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公開番号
2025148211
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-07
出願番号
2024095037
出願日
2024-06-12
発明の名称
画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G03G
15/04 20060101AFI20250930BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】レンズアレイの中心軸と感光ドラム及び有機EL素子を用いる発光チップとの配置関係によって生じる濃度ムラの発生が抑制された画像形成装置を提供する。
【解決手段】露光ヘッドは、発光基板202と、ロッドレンズアレイ206と、を有する。発光基板202は、複数の発光素子が配列された発光チップを有し、発光素子は有機EL素子である。有機EL素子の発光スペクトルの最も強度の大きいピークの波長は370nm以上780nm以下であり、有機EL素子の発光スペクトルの最も強度の大きいピークの波長における感光ドラム103の表面の反射率は10%以下である。ロッドレンズアレイ206は複数のロッドレンズを有する。複数の発光チップは、第一方向1に沿って配置されており、かつ第二方向2に互い違いに配置されている。第三方向3に対するロッドレンズの中心軸4の角度5は、0°を超え、3°以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
回転軸線を中心に回転可能な感光ドラムと、
露光ヘッドと、
を有する画像形成装置であって、
該露光ヘッドが、発光基板と、ロッドレンズアレイと、を有し、
該発光基板が、該感光ドラムの表面に照射する露光光を出射するための複数の発光チップを有し、
該発光チップが、複数の発光素子が複数配列されたものであり、
該ロッドレンズアレイが、発光素子から出射された露光光を該感光ドラムの表面に集光するための、複数のロッドレンズを有し、
該ロッドレンズが、該回転軸線の方向に並べられており、
該発光素子が、有機EL素子であり、
該有機EL素子の発光スペクトルの最も強度の大きいピークの波長が、370nm以上780nm以下であり、
該発光基板の長手方向を第一方向とし、該発光基板の短手方向を第二方向とし、該発光基板と垂直となる方向を第三方向とするとき、
該回転軸線が、該第一方向と平行に位置しており、
該複数の発光チップが、該第一方向に沿って配置されており、かつ該第二方向に互い違いに配置されており、
該第三方向に対する該ロッドレンズの中心軸の角度が、0°を超え、3°以下であり、
該有機EL素子の発光スペクトルの最も強度の大きいピークの波長における該感光ドラムの表面の反射率が、10%以下である、
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記有機EL素子の最も強度の大きいピークの波長における発光ピーク強度が、二番目に強度の大きいピークの波長における発光ピーク強度の3倍以上である、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記感光ドラムが、支持体、該支持体上の下引き層、該下引き層上の電荷発生層、及び該電荷発生層上の電荷輸送層を有し、
該電荷輸送層が、前記感光ドラムの表面層であり、
該支持体上の全ての層の膜厚の総和を1としたときに、該下引き層の膜厚の比率が0.3以上0.6以下である、
請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記感光ドラムが、粒子を含む表面層を有し、
該表面層における該粒子の含有量が、表面層の全質量に対して5質量%以上40質量%以下である、
請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記粒子が、有機樹脂粒子である、請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記感光ドラムの周面には、溝が該周面の略周方向に複数形成されている、請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記感光ドラムが、保護層を有し、
該保護層が、前記感光ドラムの表面層であり、
該保護層が、重合性官能基を有する化合物の重合物を含有する、
請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記重合性官能基を有する化合物が、下記式(CT-1)又は(CT-2)で示される化合物である、請求項7に記載の画像形成装置。
TIFF
2025148211000030.tif
43
145
(前記式(CT-1)中、Ar
11
~Ar
13
は、それぞれ独立に、置換のアリール基又は無置換のアリール基を示す。該置換のアリール基が有してもよい置換基は、炭素数1以上6以下のアルキル基、又は下記式(P-1)~(P-3)のいずれかで示される1価の官能基である。ただし、前記式(CT-1)で示される化合物は、下記式(P-1)~(P-3)のいずれかで示される1価の官能基を少なくとも1つ有する。)
TIFF
2025148211000031.tif
42
166
(前記式(CT-2)中、Ar
21
~Ar
24
は、それぞれ独立に、置換のアリール基又は無置換のアリール基を示す。Ar
25
