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公開番号
2025148637
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-08
出願番号
2024048856
出願日
2024-03-26
発明の名称
すべり軸受
出願人
三菱自動車工業株式会社
代理人
ケー・ティー・アンド・エス弁理士法人
主分類
F16C
17/02 20060101AFI20251001BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】回転軸からの荷重を受け止めながら、より低い温度の新規の潤滑油が流すことができるすべり軸受を提供する。
【解決手段】すべり軸受は、回転軸が摺動するすべり面を有し、前記回転軸と前記すべり面との隙間に潤滑油が入り込むすべり軸受であって、前記回転軸の一方側に設けられる第1すべり軸受と、前記回転軸の他方側に前記第1すべり軸受と対向して設けられる第2すべり軸受と、を備え、前記第1すべり軸受は、前記すべり面に凹設され、前記回転軸の軸方向の中央部側から前記軸方向の端部側に向けて、前記回転軸の回転方向に沿って傾斜しながら延びる複数の第1溝部が設けられた第1領域と、前記回転軸の荷重を受ける第2領域と、を有し、前記第1領域は、前記第2領域の回転方向の後ろ側に配置される。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
回転軸が摺動するすべり面を有し、前記回転軸と前記すべり面との隙間に潤滑油が入り込むすべり軸受であって、
前記回転軸の一方側に設けられる第1すべり軸受と、
前記回転軸の他方側に前記第1すべり軸受と対向して設けられる第2すべり軸受と、
を備え、
前記第1すべり軸受は、
前記すべり面に凹設され、前記回転軸の軸方向の中央部側から前記軸方向の端部側に向けて、前記回転軸の回転方向に沿って傾斜しながら延びる複数の第1溝部が設けられた第1領域と、
前記回転軸の荷重を受ける第2領域と、
を有し、
前記第1領域は、前記第2領域の回転方向の後ろ側に配置される、
すべり軸受。
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
前記第1溝部は、前記軸方向の前記端部側が前記すべり面の前記軸方向の外側領域に向けて解放されている、
請求項1に記載のすべり軸受。
【請求項3】
前記第2すべり軸受は、
前記すべり面に凹設され、前記軸方向の中央部側から前記軸方向の端部側に向けて、前記回転方向に沿って傾斜しながら延びる複数の第2溝部が設けられた第3領域を有し、
前記第3領域は、前記第2領域の前記回転方向の前側に配置される、
請求項1に記載のすべり軸受。
【請求項4】
前記第2溝部は、前記軸方向の前記端部側が前記すべり面の前記軸方向の外側領域に向けて閉鎖されている、
請求項3に記載のすべり軸受。
【請求項5】
前記第2すべり軸受は、前記潤滑油を供給するオイル穴を有し、前記オイル穴は、前記第1領域に配置される、
請求項1から4のいずれか1項に記載のすべり軸受。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、すべり軸受に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、すべり面に溝部を設けたすべり軸受が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1のすべり軸受は、すべり面の端部から中央部に向けて、回転軸の回転方向に沿って傾斜させた溝を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013―253650号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のすべり軸受は、回転軸とすべり面との間に流れ込む潤滑油を保持するための溝を設けている。すべり軸受は、潤滑油を保持する機能に加え、回転軸から受ける荷重を受け止める機能が必要である。潤滑油の保持においては、すべり軸受の温度が低いほど、油膜の強度が上がる。このため、すべり軸受には、より低い温度の新規の潤滑油がより多く流れる方がよい。
【0005】
本開示の課題は、回転軸からの荷重を受け止めながら、より低い温度の新規の潤滑油をより多く流すことができるすべり軸受を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係るすべり軸受は、回転軸が摺動するすべり面を有し、前記回転軸と前記すべり面との隙間に潤滑油が入り込むすべり軸受であって、前記回転軸の一方側に設けられる第1すべり軸受と、前記回転軸の他方側に前記第1すべり軸受と対向して設けられる第2すべり軸受と、を備え、前記第1すべり軸受は、前記すべり面に凹設され、前記回転軸の軸方向の中央部側から前記軸方向の端部側に向けて、前記回転軸の回転方向に沿って傾斜しながら延びる複数の第1溝部が設けられた第1領域と、前記回転軸の荷重を受ける第2領域と、を有し、前記第1領域は、前記第2領域の回転方向の後ろ側に配置される。
【発明の効果】
【0007】
本開示のすべり軸受によれば、第1領域では、第2領域で回転軸との摩擦によって生じた摩擦熱で加熱された潤滑油の排出と、新規の潤滑油を取り込む機能が実現できる。第2領域では、回転軸からの荷重を受け止める機能を実現できる。これによって、回転軸からの荷重を受け止めながら、より低い温度の新規の潤滑油をより多く流すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の一実施形態によるすべり軸受をクランクシャフトとシリンダブロックとの間に設けた例を示す図。
本開示の一実施形態による第1すべり軸受のすべり面を示す展開図。
本開示の一実施形態による第2すべり軸受のすべり面を示す展開図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0010】
図1に示すように、本実施形態のすべり軸受1は、内燃機関のクランクシャフト(回転軸の一例)2をシリンダブロック4に回転可能に支持するベアリング部材として用いられる。本実施形態の内燃機関は、シリンダブロック4のシリンダが上下方向に延び、ピストンが上下に運動する。クランクシャフト2は、シリンダブロック4に設けられたシャフト軸受4aと、クランクキャップ4bに設けられたシャフト軸受4cとの間に挟まれた状態で回転可能に支持される。本実施形態では、クランクキャップ4bは、シリンダブロック4の下部にボルト4dによって固定される。
(【0011】以降は省略されています)
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