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公開番号2025145897
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2024046389
出願日2024-03-22
発明の名称磁性ビーズおよび磁性ビーズの製造方法
出願人デンカ株式会社
代理人個人
主分類B01J 13/14 20060101AFI20250926BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】新規な形状の磁性ビーズを提供する。
【解決手段】中空部分を有する外殻粒子(A)と、前記中空部分に内包される内包粒子(B)と、を含む、磁性ビーズ。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
中空部分を有する外殻粒子(A)と、前記中空部分に内包される内包粒子(B)と、を含む、磁性ビーズ。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記中空部分に複数の前記内包粒子(B)が内包されている、請求項1に記載の磁性ビーズ。
【請求項3】
前記内包粒子(B)が、ポリマー(C)と、磁性粒子(D)と、を含む、請求項1または2に記載の磁性ビーズ。
【請求項4】
前記内包粒子(B)は、前記ポリマー(C)の内部に前記磁性粒子(D)を含む、請求項3に記載の磁性ビーズ。
【請求項5】
前記ポリマー(C)はビニル基、ビニリデン基、および、(メタ)アクリロイル基からなる群から選択される少なくとも一種を有するモノマー(a)由来の構造単位を含む、請求項3に記載の磁性ビーズ。
【請求項6】
前記ポリマー(C)はカルボキシ基を有するモノマー(b)由来の構造単位を含む、請求項3に記載の磁性ビーズ。
【請求項7】
前記磁性粒子(D)は脂肪酸により修飾された磁性粒子を含む、請求項3に記載の磁性ビーズ。
【請求項8】
前記磁性粒子(D)はマグネタイトおよびマグへマイトからなる群から選択される少なくとも一種を含む、請求項3に記載の磁性ビーズ。
【請求項9】
前記磁性粒子(D)の粒子径が1nm以上5000nm以下である、請求項3に記載の磁性ビーズ。
【請求項10】
前記内包粒子(B)の平均粒子径が0.5μm以上200μm以下である、請求項1または2に記載の磁性ビーズ
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、磁性ビーズおよび磁性ビーズの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
磁性を有する粒子に関する技術としては、例えば、特許文献1に記載の技術が知られている。
【0003】
特許文献1には、強磁性化合物からなる外殻を持つ球状微粒子であって、内部が空洞あるいは多孔質状の形態を有する、又は、外殻と内部の両方が多孔質状の形態を有する球状微粒子からなることを特徴とする温熱治療用マイクロカプセル発熱体が記載されている。
特許文献1の温熱治療用マイクロカプセル発熱体によれば、がんの温熱治療に有効に用いることができると記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-325850号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、新規な形状の磁性ビーズを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、以下に示す磁性ビーズおよび磁性ビーズの製造方法が提供される。
【0007】
[1]
中空部分を有する外殻粒子(A)と、前記中空部分に内包される内包粒子(B)と、を含む、磁性ビーズ。
[2]
前記中空部分に複数の前記内包粒子(B)が内包されている、前記[1]に記載の磁性ビーズ。
[3]
前記内包粒子(B)が、ポリマー(C)と、磁性粒子(D)と、を含む、前記[1]または[2]に記載の磁性ビーズ。
[4]
前記内包粒子(B)は、前記ポリマー(C)の内部に前記磁性粒子(D)を含む、前記[3]に記載の磁性ビーズ。
[5]
前記ポリマー(C)はビニル基、ビニリデン基、および、(メタ)アクリロイル基からなる群から選択される少なくとも一種を有するモノマー(a)由来の構造単位を含む、前記[3]または[4]に記載の磁性ビーズ。
