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公開番号2025164625
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-30
出願番号2024068732
出願日2024-04-20
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20251023BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】記録ヘッドとベルトの搬送面との間の距離の精度が低下することを抑制する。
【解決手段】画像形成装置1は、シートSを搬送面25aに担持して搬送する無端状のベルト25と、ベルト25の内周面側に設けられ、ベルト25を摺動可能に支持するプラテンユニット26と、を備えたベルトユニット2200と、記録ヘッド10と、座面200と、を有し、ベルトユニット2200は、座面200に配置される支持構造100であって、記録ヘッド10からの荷重を受けて記録ヘッド10を支持する記録ヘッド支持部34a、34bと、プラテンユニット26が記録ヘッド10からの荷重を受けないように記録ヘッド支持部34a、34bとは別に設けられ、プラテンユニット26を支持するプラテンユニット支持部33a~33dと、を備える支持構造100を有する構成とされる。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
シートを搬送面に担持して搬送する無端状のベルトと、前記ベルトの内周面側に設けられ、前記ベルトを摺動可能に支持するプラテンユニットと、を備えたベルトユニットと、
前記ベルトを挟んで前記プラテンユニットに対向して設けられ、前記ベルトにより搬送されるシートに記録用の液体を吐出する記録ヘッドと、
前記ベルトユニット及び前記記録ベッドを設置するための座面と、
を有し、
前記ベルトユニットは、前記座面に配置される支持構造であって、前記記録ヘッドからの荷重を受けて前記記録ヘッドを支持する記録ヘッド支持部と、前記プラテンユニットが前記記録ヘッドからの荷重を受けないように前記記録ヘッド支持部とは別に設けられ、前記プラテンユニットを支持するプラテンユニット支持部と、を備える支持構造を有することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記支持構造は、
前記記録ヘッド支持部が設けられ、前記搬送面の移動方向に沿って延在するビーム部と、
前記ビーム部と前記座面との間に設けられ、前記座面に対して前記ビーム部を支持するピラー部と、
を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記ビーム部又は前記ピラー部に、前記プラテンユニット支持部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記ビーム部及び前記ピラー部のうち前記プラテンユニット支持部が設けられている方に、前記搬送面と前記記録ヘッドとの間の距離を変化させるように前記プラテンユニットを移動させる調整部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記調整部は、前記搬送面と前記記録ヘッドとの間の距離を変化させるように、前記プラテンユニット支持部を移動させることで前記プラテンユニットを移動させることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記調整部は、前記プラテンユニット支持部を構成する偏心回転体を回転させることで前記プラテンユニットを移動させることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記ピラー部は、車輪を介して前記座面に接地し、前記支持構造は、前記車輪により前記座面に対して移動可能であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記支持構造は、
前記ベルトの幅方向における一端部側に配置され、前記記録ヘッド支持部が設けられ、前記搬送面の移動方向に沿って延在する第1のビーム部と、
前記ベルトの幅方向における他端部側に配置され、前記記録ヘッド支持部が設けられ、前記搬送面の移動方向に沿って延在する第2のビーム部と、
前記搬送面の移動方向における前記第1のビーム部の一端部側において、前記第1のビーム部と前記座面との間に設けられ、前記座面に対して前記第1のビーム部を支持する第1のピラー部と、
前記搬送面の移動方向における前記第1のビーム部の他端部側において、前記第1のビーム部と前記座面との間に設けられ、前記座面に対して前記第1のビーム部を支持する第2のピラー部と、
前記搬送面の移動方向における前記第1のピラー部と前記第2のピラー部との間において、前記第2のビーム部と前記座面との間に設けられ、前記座面に対して前記第2のビーム部を支持する第3のピラー部と、
を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記支持構造は、
前記搬送面の移動方向における前記第2のビーム部の一端部側において前記第2のビーム部に接続され、前記座面に向かって延在する第1の延長部と、
