TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025154119
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024056943
出願日2024-03-29
発明の名称構造体及び中継構造
出願人日本航空電子工業株式会社
代理人個人
主分類H01R 4/58 20060101AFI20251002BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】振動の多い環境下で使用されたとしても、異音の発生等を抑えることのできる構造体を提供すること。
【解決手段】ハウジング70に保持された端子100は、弾性変形可能な連結部を有している。連結部は、第1接続部と第2接続部120とを連結している。連結部は、第1接続部に接続された第1バスバーと第2接続部120に第2バスバー20を介して接続された第3バスバーとの間のZ方向における距離バラつきを吸収する。締結部材10の締結状態おいて、第2方向において端子100の少なくとも1つの被押付部121は少なくとも1つの側壁72に少なくとも部分的に食い込んでいる。そのため、第2バスバー20や端子100は移動しにくくなっており、異音の発生等を抑えることができる。
【選択図】図4


特許請求の範囲【請求項1】
締結部材と、第1バスバーと、第2バスバーと、中継構造とを備える構造体であって、
前記締結部材は、軸部を有しており、
前記第2バスバーには、接続部が設けられており、
前記第2バスバーの前記接続部には、孔部が設けられており、
前記中継構造は、前記第1バスバーと前記第2バスバーとの間を中継しており、
前記中継構造は、端子と、ハウジングとを備えており、
前記ハウジングは、少なくとも1つの側壁と、収容部とを有しており、
前記少なくとも1つの側壁は、第1方向に延びており、
前記収容部は、前記第1方向と直交する第2方向において前記少なくとも1つの側壁と隣接しており、
前記ハウジングは、前記収容部に前記端子を少なくとも部分的に収容すると共に前記端子を保持しており、
前記端子は、第1接続部と、第2接続部と、連結部とを有しており、
前記連結部は、弾性変形可能であり、前記第1接続部と前記第2接続部とを連結しており、
前記第1接続部は、前記第1バスバーに接続されており、
前記第2接続部には、貫通孔が設けられており、
前記第2バスバーと前記端子のいずれか一方の部材は、スリットと少なくとも1つの被押付部とを更に有しており、
前記スリットは、前記一方の部材の前記接続部又は前記第2接続部において少なくとも前記第1方向に延びると共に、前記一方の部材の前記孔部又は前記貫通孔と連通しており、
前記少なくとも1つの被押付部は、前記第2方向において前記スリットから離れていると共に前記スリットの変化に応じて前記第2方向に移動可能なものであり、
前記第2バスバーと前記端子の残りの一方の部材は、筒状突出部を更に有しており、
前記筒状突出部は、前記残りの一方の部材の前記孔部又は前記貫通孔と一体化されており、前記第1方向と前記第2方向の双方と直交する第3方向に沿って延びており、
前記締結部材は締結された締結状態にあり、
前記締結状態において、前記軸部は、前記孔部及び前記貫通孔の双方に通されていると共に、前記第1方向及び前記第2方向の双方と交差する軸方向に延びており、
前記締結状態において、前記第2接続部は、前記第2バスバーの前記接続部に接続されており、
前記締結状態において、前記筒状突出部が前記一方の部材の前記孔部又は前記貫通孔内に少なくとも部分的に挿入されていると共に前記スリットを押し広げており、前記第2方向において前記一方の部材の前記少なくとも1つの被押付部は前記少なくとも1つの側壁に少なくとも部分的に食い込んでいる
構造体。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
請求項1記載の構造体であって、
前記一方の部材は前記端子であり、
前記第2方向において前記第2接続部の前記少なくとも1つの被押付部が前記少なくとも1つの側壁に少なくとも部分的に食い込んでいる
構造体。
【請求項3】
請求項1記載の構造体であって、
前記一方の部材は前記第2バスバーであり、
前記第2方向において前記接続部の前記少なくとも1つの被押付部が前記少なくとも1つの側壁に少なくとも部分的に食い込んでいる
構造体。
【請求項4】
請求項1記載の構造体であって、
前記スリットは、前記一方の部材の前記孔部又は前記貫通孔を横切るように延びていると共に前記第1方向において前記接続部又は前記第2接続部の一端まで達しており、
前記一方の部材の前記少なくとも1つの被押付部には前記第2方向に突出した少なくとも1つの突起が設けられており、
