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公開番号
2025155289
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-14
出願番号
2024059037
出願日
2024-04-01
発明の名称
車両下部構造
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
B62D
21/00 20060101AFI20251006BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】車両に前突が発生したときにサスペンションメンバの後部の変形量を小さくしながら衝突荷重をサスペンションメンバで吸収でき、さらにステアリングホイールの操舵時にロアアームからサスペンションメンバへ伝わる力を受ける部位であるサスペンションメンバのロアアーム着力部を向上させられる車両下部構造を提供する。
【解決手段】クロスメンバ19及びクロスメンバに接続されると共に車両前後方向に延び且つ後端部がバッテリ70に接続された左右一対のサイドレール22、及びサイドレールの前後方向の中間部に設けられ前輪を支持するロアアーム30が支持されるアーム支持部25、を有し且つ車両に設けられたサスペンションメンバ15と、平面視において一対のサイドレールの後部の間に位置し、平面視において左右のアーム支持部を結ぶ直線に沿って延び且つ一対のサイドレールに接続された前側閉断面構造部55を有するシアパネル40と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
クロスメンバ、前記クロスメンバに接続されると共に車両前後方向に延び且つ後端部がバッテリに接続された左右一対のサイドレール、及び前記サイドレールの前後方向の中間部に設けられ且つステアリングホイールの操舵時に操舵角が変化する前輪を支持するロアアームが支持されるアーム支持部、を有し且つ車両に設けられたサスペンションメンバと、
平面視において一対の前記サイドレールの後部の間に位置し、平面視において左右の前記アーム支持部を結ぶ直線に沿って延び且つ一対の前記サイドレールに接続された前側閉断面構造部を有するシアパネルと、
を備える車両下部構造。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
一対の前記サイドレールが、フロントサイドメンバに接続され且つ前記アーム支持部より後方に位置する被接続部を有し、
前記シアパネルが、
平面視において前記前側閉断面構造部の右端部と左側の前記サイドレールの前記被接続部とを結び且つ左側の前記被接続部に接続された第1中間閉断面構造部と、
平面視において前記前側閉断面構造部の左端部と右側の前記サイドレールの前記被接続部とを結び且つ右側の前記被接続部に接続された第2中間閉断面構造部と、
を備える請求項1に記載の車両下部構造。
【請求項3】
平面視において前記第2中間閉断面構造部の右端部から左斜め後方に向かって延びる第1後側閉断面構造部と、
平面視において前記第1中間閉断面構造部の左端部から右斜め後方に向かって延び、後端部が、前記第1後側閉断面構造部の後端部及び前記バッテリに接続される第2後側閉断面構造部と、
を有する請求項2に記載の車両下部構造。
【請求項4】
前記サイドレールが、前記前側閉断面構造部より前方に位置する屈曲部を有する請求項1又は請求項2に記載の車両下部構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は車両下部構造に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1は、車両のサスペンションメンバとバッテリとを繋ぐプロテクタを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-29245号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両に前突が発生したときにサスペンションメンバの後部の変形量を小さくしながら、サスペンションメンバの前部の変形量を大きくしたい場合がある。さらにステアリングホイールの操舵時にロアアームからサスペンションメンバへ伝わる力を受ける部位であるサスペンションメンバのロアアーム着力部の剛性を向上させたい場合がある。上記特許文献1の発明は、これらの点において改善の余地がある。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、車両に前突が発生したときにサスペンションメンバの後部の変形量を小さくしながら衝突荷重をサスペンションメンバで吸収でき、さらにステアリングホイールの操舵時にロアアームからサスペンションメンバへ伝わる力を受ける部位であるサスペンションメンバのロアアーム着力部の剛性を向上させられる車両下部構造を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の車両下部構造は、クロスメンバ、前記クロスメンバに接続されると共に車両前後方向に延び且つ後端部がバッテリに接続された左右一対のサイドレール、及び前記サイドレールの前後方向の中間部に設けられ且つステアリングホイールの操舵時に操舵角が変化する前輪を支持するロアアームが支持されるアーム支持部、を有し且つ車両に設けられたサスペンションメンバと、平面視において一対の前記サイドレールの後部の間に位置し、平面視において左右の前記アーム支持部を結ぶ直線に沿って延び且つ一対の前記サイドレールに接続された前側閉断面構造部を有するシアパネルと、を備える。
【0007】
請求項1の車両下部構造では、車両に前突が発生したときに、サスペンションメンバの後方への移動をバッテリが受け止めることにより、各サイドレールがバッテリから反力を受ける。さらに左右のサイドレールの前後方向の中間部に左右のアーム支持部を結ぶ直線に沿って延びる前側閉断面構造部が接続されるので、サイドレールの中間部の機械的強度は、サイドレールの中間部より前方の部位より高い。そのため各サイドレールがバッテリから反力を受けたときに、左右のサイドレールの中間部より前側の部位を意図的に変形させられる。即ち、車両に前突が発生したときにサスペンションメンバの後部の変形量を小さくしながら衝突荷重をサスペンションメンバで吸収できる。
【0008】
さらに請求項1の車両下部構造では、ステアリングホイールの操舵時にロアアームからサスペンションメンバのロアアーム着力部へ伝わる力を、平面視において左右のアーム支持部を結ぶ直線に沿って延びる前側閉断面構造部が受け止める。そのためステアリングホイールの操舵時にロアアームからサスペンションメンバへ伝わる力を受ける部位であるサスペンションメンバのロアアーム着力部の剛性を向上させられる。
【0009】
請求項2に記載の車両下部構造は、請求項1において、一対の前記サイドレールが、フロントサイドメンバに接続され且つ前記アーム支持部より後方に位置する被接続部を有し、前記シアパネルが、平面視において前記前側閉断面構造部の右端部と左側の前記サイドレールの前記被接続部とを結び且つ左側の前記被接続部に接続された第1中間閉断面構造部と、平面視において前記前側閉断面構造部の左端部と右側の前記サイドレールの前記被接続部とを結び且つ右側の前記被接続部に接続された第2中間閉断面構造部と、を備える。
【0010】
請求項2の車両下部構造では、左右のサイドレールの被接続部に、シアパネルの第1中間閉断面構造部及び第2中間閉断面構造部の後端部がそれぞれ接続される。そのためサイドレールの中間部より後方の部位の機械的強度が、サイドレールの中間部より前方の部位より高くなる。そのため車両に前突が発生したときにサスペンションメンバの後部の変形量を小さくしながら衝突荷重をサスペンションメンバで吸収し易い。さらにステアリングホイールの操舵時にロアアームからサスペンションメンバのロアアーム着力部へ伝わる力の一部が、第1中間閉断面構造部及び第2中間閉断面構造部によって受け止められる。そのため、ステアリングホイールの操舵時にロアアームからサスペンションメンバへ伝わる力を受ける部位であるサスペンションメンバのロアアーム着力部の剛性を向上させられる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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