は、置換のアリーレン基若しくは無置換のアリーレン基を示す。該置換のアリール基が有してもよい置換基は、炭素数1以上6以下のアルキル基、又は、下記式(P-1)~(P-3)で示される1価の官能基であり、該置換のアリーレン基が有してもよい置換基は、炭素数1以上6以下のアルキル基、又は、下記式(P-1)~(P-3)で示される1価の官能基である。ただし、前記式(CT-2)で示される化合物は、下記式(P-1)~(P-3)のいずれかで示される1価の官能基を少なくとも1つ有する。)
TIFF
2025148211000032.tif
51
153
(前記式(P-1)中、Z
11
は、単結合、又は炭素数1以上6以下のアルキレン基を示し、X
11
は、水素原子、又はメチル基を示す。)
TIFF
2025148211000033.tif
36
143
(前記式(P-2)中、Z
21
は、単結合、又は炭素数1以上6以下のアルキレン基を示す。)
TIFF
2025148211000034.tif
36
161
(前記式(P-3)中、Z
31
は、単結合、又は炭素数1以上6以下のアルキレン基を示す。)
【請求項9】
前記重合性官能基を有する化合物が、前記式(CT-1)で示される化合物である、請求項8に記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
レーザービームプリンターやデジタル複写機などの電子写真方式の画像形成装置においては、LEDや有機ELなどを用いた露光ヘッドを用いて、感光ドラム(ドラム形状の電子写真感光体のこと。)を露光し、潜像形成を行う方式が一般的に知られている。前記露光ヘッドは、感光ドラムの長手方向に配列した発光素子列と、前記発光素子列の光を感光ドラム上に結像するロッドレンズアレイで構成される。前記LEDや有機ELは、発光面からの光の照射方向がロッドレンズアレイと同一方向となる面発光形状を有する(以降、面発光素子アレイと呼称)構成が知られている。このような、露光ヘッドを用いた画像形成装置では、レーザービームをポリゴンモータで偏向走査するレーザー走査方式の画像形成装置と比較して、使用する部品数が少ないため、装置の小型化、低コスト化が容易である。特許文献1及び2には、このような露光ヘッドとして化合物半導体基板上に発光素子列を形成した発光チップを、プリント基板上に複数配置した露光ヘッドが記載されている。
【0003】
特許文献1は、発光チップとして発光素子列が形成された化合物半導体基板を用いた例を示している。発光チップは、細長い短冊形状をしており、発光素子列の両脇にワイヤボンディングパッドを有している。一列に配置するとワイヤボンディングパッド部分に発光素子がいないため、発光チップの一部分が長手方向と直交する方向に互い違いに配置し、長手方向に発光素子が途切れないように配置してある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-183436号公報
特開2021-30565号広報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
発光チップからの光はロッドレンズを通過し感光ドラム上に結像されるが、感光ドラムに結像された光は感光ドラムの表面及び内部で反射し、ロッドレンズで再度反射した光が感光ドラムに結像される。
【0006】
ロッドレンズはその中心軸が発光チップと感光ドラムとを結ぶ方向に対して少なからず傾きを有して配置される。
【0007】
このとき互い違いに配置された発光チップからの光はロッドレンズの傾きによって感光ドラムへの結像が異なることで反射の仕方が異なり、結果として感光ドラム上の潜像形成に差を生じることになる。潜像形成に差が生じると、画像濃度に差が生じ、発光チップの配置に従った画像濃度ムラの原因となりうる。
【0008】
本開示はこのような画像濃度ムラの発生を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示によれば
回転軸線を中心に回転可能な感光ドラムと、
露光ヘッド、
を有する画像形成装置であって、
該露光ヘッドが、発光基板と、ロッドレンズアレイと、を有し、
該発光基板が、該感光ドラムの表面に照射する露光光を出射するための複数の発光チップを有し、
該発光チップが、複数の発光素子が複数配列されたものであり、
該ロッドレンズアレイが、発光素子から出射された露光光を該感光ドラムの表面に集光するための、複数のロッドレンズを有し、
該ロッドレンズが、該回転軸線の方向に並べられており、
該発光素子が、有機EL素子であり、
該有機EL素子の発光スペクトルの最も強度の大きいピークの波長が、370nm以上780nm以下であり、
該発光基板の長手方向を第一方向とし、該発光基板の短手方向を第二方向とし、該発光基板と垂直となる方向を第三方向とするとき、
該回転軸線が、第一方向と平行に位置しており、
該複数の発光チップが、第一方向に沿って配置されており、かつ第二方向に互い違いに配置されており、
該第三方向に対する該ロッドレンズの中心軸の角度が、0°を超え、3°以下であり、
該有機EL素子の発光スペクトルの最も強度の大きいピークの波長における該感光ドラムの表面の反射率が、10%以下である、
ことを特徴とする画像形成装置が提供される。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、画像濃度ムラの発生が抑制された画像形成装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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