前記少なくとも1つの突起は、前記第1方向において、前記一方の部材の前記孔部又は前記貫通孔と重複しており、
前記締結状態において、前記少なくとも1つの突起は、前記ハウジングに食い込んでいる
構造体。
【請求項5】
請求項1記載の構造体であって、
前記筒状突出部又は前記一方の部材の前記孔部又は前記貫通孔にはガイド部が設けられており、
前記ガイド部は、前記一方の部材の前記孔部又は前記貫通孔に対する前記筒状突出部の少なくとも部分的な挿入をガイドしている
構造体。
【請求項6】
請求項1記載の構造体において第1バスバーと第2バスバーとの間を中継する中継構造であって、
前記中継構造は、端子と、ハウジングとを備えており、
前記ハウジングは、少なくとも1つの側壁と、収容部とを有しており、
前記少なくとも1つの側壁は、第1方向に延びており、
前記収容部は、前記第1方向と直交する第2方向において前記少なくとも1つの側壁と隣接しており、
前記ハウジングは、前記収容部に前記端子を少なくとも部分的に収容すると共に前記端子を保持しており、
前記端子は、第1接続部と、第2接続部と、連結部とを有しており、
前記連結部は、弾性変形可能であり、前記第1接続部と前記第2接続部とを連結しており、
前記第1接続部は、前記第1バスバーに接続されるものであり、
前記第2接続部には、貫通孔が設けられており、
前記第2接続部は、前記第2バスバーに接続されるものであり、
前記第2接続部は、前記第1方向と前記第2方向の双方と直交する第3方向に変位可能なものであり、
前記貫通孔は、前記第1方向及び前記第2方向の双方と交差する方向において前記第2接続部を貫通している
中継構造。
【請求項7】
請求項6記載の中継構造であって、
前記端子は、スリットと少なくとも1つの被押付部とを更に有しており、
前記スリットは、前記端子の前記第2接続部において少なくとも前記第1方向に延びると共に、前記端子の前記貫通孔と連通しており、
前記少なくとも1つの被押付部は、前記第2方向において前記スリットから離れていると共に前記スリットの変化に応じて前記第2方向に移動可能なものである
中継構造。
【請求項8】
請求項6記載の中継構造であって、
前記端子は、筒状突出部を更に有しており、
前記筒状突出部は、前記端子の前記貫通孔と一体化されており、前記第1方向と前記第2方向の双方と直交する第3方向に沿って前記端子の外側に向かって延びている
中継構造。
【請求項9】
請求項6記載の中継構造であって、
前記連結部は、前記第2方向と直交する面内においてS字状の断面を有している
中継構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バスバーがねじ締結により接続される中継構造及びそれを備える構造体に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、バスバーと接続対象との位置ずれを吸収可能な構造を開示している。
【0003】
図26及び図27を参照すると、コネクタ900には、端子910と、バスバー締結部920とが設けられている。端子910の先端にはバスバー締結部920が固定されており、バスバー締結部920にはボルト930の締結孔922が形成されている。
【0004】
バスバー950には、Z型バネ970を介して、コネクタ締結部960が接続されている。詳しくは、Z型バネ970の一端はナット980に固定されており、ナット980はバスバー950の端部に固定されている。Z型バネ970の他端は、コネクタ締結部960に固定されている。更に、バスバー950とコネクタ締結部960とは、ナット980を介して電線990によって接続されている。
【0005】
コネクタ締結部960には、ボルト930の締結孔962が形成されている。コネクタ締結部960は、バスバー締結部920と重ね合わされた状態で、ボルト930とナット940を締結することによりバスバー締結部920に接続される。
【0006】
上述した構造によれば、コネクタ900の端子910とバスバー950との位置ずれZ型バネ970が吸収することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2024-4006号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上述した構造が振動の多い環境下で使用された場合、Z型バネ970やそれに接続されたバスバー950などが振動し、それによって異音の発生やZ型バネ970等の破損などが起こる可能性がある。
【0009】
本発明は、振動の多い環境下で使用されたとしても、異音の発生等を抑えることのできる構造体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、第1の構造体として、
締結部材と、第1バスバーと、第2バスバーと、中継構造とを備える構造体であって、
