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公開番号
2025153814
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024056457
出願日
2024-03-29
発明の名称
粘着シート、離型フィルム付き粘着シート、画像表示装置用積層体、画像表示装置、及び画像表示装置構成部材用粘着シート
出願人
三菱ケミカル株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C09J
7/38 20180101AFI20251002BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】周縁端部の貼合信頼性と硬化後の耐久性が良好な粘着シートを提供する。
【解決手段】ポリマー(A)と、架橋剤(B)とを含む樹脂組成物の硬化物からなる粘着シートであって、
前記ポリマー(A)は、モノマー成分の50質量%以上が(メタ)アクリロイル基を有する化合物からなる重合体を含み、
前記架橋剤(B)は3官能以上の架橋剤を50質量%以上含み、
前記樹脂組成物中の架橋剤(B)の含有量は、前記ポリマー(A)100質量部に対して10質量部以下である、粘着シートにより解決する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリマー(A)と、架橋剤(B)とを含む樹脂組成物の硬化物からなる粘着シートであって、
前記ポリマー(A)は、モノマー成分の50質量%以上が(メタ)アクリロイル基を有する化合物からなる重合体を含み、
前記架橋剤(B)は3官能以上の架橋剤を50質量%以上含み、
前記樹脂組成物中の架橋剤(B)の含有量は、前記ポリマー(A)100質量部に対して10質量部以下である、粘着シート。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記粘着シートのゲル分率が30%以上80%以下である、請求項1に記載の粘着シート。
【請求項3】
前記樹脂組成物が、さらに重合開始剤(C)を含む、請求項1に記載の粘着シート。
【請求項4】
前記重合開始剤(C)の含有量は、前記ポリマー(A)100質量部に対して10質量部以下である、請求項3に記載の粘着シート。
【請求項5】
前記粘着シートに、温度70℃にて25%の歪を印加して0.1秒経過後の初期弾性率(G
0
’(0))と、温度70℃にて25%の歪を印加して300秒経過後の緩和弾性率(G
0
’(300))から、下記式(I)にて計算される応力緩和率(X0)が0.20以下である、請求項1に記載の粘着シート。
応力緩和率(X0)=(G
0
’(300)/G
0
’(0))・・・(I)
【請求項6】
周波数1Hzの剪断モードでの動的粘弾性測定により得られる、Tanδの極大値で定義されるガラス転移温度(Tg)が-25℃以上である、請求項1に記載の粘着シート。
【請求項7】
活性エネルギー線硬化性を有する、請求項1に記載の粘着シート。
【請求項8】
前記粘着シートに、波長365nmの活性エネルギー線を積算光量が2000~4000mJ/cm
2
となるよう照射した時の、周波数1Hzの剪断モードでの動的粘弾性測定により得られる、温度25℃における貯蔵剪断弾性率(G
1
’(25℃))の値が150kPa以上である、請求項7に記載の粘着シート。
【請求項9】
前記粘着シートに、波長365nmの活性エネルギー線を積算光量が2000~4000mJ/cm
2
となるよう照射した時の、温度70℃にて25%の歪を印加して0.1秒経過後の硬化後の初期弾性率(G
1
’(0))と、温度70℃にて25%の歪を印加して300秒経過後の硬化後の緩和弾性率(G
1
’(300))から、下記式(II)にて計算される硬化後の応力緩和率(X1)が0.22以上である、請求項7に記載の粘着シート。
硬化後の応力緩和率(X1)=(G
1
’(300)/G
1
’(0))・・・(II)
【請求項10】
前記硬化後の応力緩和率(X1)と前記応力緩和率(X0)との差(X1-X0)が0.01以上である、請求項9に記載の粘着シート。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、粘着シート、離型フィルム付き粘着シート、画像表示装置用積層体、画像
示装置、及び画像表示装置構成部材用粘着シートに関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
画像表示装置の視認性を向上させるために、液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイ(PDP)又はエレクトロルミネッセンスディスプレイ(ELD)等の画像表示パネルと、その前面側(視認側)に配置する保護パネルやタッチパネル部材との間の空隙を、粘着剤や接着剤等の樹脂で充填し、入射光や表示画像からの出射光の空気層界面での反射を抑えることが行われている。
【0003】
例えば、特許文献1には、透明両面粘着シートの少なくとも片側に、画像表示装置構成部材が積層してなる構成を備えた画像表示装置用構成積層体の製造方法として、紫外線によって少しだけ硬化(以降、半硬化と記載する場合がある)した粘着シートを画像表示装置構成部材に貼合後、画像表示装置構成部材を介して粘着シートに紫外線照射して硬化を行う方法が開示されている。
【0004】
また、特許文献2には、表示及びタッチパネルに有用な粘着シートとして、紫外線架橋性部位を有する(メタ)アクリル共重合物を含む感圧性接着剤シートが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第4971529号公報
特許第6062740号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
画像表示装置への要求事項として、外寸を変えることなく、有効表示領域をできるだけ拡大したいという要求、いわゆる狭額縁化したいという強い要求がある。
このため、画像表示構成部材を貼り合わせるための粘着シートにおいても、従来であれば、隠蔽部の直下に位置して視認できなかった、粘着シート端面近傍の周縁部まで、気泡なく貼合できるものが求められている。
【0007】
さらに、近年、画像表示装置に対して高いデザイン性が求められており、前面側の表面保護パネルの形状は、平坦なものから、端面や角部が屈曲したものや、表示部全体が湾曲したデザイン等へと変化しつつある。湾曲した部材や端面や角部が屈曲した部材の場合、平坦な部材より、周縁部の気泡がさらに生じ易くなる。
【0008】
前記特許文献1及び2の粘着シートは、従前の画像表示装置構成部材を用いた積層構成について検討されたものであり、従来であれば隠蔽部の直下に位置して視認できなかった、粘着シートの周縁端部近傍の貼合信頼性については考慮されていない。
また、従来の柔軟な粘着シートは、柔軟すぎることで形状安定性が不十分である場合があり、この様な粘着シートは保管時の時間経過により形状を維持できないためハンドリング性に欠け、或いは貼合時に端面がつぶれることにより、端部から粘着シートがはみだし易いという課題がある。
この課題の解決策としては柔軟性が低く、ある程度の剛直性を有する粘着シートを用いる方法があるが、剛直性を高くし過ぎると周縁部の気泡が生じやすくなる問題がある。
そのため、狭額縁化が進む画像表示装置に対しては、適度な硬度を有しながら、背反特性となる周縁端部の貼合信頼性がより優れた粘着シートが求められる。
【0009】
さらに、タッチパネルなど一部の用途においては、パネルの生産工程、すなわち粘着シートを他の部材と貼合した後に傷が付きにくいフィルム、シートが求められており、硬化後の耐久性が高い粘着シートが求められている。
【0010】
そこで、本発明ではこのような背景下において、周縁端部の貼合信頼性と硬化後の耐久性が良好な粘着シート、離型フィルム付き粘着シート、画像表示装置用積層体、画像表示装置、及び画像表示装置構成部材用粘着シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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