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公開番号2025146917
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2025124583,2023182894
出願日2025-07-25,2023-10-25
発明の名称電極の製造方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類H01M 4/139 20100101AFI20250926BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】割れの発生を抑制することができる電極の製造方法を提供する。
【解決手段】電極の製造方法であって、集電体の少なくとも一方の面に電極ペーストが塗工されたワークを搬送しながら前記電極ペーストをレーザーにより乾燥する乾燥工程を含み、前記乾燥工程前に、前記電極ペーストの粘度、前記集電体に塗工された前記電極ペーストの膜厚、及び、前記集電体に塗工された前記電極ペーストの目付を予め取得し、前記乾燥工程において、前記目付に応じて、前記レーザーの出力を調整する、電極の製造方法。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
電極の製造方法であって、
集電体の少なくとも一方の面に電極ペーストが塗工されたワークを搬送しながら前記電極ペーストをレーザーにより乾燥する乾燥工程を含み、
前記乾燥工程において、前記電極ペーストの目付に応じて、前記レーザーの出力を調整する、電極の製造方法。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
前記目付は、塗工機からの前記電極ペーストの流量、及び、前記電極ペーストの膜厚、の少なくともいずれか一方から算出される、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
前記出力は、前記目付、及び、前記電極ペーストのNV(Non Volatile Organic Compound)値から決定される、請求項1に記載の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電極の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1において開示されるような電極の製造方法に関して様々な技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-029256号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術では、電極ペーストを搬送しながらレーザーで乾燥する場合、塗工された電極ペーストの目付等にばらつきがあるため、均一な条件で電極ペーストをレーザーで乾燥すると過度の乾燥になりやすく、得られる電極層に割れが発生し、電極層の剥離強度が低下する可能性がある。
【0005】
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、割れの発生を抑制することができる電極の製造方法を提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
すなわち、本開示には、以下の態様が含まれる。
<1> 電極の製造方法であって、
集電体の少なくとも一方の面に電極ペーストが塗工されたワークを搬送しながら前記電極ペーストをレーザーにより乾燥する乾燥工程を含み、
前記乾燥工程前に、前記電極ペーストの粘度、前記集電体に塗工された前記電極ペーストの膜厚、及び、前記集電体に塗工された前記電極ペーストの目付を予め取得し、
前記乾燥工程において、前記目付に応じて、前記レーザーの出力を調整する、電極の製造方法。
【発明の効果】
【0007】
本開示の電極の製造方法は、割れの発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、電極層が割れる推定メカニズムを説明するための模式図である。
図2は、電極ペーストの目付と電極層の割れが発生するまでの時間(割れた時間)の結果を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示による実施の形態を説明する。なお、本明細書において特に言及している事項以外の事柄であって本開示の実施に必要な事柄(例えば、本開示を特徴付けない電極の一般的な構成および製造プロセス)は、当該分野における従来技術に基づく当業者の設計事項として把握され得る。本開示は、本明細書に開示されている内容と当該分野における技術常識とに基づいて実施することができる。
また、図における寸法関係(長さ、幅、厚さ等)は実際の寸法関係を反映するものではない。
【0010】
本開示においては、電極の製造方法であって、
集電体の少なくとも一方の面に電極ペーストが塗工されたワークを搬送しながら前記電極ペーストをレーザーにより乾燥する乾燥工程を含み、
前記乾燥工程前に、前記電極ペーストの粘度、前記集電体に塗工された前記電極ペーストの膜厚、及び、前記集電体に塗工された前記電極ペーストの目付を予め取得し、
前記乾燥工程において、前記目付に応じて、前記レーザーの出力を調整する、電極の製造方法を提供する。
(【0011】以降は省略されています)

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