前記搬送面の移動方向における前記第2のビーム部の他端部側において前記第2のビーム部に接続され、前記座面に向かって延在する第2の延長部と、
前記第1のピラー部と前記第1の延長部とに接続された第1の接続部と、
前記第2のピラー部と前記第2の延長部とに接続された第2の接続部と、
を有することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記プラテンユニット支持部は、前記第1のビーム部及び前記第2のビーム部にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェット方式を利用して画像形成を行う印刷機、複写機、プリンタなどの画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、記録紙や樹脂シートなどの記録媒体にインク液滴を吐出して文字やイメージなどの画像を記録するインクジェット方式の画像形成装置(インクジェット記録装置)がある。また、この画像形成装置として、記録ヘッドが画像形成装置本体に対して移動しない状態で、記録媒体の搬送に連動して複数の記録ヘッドから各々異なる色の液滴を吐出して記録媒体にカラー画像を記録するラインヘッド型のインクジェット記録装置がある。また、このラインヘッド型のインクジェット記録装置として、記録ヘッドに対する記録媒体の搬送を無端状のベルトで構成されたプリントベルトを用いて行うものが知られている。このプリントベルトは、複数の張架ローラにより張架され、プリントベルトの回転方向における複数の記録ヘッドの上流側の張架ローラと下流側の張架ローラとの間に形成される面である搬送面に、記録媒体を吸着して搬送する。
【0003】
このような画像形成装置では、記録ヘッド(より詳細には、記録ヘッドのインクを吐出する微細なノズル)とプリントベルトの搬送面との間の距離を、高精度に管理する必要がある。例えば、プリントベルトによる記録媒体の搬送に伴う気流が発生する。そのため、記録媒体に記録ヘッドからインク液滴を吐出する際に、そのインク液滴の一部がミスト化して記録媒体に到達することがある。このとき、記録ヘッドとプリントベルトの搬送面との間の距離が離れていると、記録媒体上のミスト化したインクの到達位置が、ミスト化しなかったインクの到達位置から大きく離れ、画像不良として顕在化する可能性がある。そのため、記録ヘッドとプリントベルトの搬送面との間の距離は、できるだけ近づけることが望ましい。一方、記録ヘッドとプリントベルトの搬送面との間の距離を近づけすぎると、プリントベルトにより搬送されている記録媒体が記録ヘッドに衝突するなどして、記録ヘッドの不具合の原因になる可能性がある。
【0004】
特許文献1では、記録ヘッドを保持するヘッド保持部とプリントベルトを摺動可能に支持するプラテンプレートとに両端部がそれぞれ取り付けられたギャップ調整部を用いて、記録ヘッドをプラテンプレートに対して位置決めする構成が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-157574号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記従来の構成では、記録ヘッドからプラテンプレートにかかる荷重によって、プラテンプレートが変形し、記録ヘッドとプリントベルトの搬送面との間の距離を適切に維持することが難しくなる可能性がある。
【0007】
ここで、記録ヘッドとプリントベルトの搬送面との間の距離をより高精度に維持するために、記録ヘッドを、これを位置決めする部材に対して加圧することがある。この場合、特に多数の記録ヘッドを持つラインヘッド型のインクジェット記録装置では、その加圧力が例えば800N程度になることもあるため、上記問題が顕著となる可能性がある。
【0008】
そこで、本発明の目的は、記録ヘッドとプリントベルトの搬送面との間の距離の精度が低下することを抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、シートを搬送面に担持して搬送する無端状のベルトと、前記ベルトの内周面側に設けられ、前記ベルトを摺動可能に支持するプラテンユニットと、を備えたベルトユニットと、前記ベルトを挟んで前記プラテンユニットに対向して設けられ、前記ベルトにより搬送されるシートに記録用の液体を吐出する記録ヘッドと、前記ベルトユニット及び前記記録ベッドを設置するための座面と、を有し、前記ベルトユニットは、前記座面に配置される支持構造であって、前記記録ヘッドからの荷重を受けて前記記録ヘッドを支持する記録ヘッド支持部と、前記プラテンユニットが前記記録ヘッドからの荷重を受けないように前記記録ヘッド支持部とは別に設けられ、前記プラテンユニットを支持するプラテンユニット支持部と、を備える支持構造を有することを特徴とする画像形成装置である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、記録ヘッドとプリントベルトの搬送面との間の距離の精度が低下することを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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