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公開番号
2025153640
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024056214
出願日
2024-03-29
発明の名称
剥離可能な塗料組成物及び複層塗膜形成方法
出願人
関西ペイント株式会社
代理人
主分類
C09D
5/20 20060101AFI20251002BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】基材に対する密着性及び熱負荷後の剥離性に優れた塗膜を形成できる、剥離可能な塗料組成物を提供すること。
【解決手段】(A)結晶性ポリエステル樹脂を含む剥離可能な塗料組成物であって、
昇温速度10℃/分、周波数1Hzの条件での動的粘弾性測定から求められる、温度80~150℃の範囲内での応力曲線と歪曲線の位相差の最大値が、45°以上である、剥離可能な塗料組成物。昇温速度10℃/分、周波数1Hzの条件での動的粘弾性測定から求められる、温度80~150℃の範囲内での複素粘度の最小値が、10000Pa・s以下である、前記剥離可能な塗料組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(効果:)
(A)結晶性ポリエステル樹脂を含む剥離可能な塗料組成物であって、
昇温速度10℃/分、周波数1Hzの条件での動的粘弾性測定から求められる、温度80~150℃の範囲内での応力曲線と歪曲線の位相差の最大値が、45°以上である、剥離可能な塗料組成物。
続きを表示(約 530 文字)
【請求項2】
昇温速度10℃/分、周波数1Hzの条件での動的粘弾性測定から求められる、温度80~150℃の範囲内での複素粘度の最小値が、10000Pa・s以下である、請求項1に記載の剥離可能な塗料組成物。
【請求項3】
(効果:)
工程(I-1):被塗物に、請求項1又は2に記載の剥離可能な塗料組成物を塗装して剥離可能な塗膜を形成する工程、
工程(I-2):前記工程(I-1)で形成された剥離可能な塗膜上に、着色塗料組成物を塗装して、未硬化の着色塗膜を形成する工程、を含む、複層塗膜形成方法。
【請求項4】
(効果:)
工程(II-1):被塗物に、請求項1又は2に記載の剥離可能な塗料組成物を塗装して剥離可能な塗膜を形成する工程、
工程(II-2):前記工程(II-1)で形成された剥離可能な塗膜上に、クリヤーコート塗料組成物を塗装して、未硬化のクリヤーコート塗膜を形成する工程、を含む、複層塗膜形成方法。
【請求項5】
前記剥離可能な塗膜が、80~150℃の範囲内の温度で加熱することによって基材と剥離することができることを特徴とする、請求項3又は4に記載の複層塗膜形成方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、剥離可能な塗料組成物及び複層塗膜形成方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車、電車等の車両の表面に保護塗膜としての剥離可能な塗膜を形成することにより、アルミニウム材、樹脂部材などの基材から塗膜を除去することが容易になり、劣化した塗膜の再塗装や、基材のリサイクルの際の不純物濃度低減が可能となる。
【0003】
例えば、車両の表面に剥離可能な塗料組成物を塗布し、その上に着色塗料及び/又はクリヤー塗料を塗布することにより、車両を保護、加飾することができる。また、再塗装や基材をリサイクルしたい場合は、剥離可能な塗膜を除去することでリサイクルすることができる。
【0004】
上記剥離可能な塗膜としては、通常使用する時に剥がれにくく、且つ剥がしたい時に容易に剥がせられる性質が求められている。
【0005】
特許文献1には、粘着性ポリマーと、結晶性ポリカーボネート及び1,9-ノナンジオール含有結晶性ポリエステルポリオールからなる群より選択された少なくとも1つの結晶性ポリマーと、を含んでなる接着剤組成物によると、比較的高い接着力を長期にわたって維持または向上させて、信頼性を高めた加熱再剥離型の熱活性接着剤を得られることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特表2003-213237
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載の技術では、得られる接着剤組成物が長期の接着力に優れるものの、熱負荷後の剥離性が十分でない場合があった。
【0008】
本発明の目的は、基材に対する密着性及び熱負荷後の剥離性に優れた塗膜を形成できる、剥離可能な塗料組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、上記目的を達成するべく鋭意検討を重ねた結果、結晶性ポリエステル樹脂(A)を含む剥離可能な塗料組成物であって、昇温速度10℃/分、周波数1Hzの条件での動的粘弾性測定から求められる、温度80~150℃の範囲内での応力曲線と歪曲線の位相差の最大値が、45°以上である、剥離可能な塗料組成物によれば、上記目的を達成できることを見出した。
【0010】
すなわち、本発明は下記<1>~<5>に関するものである。
<1>(A)結晶性ポリエステル樹脂を含む剥離可能な塗料組成物であって、
昇温速度10℃/分、周波数1Hzの条件での動的粘弾性測定から求められる、温度80~150℃の範囲内での応力曲線と歪曲線の位相差の最大値が、45°以上である、剥離可能な塗料組成物。
<2>昇温速度10℃/分、周波数1Hzの条件での動的粘弾性測定から求められる、温度80~150℃の範囲内での複素粘度の最小値が、10000Pa・s以下である、<1>に記載の剥離可能な塗料組成物。
<3>工程(I-1):被塗物に、<1>又は<2>に記載の剥離可能な塗料組成物を塗装して剥離可能な塗膜を形成する工程、
工程(I-2):前記工程(I-1)で形成された剥離可能な塗膜上に、着色塗料組成物を塗装して、未硬化の着色塗膜を形成する工程、を含む、複層塗膜形成方法。
<4>工程(II-1):被塗物に、<1>又は<2>に記載の剥離可能な塗料組成物を塗装して剥離可能な塗膜を形成する工程、
工程(II-2):前記工程(II-1)で形成された剥離可能な塗膜上に、クリヤーコート塗料組成物を塗装して、未硬化のクリヤーコート塗膜を形成する工程、を含む、複層塗膜形成方法。
<5>前記剥離可能な塗膜が、80~150℃の範囲内の温度で加熱することによって基材と剥離することができることを特徴とする、<3>又は<4>に記載の複層塗膜形成方法。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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