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公開番号
2025151438
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-09
出願番号
2024052866
出願日
2024-03-28
発明の名称
電気部品
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類
H05K
7/20 20060101AFI20251002BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】冷却液体の漏出を抑制し、防振も図れる電気部品を提供する。
【解決手段】本発明の電気部品は、電気素子が内部に収容され、固定用の第1貫通孔が設けられる電気部品本体と、前記第1貫通孔に対向して配置される第2貫通孔と、冷却液体が流れる冷却孔とが設けられるプレートと、前記プレートの前記第2貫通孔を囲う状態で、前記プレートの一方面と他方面に配置されると共に第3貫通孔が設けられる防振ラバーと、前記冷却孔を囲う状態で前記プレートの一方面と他方面とにそれぞれ二重以上に配置されるガスケットとを備え、前記電気部品本体、前記プレート、前記防振ラバー、および前記ガスケットは、筐体に固定され、前記電気部品本体は、底面の少なくとも一部が、前記筐体の冷却液体流路を流れる冷却液体に接触している。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
電気素子が内部に収容され、固定用の第1貫通孔が設けられる電気部品本体と、
前記第1貫通孔に対向して配置される第2貫通孔と、冷却液体が流れる冷却孔とが設けられるプレートと、
前記プレートの前記第2貫通孔を囲って前記プレートの一方面と他方面とに配置されると共に前記第2貫通孔に対向して第3貫通孔が設けられる防振ラバーと、
前記冷却孔を囲う状態で前記プレートの一方面と他方面とにそれぞれ二重以上に配置されるガスケットとを備え、
前記電気部品本体、前記プレート、前記防振ラバー、および前記ガスケットは、筐体に固定され、
前記電気部品本体は、底面の少なくとも一部が前記筐体の冷却液体流路を流れる冷却液体に接触している
ことを特徴とする電気部品。
続きを表示(約 380 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の電気部品において、
前記第1貫通孔は、前記電気部品本体の底面の平面形状を成す箇所に設けられる
ことを特徴とする電気部品。
【請求項3】
請求項1に記載の電気部品において、
前記プレートに対して前記防振ラバーと前記ガスケットとが固定され一体に構成されている
ことを特徴とする電気部品。
【請求項4】
請求項3に記載の電気部品において、
前記プレートに前記防振ラバーと前記ガスケットとが加硫接着されている
ことを特徴とする電気部品。
【請求項5】
請求項3に記載の電気部品において、
前記プレートに対して前記防振ラバーと前記ガスケットとが、接着剤または両面テープを介して、取り付けられている
ことを特徴とする電気部品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気部品に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、コンデンサ、リアクトル等の発熱する電気素子を冷却するために以下のように構成される場合がある。
発熱する電気素子は、樹脂でモールドされて樹脂成形品(以下、モールド品と称す)とされている。そして、モールド品の一部が冷却液体と接触し、当該冷却液体の接触箇所に部品同士の連結部を有している。連結部には、冷却液体の漏れを抑制するシール部材が設けられる。例えば、特許文献1には以下の図8に示す構成が記載されている。図8に、従来の電気部品の冷却構造の断面拡大図を示す。
【0003】
コンデンサ、リアクトル等の電気素子101sは稼働により発熱することから、モールド品の電気部品本体101は、筐体102に形成された冷却液体流路102sを流動する冷却液体109に接触させ熱交換させて冷却している。
なお、電気部品本体101と筐体102との間に配設される円柱状の防振部材103は、中央部に筒状の防振ラバー103rが固定されている。防振ラバー103rは筐体102の振動を減衰させる。
【0004】
シール構造をもつ電気部品本体101は、ボルト104が電気部品本体101、防振部材103を挿通して筐体102に羅着されることで、筐体102に固定されている。
筐体102と電気部品本体101との間には、冷却液体109の漏れを抑制する2重シール105a、105b構造(横断面略H字状構造)のシール部材105が配設されている。筐体102には、シール部材105を挟んで倒れ防止のためのシール部材座屈防止壁102a、102bが両側に形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6046812号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来技術の特許文献1は、配管のフランジ結合の構造を想定している。つまり、電気部品本体101が実装される筐体102における冷却液体流路102sの成形、筐体102の振動に対する防振効果、電気部品本体101にかかる冷却液体流動圧等、冷却液体流路102sの冷却液体を直接、電気部品本体101に当接させて冷却する際に生じる可能性がある課題に関しては、考慮されていない。
【0007】
図8に示すように、防水機能のシール部材105と防振機能の防振部材103を単純に並べた場合、冷却液体流路102sからボルト104による固定部までの寸法が長くなっている。
例えば、防水機能としては、シール部材座屈防止壁102aの長さs1と、シール部材座屈防止壁102bの長さs2と、シール部材105用の溝幅s3とが必要になっている。
【0008】
防振機能としては、シール部材105の組付け寸法s4が必要となる。シール部材座屈防止壁102bと防振部材103との間には、クリアランスが必要なことから、防水機能と防振機能のために、全体でs1+s2+s3+s5の寸法が必要となっている。
また、防水機能の部品であるシール部材105と、防振機能の部品である防振部材103とは、別々の部品であるため、筐体102への組付け時の工数が多く、かつアッセンブリした際の寸法にバラつきが大きい課題がある。
【0009】
本発明は上記実状に鑑み創案されたものであり、冷却液体の漏出を抑制するとともに防振も図れる電気部品の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記課題を解決するため、本発明の電気部品は、電気素子が内部に収容され、底面の少なくとも一部が平面形状をなすと共に当該平面形状の箇所内に固定用の第1貫通孔が設けられる電気部品本体と、前記第1貫通孔に対向して配置される第2貫通孔と、冷却液体が流れる冷却孔とが設けられるプレートと、前記プレートの前記第2貫通孔を囲う状態で、前記プレートの一方面と他方面に配置されると共に第3貫通孔が設けられる防振ラバーと、前記冷却孔を囲う状態で前記プレートの一方面と他方面とにそれぞれ二重以上に配置されるガスケットとを備え、前記電気部品本体、前記プレート、前記防振ラバー、および前記ガスケットは、筐体に固定され、前記電気部品本体は、底面の少なくとも一部が、前記筐体の冷却液体流路を流れる冷却液体に接触している。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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