前記締結部材は、軸部を有しており、
前記第2バスバーには、接続部が設けられており、
前記第2バスバーの前記接続部には、孔部が設けられており、
前記中継構造は、前記第1バスバーと前記第2バスバーとの間を中継しており、
前記中継構造は、端子と、ハウジングとを備えており、
前記ハウジングは、少なくとも1つの側壁と、収容部とを有しており、
前記少なくとも1つの側壁は、第1方向に延びており、
前記収容部は、前記第1方向と直交する第2方向において前記少なくとも1つの側壁と隣接しており、
前記ハウジングは、前記収容部に前記端子を少なくとも部分的に収容すると共に前記端子を保持しており、
前記端子は、第1接続部と、第2接続部と、連結部とを有しており、
前記連結部は、弾性変形可能であり、前記第1接続部と前記第2接続部とを連結しており、
前記第1接続部は、前記第1バスバーに接続されており、
前記第2接続部には、貫通孔が設けられており、
前記第2バスバーと前記端子のいずれか一方の部材は、スリットと少なくとも1つの被押付部とを更に有しており、
前記スリットは、前記一方の部材の前記接続部又は前記第2接続部において少なくとも前記第1方向に延びると共に、前記一方の部材の前記孔部又は前記貫通孔と連通しており、
前記少なくとも1つの被押付部は、前記第2方向において前記スリットから離れていると共に前記スリットの変化に応じて前記第2方向に移動可能なものであり、
前記第2バスバーと前記端子の残りの一方の部材は、筒状突出部を更に有しており、
前記筒状突出部は、前記残りの一方の部材の前記孔部又は前記貫通孔と一体化されており、前記第1方向と前記第2方向の双方と直交する第3方向に沿って延びており、
前記締結部材は締結された締結状態にあり、
前記締結状態において、前記軸部は、前記孔部及び前記貫通孔の双方に通されていると共に、前記第1方向及び前記第2方向の双方と交差する軸方向に延びており、
前記締結状態において、前記第2接続部は、前記第2バスバーの前記接続部に接続されており、
前記締結状態において、前記筒状突出部が前記一方の部材の前記孔部又は前記貫通孔内に少なくとも部分的に挿入されていると共に前記スリットを押し広げており、前記第2方向において前記一方の部材の前記少なくとも1つの被押付部は前記少なくとも1つの側壁に少なくとも部分的に食い込んでいる
構造体を提供する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

日本発條株式会社
積層体
15日前
東レ株式会社
多孔質炭素シート
1か月前
個人
フレキシブル電気化学素子
4日前
日新イオン機器株式会社
イオン源
今日
株式会社ユーシン
操作装置
4日前
ローム株式会社
半導体装置
11日前
ローム株式会社
半導体装置
6日前
ローム株式会社
半導体装置
13日前
ローム株式会社
半導体装置
13日前
個人
防雪防塵カバー
15日前
ローム株式会社
半導体装置
13日前
株式会社GSユアサ
蓄電設備
4日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
4日前
太陽誘電株式会社
全固体電池
11日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
15日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
11日前
株式会社GSユアサ
蓄電設備
4日前
オムロン株式会社
電磁継電器
5日前
個人
半導体パッケージ用ガラス基板
14日前
株式会社ティラド
面接触型熱交換器
26日前
株式会社ホロン
冷陰極電子源
11日前
ニチコン株式会社
コンデンサ
27日前
ニチコン株式会社
コンデンサ
27日前
ローム株式会社
電子装置
15日前
日東電工株式会社
積層体
5日前
ノリタケ株式会社
熱伝導シート
4日前
トヨタ自動車株式会社
バッテリ
5日前
マクセル株式会社
配列用マスク
26日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
13日前
TDK株式会社
電子部品
11日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
15日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
4日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
11日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
11日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
15日前
サクサ株式会社
電池の固定構造
4日前
続きを見る