TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025152618
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024054593
出願日
2024-03-28
発明の名称
再生パーフルオロ(共)重合体の製造方法および再生材の製造方法
出願人
株式会社バルカー
,
国立研究開発法人産業技術総合研究所
代理人
弁理士法人エスエス国際特許事務所
主分類
C08J
11/12 20060101AFI20251002BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】架橋した架橋パーフルオロ(共)重合体の架橋サイトを再生する再生パーフルオロ(共)重合体を製造する方法であって、該架橋サイトを再生する際のパーフルオロ(共)重合体の質量減少を抑制しつつ、簡便な方法で十分に架橋サイトを再生することができる、再生パーフルオロ(共)重合体の製造方法を提供すること。
【解決手段】架橋サイトを有するパーフルオロ(共)重合体が架橋した架橋パーフルオロ(共)重合体を、不活性ガス雰囲気下で熱処理することで、前記架橋サイトを再生する工程を含む、再生パーフルオロ(共)重合体の製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
架橋サイトを有するパーフルオロ(共)重合体が架橋した架橋パーフルオロ(共)重合体を、不活性ガス雰囲気下で熱処理することで、前記架橋サイトを再生する工程を含む、再生パーフルオロ(共)重合体の製造方法。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
前記架橋サイトがニトリル基である、請求項1に記載の再生パーフルオロ(共)重合体の製造方法。
【請求項3】
前記不活性ガスが、窒素ガス、アルゴンガスおよびヘリウムガスから選ばれる少なくとも1種である、請求項1に記載の再生パーフルオロ(共)重合体の製造方法。
【請求項4】
前記架橋サイトを有するパーフルオロ(共)重合体が、該(共)重合体の主鎖に炭素-水素結合を含まない(共)重合体である、請求項1に記載の再生パーフルオロ(共)重合体の製造方法。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載の再生パーフルオロ(共)重合体の製造方法で得られた再生パーフルオロ(共)重合体を含む再生材形成材料を架橋する工程を含む、再生材の製造方法。
【請求項6】
前記再生材形成材料が架橋剤をさらに含む、請求項5に記載の再生材の製造方法。
【請求項7】
前記再生材形成材料が、未架橋パーフルオロ(共)重合体をさらに含む、請求項5に記載の再生材の製造方法。
【請求項8】
前記再生材形成材料中の前記再生パーフルオロ(共)重合体の含有量が、未架橋パーフルオロ(共)重合体100質量部に対し、0.5質量部以上である、請求項7に記載の再生材の製造方法。
【請求項9】
前記再生材がシール材である、請求項5に記載の再生材の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、再生パーフルオロ(共)重合体の製造方法および再生材の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、シール材は、各種用途に幅広く使用されており、これらの用途の中でも、シール材に最も負荷のかかるシール材の用途の一例として、半導体製造装置等に使用されるシール材が挙げられる。
【0003】
このようなシール材としては、耐プラズマ性や耐ラジカル性に優れるシール材を得ることができることから、フルオロエラストマー(FKM)や、パーフルオロエラストマー(FFKM)などの架橋性フルオロエラストマーが使用されており、特に高温や過酷な化学薬品が使用される場合等においては、FFKMが使用されている。
【0004】
前記のような架橋性フルオロエラストマー製のシール材は、通常、該架橋性フルオロエラストマーに、架橋剤や架橋助剤などの添加剤を配合して得られたエラストマー組成物を用い、このエラストマー組成物を成形、架橋することでシール材として使用されている。
【0005】
前記シール材は、一般の成形品と同様に、成形時の屑(バリ)や不良品、使用済の成形品等の処理が必要になることがある。しかしながら、架橋したフルオロエラストマーは、その優れた特性がかえって化学的処理等の妨げとなり、また、燃焼させると腐食性分解物を生じ、サーマルリサイクルも容易ではないことから、これまでは埋め立て等により廃棄していた。
【0006】
しかし、近年、埋め立て量の削減等による環境保護、資源の有効活用等に対する高意識化に伴い、従来廃棄していた架橋フルオロエラストマーを再利用する方法の開発が要求されている。
【0007】
このような架橋フルオロエラストマーを再利用する方法として、例えば、特許文献1には、架橋された含フッ素ポリマーを、活性水素を有する化合物の超臨界流体または亜臨界流体中で脱架橋する方法が開示されている。
また、特許文献2には、加硫フッ素ゴムを空気中で加熱処理する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2007-63334号公報
特開昭61-69805号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかし、超臨界流体または亜臨界流体を用いる前記特許文献1に記載の方法は、処理が容易ではなく、簡便に実施することができないため改良の余地があった。
また、本発明者が鋭意検討した結果、前記特許文献2に記載の方法では、加硫フッ素ゴムの脱加硫(架橋サイトの再生)が十分に起こらず、また、前記加熱処理により加硫フッ素ゴムの分解等が起こり、加熱処理前後のフッ素ゴムの質量減少率が大きくなることが分かった。
【0010】
本発明は以上のことに鑑みてなされた発明であり、架橋した架橋パーフルオロ(共)重合体の架橋サイトを再生する再生パーフルオロ(共)重合体を製造する方法であって、該架橋サイトを再生する際のパーフルオロ(共)重合体の質量減少を抑制しつつ、簡便な方法で十分に架橋サイトを再生することができる、再生パーフルオロ(共)重合体の製造方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
株式会社バルカー
グランドパッキン
16日前
株式会社バルカー
シートガスケット
24日前
株式会社バルカー
評価装置、および評価方法
22日前
株式会社バルカー
解析システム、および解析方法
20日前
株式会社バルカー
シール材形成材料、シール材およびシール材の製造方法
13日前
株式会社バルカー
再生パーフルオロ(共)重合体の製造方法および再生材の製造方法
13日前
東ソー株式会社
ペレット
8日前
ユニチカ株式会社
透明シート
2か月前
株式会社カネカ
硬化性組成物
3か月前
ユニチカ株式会社
透明シート
24日前
株式会社コバヤシ
成形体
21日前
東レ株式会社
熱硬化性樹脂組成物
2か月前
住友精化株式会社
吸水剤の製造方法
1か月前
東レ株式会社
ポリエステルフィルム
3か月前
東レ株式会社
引抜成形品の製造方法
1か月前
東ソー株式会社
ゴム用接着性改質剤
9日前
丸住製紙株式会社
変性パルプ
24日前
東レ株式会社
ポリエステルフィルム
6日前
東レ株式会社
ポリエステルフィルム
28日前
花王株式会社
樹脂組成物
3か月前
東レ株式会社
ポリオレフィン微多孔膜
2か月前
東ソー株式会社
樹脂組成物および蓋材
1か月前
横浜ゴム株式会社
重荷重タイヤ
20日前
東ソー株式会社
樹脂組成物および蓋材
1か月前
東レ株式会社
ポリプロピレンフィルム
20日前
株式会社スリーボンド
硬化性樹脂組成物
20日前
アイカ工業株式会社
光硬化性樹脂組成物
20日前
日本特殊陶業株式会社
樹脂成形体
1か月前
株式会社コバヤシ
光硬化性組成物
2か月前
UBE株式会社
衝撃吸収材
24日前
三洋化成工業株式会社
熱成形用樹脂組成物
16日前
ノリタケ株式会社
担体構造体
14日前
株式会社カネカ
硬化性組成物
1か月前
株式会社カネカ
硬化性組成物
1か月前
株式会社大阪ソーダ
熱可塑性材料用組成物
3か月前
住友化学株式会社
樹脂組成物
20日前
続きを見る
他の特許を見る