[6]
前記ポリマー(C)はカルボキシ基を有するモノマー(b)由来の構造単位を含む、前記[3]~[5]のいずれかに記載の磁性ビーズ。
[7]
前記磁性粒子(D)は脂肪酸により修飾された磁性粒子を含む、前記[3]~[6]のいずれかに記載の磁性ビーズ。
[8]
前記磁性粒子(D)はマグネタイトおよびマグへマイトからなる群から選択される少なくとも一種を含む、前記[3]~[7]のいずれかに記載の磁性ビーズ。
[9]
前記磁性粒子(D)の粒子径が1nm以上5000nm以下である、前記[3]~[8]のいずれかに記載の磁性ビーズ。
[10]
前記内包粒子(B)の平均粒子径が0.5μm以上200μm以下である、前記[1]~[9]のいずれかに記載の磁性ビーズ
[11]
前記外殻粒子(A)は、ポリマー(E)を含む、前記[1]~[10]のいずれかに記載の磁性ビーズ。
[12]
前記ポリマー(E)はビニル基、ビニリデン基、および、(メタ)アクリロイル基からなる群から選択される少なくとも一種を有するモノマー(a)由来の構造単位を含む、前記[11]に記載の磁性ビーズ。
[13]
前記外殻粒子(A)は、磁性粒子(F)を含む、前記[1]~[12]のいずれかに記載の磁性ビーズ。
[14]
前記外殻粒子(A)の表面が平滑である、前記[1]~[13]のいずれかに記載の磁性ビーズ。
[15]
前記外殻粒子(A)が多孔質状である、前記[1]~[13]のいずれかに記載の磁性ビーズ。
[16]
前記外殻粒子(A)の表面に、カルボキシ基、エチニル基、ヒドロキシ基、アミノ基、および、エポキシ基からなる群から選択される少なくとも一種を含む、前記[1]~[15]のいずれかに記載の磁性ビーズ。
[17]
前記磁性ビーズの平均粒子径が1μm以上300μm以下である、前記[1]~[16]のいずれかに記載の磁性ビーズ。
[18]
前記外殻粒子(A)は、前記中空部分から前記外殻粒子(A)の外表面に連通する穴を有する、前記[1]~[17]のいずれかに記載の磁性ビーズ。
[19]
前記穴の平均穴径が1μm以上200μm以下である、前記[18]に記載の磁性ビーズ。
[20]
前記[1]~[19]のいずれかに記載の磁性ビーズの製造方法であって、
ビニル基、ビニリデン基、および、(メタ)アクリロイル基からなる群から選択される少なくとも一種を有するモノマー(a)と、脂肪酸により修飾された磁性粒子と、を含む懸濁液中において、モノマーを重合させる工程(a)を含む、磁性ビーズの製造方法。
[21]
前記工程(a)の前に、前記モノマー(a)と、前記脂肪酸により修飾された磁性粒子と、を含むモノマー混合物を調製する工程(b)と、
前記モノマー混合物を水性媒体中に分散させ、前記懸濁液を調製する工程(c)と、をさらに含む、前記[20]に記載の磁性ビーズの製造方法。
[22]
前記懸濁液は、カルボキシ基を有するモノマー(b)をさらに含む、前記[20]または[21]に記載の磁性ビーズの製造方法。
[23]
前記モノマー(a)は、単官能性モノマーと、多官能性モノマーと、を含む、前記[20]~[22]のいずれかに記載の磁性ビーズの製造方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、新規な形状の磁性ビーズを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態の磁性ビーズの断面の一例を模式的に示した図である。
実施例1の磁性ビーズのSEM画像の一例である。
実施例1の磁性ビーズのSEM画像の一例である。
実施例1の磁性ビーズのSEM画像の一例である。
実施例3の磁性ビーズのSEM画像の一例である。
実施例3の磁性ビーズのSEM画像の一例である。
実施例3の磁性ビーズのSEM画像の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、図面は簡略図で、実際の寸法比率とは一致していない。数値範囲の「A~B」は特に断りがなければ、A以上B以下を表す。本実施形態における「(メタ)アクリロイル基」との表記はメタクリロイル基およびアクリロイル基の両方を包含する概念を表す。「(メタ)アクリレート」等の類似の表記についても同様である。
(【0011】以降は省略されています)

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