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公開番号2025145679
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2024045987
出願日2024-03-22
発明の名称マルチコアファイバおよびマルチコアファイバの製造方法
出願人古河電気工業株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G02B 6/02 20060101AFI20250926BHJP(光学)
要約【課題】断面形状が非円になることが抑制されたマルチコアファイバを提供すること。
【解決手段】マルチコアファイバは、複数のコア部と、前記複数のコア部の外周を取り囲み、前記複数のコア部よりも屈折率が低いクラッド部と、前記クラッド部の内部に配置された複数の変形補正部と、を備え、前記複数のコア部は、前記マルチコアファイバの長手方向と垂直な断面において、第1径方向に沿って配列しており、前記複数の変形補正部は、前記断面において、前記第1径方向と略直交する第2径方向に沿って配列している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
マルチコアファイバであって、
複数のコア部と、
前記複数のコア部の外周を取り囲み、前記複数のコア部よりも屈折率が低いクラッド部と、
前記クラッド部の内部に配置された複数の変形補正部と、
を備え、
前記複数のコア部は、前記マルチコアファイバの長手方向と垂直な断面において、第1径方向に沿って配列しており、
前記複数の変形補正部は、前記断面において、前記第1径方向と略直交する第2径方向に沿って配列している
マルチコアファイバ。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記複数の変形補正部は、前記クラッド部とは応力プロファイルまたは屈折率が異なる
請求項1に記載のマルチコアファイバ。
【請求項3】
前記複数のコア部および前記複数の変形補正部の数は2である
請求項1に記載のマルチコアファイバ。
【請求項4】
2つの前記コア部の間に配置された、前記クラッド部よりも屈折率が低い低屈折率部を備える
請求項3に記載のマルチコアファイバ。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか一つに記載のマルチコアファイバの製造方法であって、
前記第1径方向に沿って配列している複数の第1空孔と前記第2径方向に沿って配列している複数の第2空孔とを有するガラスロッドの前記複数の第1空孔のそれぞれに、前記コア部となる部分を含むコアロッドを挿入し、
前記ガラスロッドの前記複数の第2空孔のそれぞれに、前記変形補正部となる部分を含むロッドを挿入し、
前記ガラスロッド、前記コアロッドおよび前記ロッドを加熱して一体化し、
前記一体化した前記ガラスロッド、前記コアロッドおよび前記ロッドを線引きし、前記マルチコアファイバを形成する
マルチコアファイバの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、マルチコアファイバおよびマルチコアファイバの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
マルチコアファイバとして、2つのコア部を備えるマルチコアファイバが知られている(特許文献1)。2つのコア部は、マルチコアファイバの長手方向と垂直な断面において、所定の径方向に沿って配列している。このようなマルチコアファイバは、2コアマルチコアファイバとも呼ばれる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
特表2023-518466号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この種のマルチコアファイバでは、断面における回転対称性が低いため、断面形状が非円になりやすいという問題がある。断面形状が非円になると、クラッド径の精度が低下したり、コア部が非円になってPMD(Polarization Mode Dispersion)特性が劣化したりする等の問題が生じる虞がある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、その目的は、断面形状が非円になることが抑制されたマルチコアファイバおよびマルチコアファイバの製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様は、マルチコアファイバであって、複数のコア部と、前記複数のコア部の外周を取り囲み、前記複数のコア部よりも屈折率が低いクラッド部と、前記クラッド部の内部に配置された複数の変形補正部と、を備え、前記複数のコア部は、前記マルチコアファイバの長手方向と垂直な断面において、第1径方向に沿って配列しており、前記複数の変形補正部は、前記断面において、前記第1径方向と略直交する第2径方向に沿って配列しているマルチコアファイバである。
【0007】
前記複数の変形補正部は、前記クラッド部とは応力プロファイルまたは屈折率が異なってもよい。
【0008】
前記複数のコア部および前記複数の変形補正部の数は2でもよい。
【0009】
前記マルチコアファイバは、2つの前記コア部の間に配置された、前記クラッド部よりも屈折率が低い低屈折率部を備えてもよい。
【0010】
本発明の一態様は、前記マルチコアファイバの製造方法であって、前記第1径方向に沿って配列している複数の第1空孔と前記第2径方向に沿って配列している複数の第2空孔とを有するガラスロッドの前記複数の第1空孔のそれぞれに、前記コア部となる部分を含むコアロッドを挿入し、前記ガラスロッドの前記複数の第2空孔のそれぞれに、前記変形補正部となる部分を含むロッドを挿入し、前記ガラスロッド、前記コアロッドおよび前記ロッドを加熱して一体化し、前記一体化した前記ガラスロッド、前記コアロッドおよび前記ロッドを線引きし、前記マルチコアファイバを形成するマルチコアファイバの製造方法である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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