ200μmの前記粘着剤層を活性エネルギー線の照射によって硬化させてなる硬化後粘着剤層を、40℃、90%RHの条件でJIS Z0208に準拠して測定した前記硬化後粘着剤層の水蒸気透過度が、160g/(m
2
.24h・200μm)以上のものであることを特徴とする粘着シート、及び、前記粘着シートを用いる光学積層体。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
活性エネルギー線硬化性の粘着剤から構成される粘着剤層を有する粘着シートであって、
厚さ200μmの前記粘着剤層を活性エネルギー線の照射によって硬化させてなる硬化後粘着剤層を、40℃、90%RHの条件でJIS Z0208に準拠して測定した前記硬化後粘着剤層の水蒸気透過度が、160g/(m
2
・24h・200μm)以上のものであることを特徴とする粘着シート。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
前記硬化後粘着剤層を構成する粘着剤のゲル分率が、20%以上、95%以下であることを特徴とする、請求項1に記載の粘着シート。
【請求項3】
前記粘着剤層を構成する粘着剤が、さらに可塑剤を含有するものである、
請求項1又は2に記載の粘着シート。
【請求項4】
前記粘着剤層を構成する粘着剤がアクリル系粘着剤である、
請求項1又は2に記載の粘着シート。
【請求項5】
一のガス遮蔽部材と他のガス遮蔽部材とに挟持されてなり、前記一のガス遮蔽部材と他のガス遮蔽部材のいずれか一方が偏光板を含む光学積層体に使用されるものである、請求項1又は2に記載の粘着シート。
【請求項6】
一のガス遮蔽部材と他のガス遮蔽部材とが粘着剤層を介して挟持されてなり、前記一のガス遮蔽部材と他のガス遮蔽部材のいずれか一方が偏光板を含む光学積層体であって、
前記粘着剤層が、請求項1又は2に記載の粘着シートから形成されたものであり、
前記一のガス遮蔽部材及び他のガス遮蔽部材が、40℃、90%RHの条件でJIS K7129に準拠して測定した水蒸気透過度が0.001g/(m
2
・24h)以下のものであることを特徴とする光学積層体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、高温環境下に置かれた場合であっても、偏光板の変色が抑制された光学積層体の製造に好適に用いられる粘着シート、及び光学積層体に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
パソコン用モニタやテレビ、携帯電話、カーナビゲーション装置等の各種光学積層体として、液晶表示装置や有機EL表示装置が広く用いられている。また、画像表示パネルには、外表面からの衝撃による画像表示パネルの破損防止等を目的として、画像表示パネルの視認側に、ガラス板等の前面透明板が設けられている。
【0003】
画像表示パネルに前面透明板を配置する方法として、画像表示パネルの最表面に配置される偏光板と前面透明板とを、粘着剤を介して貼り合わせることが行われている。このような構成では、画像表示パネルと前面透明部材との間が粘着剤で充填されるため、界面の屈折率差が減少し、反射や散乱に起因する視認性の低下が抑制されるとされる。
【0004】
ところで、粘着剤を用いて画像表示パネルと前面透明板とを貼り合わせた光学積層体を、車載用ディスプレイ等で必要とされる長時間の高温耐久試験に供した場合、画像表示パネルを構成する偏光板の面内中央部の透過率が低下することが知られている。偏光板の透過率の低下は、偏光子を構成するポリビニルアルコールが、高温環境下でポリエン化することに起因するものであり、パネルサイズが大きいほど、透過率の低下が顕著となる傾向がある。
【0005】
そこで、偏光子の透過率が低下するのを防止する対策がいくつか提案されている。
例えば、特許文献1には、プラスチックフィルムシートを水蒸気透過度が1g/m
2
/day以下である支持体に剥離可能な方法で固定し、表示装置の製造工程中に必要なバリア性をプラスチックフィルムシートに持たせる表示装置の製造方法が記載されている。
【0006】
特許文献2には、光学積層体の視認側に配置される透明部材と偏光板との貼り合せに用いられる粘着シートとして、特定の厚み、透湿度及び水分率を有する粘着シートを構成する粘着剤組成物のベースポリマーが、モノマーユニットとして、有機酸モノマー成分を実質的に含有しない粘着シートが提案されている。
【0007】
特許文献3には、ポリビニルアルコール系樹脂から成る偏光膜と、前記偏光膜の一方の面又は両面に、直接又は他の光学フィルムを介して接合された光学的に透明な偏光膜保護フィルムを備える偏光フィルム積層体と、前記偏光膜の一方の面に接合された偏光膜保護フィルムの一方の面とは反対側の他方の面に粘着剤を介して積層された所定の強度を有する透明光学フィルムとを含む、動力走行車両の車体に取り付けられる光学表示パネルに使用される補強型偏光性光学フィルム積層体であって、偏光膜のヨウ素濃度と水分量を最適化することにより、偏光膜の変色の低減を図る方法が記載されている。
これらの文献に開示された技術は、偏光板のヨウ素濃度と水分量に着目して、偏光膜の変色の抑制を目的とするものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2003-280550号公報
特開2017-075998号公報
特開2021-073500号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本出願人は、先に、一の表示体構成部材と、他の表示体構成部材と、前記一の表示体構成部材と前記他の表示体構成部材とを互いに貼合する硬化後粘着剤層を備えた表示体であって、前記一の表示体構成部材および前記他の表示体構成部材の少なくとも一方がプラスチック板からなり、前記硬化後粘着剤層の水蒸気透過度が、100g/(m
2
・24h・100μm)以上、200g/(m
2
・24h・100μm)以下の粘着剤層である表示体を提案している(特開2019-035061号公報)。
【0010】
この文献に記載の表示体に用いられている粘着剤シートは、硬化後粘着剤層の水蒸気透過度が比較的高いものであることにより、硬化後粘着剤層中における水分の凝結が生じ難くなるため、硬化後粘着剤層が高温高湿環境下に置かれた後、常温常湿に戻ったときに、当該硬化後粘着剤層の白化が抑制され、耐ブリスター性にも優れるものとなっている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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