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公開番号
2025148685
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-08
出願番号
2024048936
出願日
2024-03-26
発明の名称
全固体電池
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01M
10/0585 20100101AFI20251001BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】圧縮入力による圧縮応力の印加に対して、正極と負極との絶縁性を十分に確保しつつ、正極層端部の損傷を抑制することができる全固体電池を提供すること。
【解決手段】正極集電体4、正極層5a、5b、固体電解質層6a、6b、負極層3a、3b、及び負極集電体2a、2bがこの順で積層され、正極集電体4の端部における積層の面方向Vdに突出して正極絶縁層8a、8bが設けられた電極体を含み、電極体が複数積層された電極積層体1を備える全固体電池であって、電極積層体1の端部に積層の方向Ldに垂直な方向Vdで見て、絶縁層20および伝熱層30がこの順に設けられ、絶縁層20と伝熱層30との界面40は凹凸形状部を含んでいる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
正極集電体、正極層、固体電解質層、負極層、及び負極集電体がこの順で積層され、前記正極集電体の端部にその面方向に突出して正極絶縁層が設けられた電極体を含み、前記電極体が複数積層された電極積層体を備える全固体電池であって、
前記電極積層体の端部に、前記積層の方向に垂直な方向で見て、絶縁層および伝熱層がこの順に設けられ、
前記絶縁層と伝熱層との界面は凹凸形状部を含んでいる、
全固体電池。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記絶縁層は、その厚さの最小値が0.05mmである、請求項1に記載の全固体電池。
【請求項3】
前記絶縁層は、その厚さの最大値が最小値の1.1倍以上であって前記伝熱層の厚さの最大値以下であり、かつ、前記伝熱層の厚さの最大値は20mm以下である、請求項1又は2に記載の全固体電池。
【請求項4】
前記凹凸形状部は、複数の凹凸形状部分を含む、請求項1又は2に記載の全固体電池。
【請求項5】
前記複数の凹凸形状部分は、一定の規則に沿った凹凸形状を成す請求項4に記載の全固体電池。
【請求項6】
前記複数の凹凸形状部分は、前記絶縁層側の隣接する凸部同士の間隔が0.05mm以上である請求項5に記載の全固体電池。
【請求項7】
前記複数の凹凸形状部分は、ランダムな凹凸形状を成す請求項4に記載の全固体電池。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、全固体電池に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、より多くの人々が手ごろで信頼でき、持続可能かつ先進的なエネルギーへのアクセスを確保できるようにするため、エネルギーの効率化に貢献する二次電池に関する研究開発が行われている。二次電池としては、エネルギー密度が高いリチウム金属電池が注目されている。
【0003】
リチウム金属電池は、負極としてリチウム金属を用いる二次電池であり、高容量の電池となりうる。中でも、電解液を固体電解質層に変えて全固体化した、いわゆる全固体リチウム金属電池は、安全性に優れる点で注目されている。全固体リチウム金属電池は、例えば、リチウム金属からなる負極と、正極と、固体電解質層と、を備えるセル構造を有する。
【0004】
図3は、一実施形態に係る全固体電池の部分を示す断面図である。図3に示される全固体電池の電極積層体1は、負極集電体2aとリチウム金属層(負極層)3a、又は負極集電体2bとリチウム金属層(負極層)3bとで形成される負極と、正極集電体4と正極活物質層(正極層)5a又は5bとで形成される正極と、正極活物質層(正極層)5a又は5bに隣接する固体電解質層6aと6bとを備える。
【0005】
図3に示される全固体電池の電極積層体1は、リチウム金属層(負極層)3aと固体電解質層6aとの間に中間層7aを備え、リチウム金属層(負極層)3bと固体電解質層6bとの間に中間層7bを備える。
【0006】
正極活物質層(正極層)5aの両端部には、絶縁材8aが配置されており、正極活物質層(正極層)5bの両端部には、絶縁材8bが配置されている。なお、図中のLdは、全固体電池を構成する電極積層体1の積層方向を示し、Vdは、全固体電池を構成する電極積層体1の積層方向に垂直な方向(面方向)を示している。
【0007】
全固体電池は、モジュール組み立てプロセスにおいて圧縮入力される工程があり、このとき、1MPa程度の圧縮応力が加わる。圧縮入力は、白抜きの太い矢線で図示の如く、電極積層体1の積層方向Ldに垂直な方向Vdに、電極積層体1の外側から圧力が加えられる。
【0008】
図3に示されるように、電極積層体1は、端部に絶縁材8a、8bを備える正極活物質層(正極層)5a又は5bが、電極積層体1の積層方向Ldに対して垂直な方向(面方向)Vdにおいて、電極積層体1の端部から外側に延出した構造となっている。このため、圧縮応力が加わることで、正極活物質層(正極層)5a又は5bが、端部の絶縁材8a、8bと共に折れる等の損傷が生じる場合があった。
【0009】
そこで、圧縮入力による圧縮応力の印加に対して、正極と負極との絶縁性を十分に確保しつつ、正極端部の損傷を抑制することを目的として、電極積層体の延出部の側面に樹脂コートによる保護層を設けることが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2023-39756号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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