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公開番号
2025152754
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024054809
出願日
2024-03-28
発明の名称
フィルムロールの製造装置及びフィルムロール
出願人
三菱ケミカル株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
B65H
75/02 20060101AFI20251002BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】フィルムロールを支持する際の位置決めが容易なフィルムロールの製造装置及び当該製造装置によって製造されたフィルムロールを提供すること。
【解決手段】フィルムロールの製造装置は、第1の支持装置及び第2の支持装置と、切断装置と、を備える。2つの支持装置のそれぞれは、軸方向に移動可能な本体部と、径方向に拡縮可能な複数の支持部と、を有する。複数の支持部のそれぞれは、第1部位と、第2部位と、を有する。第1部位は、巻芯における軸方向の端部の内周面に当接して当該内周面を内周側から支持し、第2部位は、径方向に延び且つ巻芯における軸方向の端面に当接し端面を軸方向の外側から支持する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
中心軸の軸方向に延びる円筒状の巻芯と当該巻芯の外周に巻き付けられた樹脂フィルムとを有するフィルムロールを製造する、フィルムロールの製造装置であって、
前記巻芯における前記軸方向の中央に対して前記軸方向の一方側と他方側に配置され、且つ、前記巻芯における前記軸方向の一方側の端部と他方側の端部のそれぞれを支持する2つの支持装置と、
当該2つの支持装置に支持された前記フィルムロールにおける前記樹脂フィルムの前記軸方向の端部を切断する切断装置と、を備え、
前記2つの支持装置のそれぞれは、
前記軸方向に移動可能な本体部と、
当該本体部に取り付けられ且つ当該本体部に対して前記中心軸に直交する径方向に拡縮可能な複数の支持部と、を有し、
前記複数の支持部のそれぞれは、
前記巻芯における前記軸方向の端部の内周面に当接して当該内周面を内周側から支持する第1部位と、
前記径方向に延び且つ前記巻芯における前記軸方向の端面に当接し当該端面を前記軸方向の外側から支持する第2部位と、を有する、
フィルムロールの製造装置。
続きを表示(約 330 文字)
【請求項2】
前記第1部位と前記第2部位との交差部には、凹凸部が設けられる、
請求項1に記載のフィルムロールの製造装置。
【請求項3】
前記複数の支持部のそれぞれは、
前記第2部位における径方向外側の端から、当該径方向外側に行くに従って前記巻芯の前記端面から遠ざかるように湾曲する第3部位を有する、
請求項1又は2に記載のフィルムロールの製造装置。
【請求項4】
前記複数の支持部は、前記中心軸の周方向に沿って等間隔に複数設けられる、
請求項3に記載のフィルムロールの製造装置。
【請求項5】
請求項1又は2に記載のフィルムロールの製造装置によって製造されたフィルムロール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、フィルムロールの製造装置及びフィルムロールに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に示すように、食品包装用フィルム等の包装用フィルム(以下、フィルムロールと称する)に対して加工をする装置が知られている。フィルムロールは、例えば、円筒状の巻芯と、巻芯の外周に巻き付けられた樹脂製フィルム(以下、樹脂フィルムと称する)と、を有する。
【0003】
ここで、樹脂フィルムは、巻芯の外周に巻き付けられた後に所定時間が経過すると、軸方向の外側にせり出したり、内側に収縮したりする。このような樹脂フィルムの幅変化に伴い、フィルムロールを製造する際に、樹脂フィルムの一部を切断する作業が発生する。具体的には、例えば、フィルムロールの軸方向の両端部を支持し、フィルムロールを回転させながら前記せり出し部をカッター等で切断する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-22905号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、フィルムロールの軸方向の両端部を、幅が変化した樹脂フィルムが覆う場合があり、支持部と巻芯の間に樹脂フィルムが巻き込まれるため、フィルムロールを支持する際の位置決めが困難になる可能性がある。
【0006】
本開示は、前記の課題に鑑みてなされたものであって、フィルムロールを支持する際の位置決めが容易なフィルムロールの製造装置及び当該製造装置によって製造されたフィルムロールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記の目的を達成するため、本開示の一態様のフィルムロールの製造装置は、中心軸の軸方向に延びる円筒状の巻芯と当該巻芯の外周に巻き付けられた樹脂フィルムとを有するフィルムロールを製造する、フィルムロールの製造装置であって、前記巻芯における前記軸方向の中央に対して前記軸方向の一方側と他方側に配置され、且つ、前記巻芯における前記軸方向の一方側の端部と他方側の端部のそれぞれを支持する2つの支持装置と、当該2つの支持装置に支持された前記フィルムロールにおける前記樹脂フィルムの前記軸方向の端部を切断する切断装置と、を備え、前記2つの支持装置のそれぞれは、前記軸方向に移動可能な本体部と、当該本体部に取り付けられ且つ当該本体部に対して前記中心軸に直交する径方向に拡縮可能な複数の支持部と、を有し、前記複数の支持部のそれぞれは、前記巻芯における前記軸方向の端部の内周面に当接して当該内周面を内周側から支持する第1部位と、前記径方向に延び且つ前記巻芯における前記軸方向の端面に当接し当該端面を前記軸方向の外側から支持する第2部位と、を有する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、フィルムロールを支持する際の位置決めが容易なフィルムロールの製造装置及び当該製造装置によって製造されたフィルムロールを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本実施形態のフィルムロールの製造装置の模式的な側面図である。
図2は、本実施形態の支持装置の斜視図である。
図3は、図2の一部を拡大した模式図である。
図4は、図3のIV-IV線による断面図である。
図5は、フィルムロールの製造装置とフィルムロールとを含む模式図である。
図6は、支持装置でフィルムロールを支持する手順を示す模式図である。
図7は、支持装置に対するフィルムロールの巻芯の位置の変化を示す模式図である。
図8は、支持部の変形例を示す模式図である。
図9は、樹脂フィルムの端部を切断する手順を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、同一構造の部位には同一符号を付けて、説明を省略する。なお、図面において、X1側は軸方向の一方側を示し、X2側は軸方向の他方側を示す。
(【0011】以降は省略されています)
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