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公開番号2025130198
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-08
出願番号2024027207
出願日2024-02-27
発明の名称グロメット
出願人古河電気工業株式会社,古河AS株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H02G 3/22 20060101AFI20250901BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】この発明は、止水性を低下させることなく、複数の長尺状体を束ねて挿通筒部に挿通できるグロメットを提供することを目的とする。
【解決手段】パネル材200に設けた開口部201に装着され、開口部201を挿通する複数のワイヤーハーネス101を保持する、弾性材で構成されたグロメット1は、開口部201に装着される円形リング部21と、円形リング部21から延出されるとともに、複数のワイヤーハーネス101をまとめて挿通する第2挿通空間S2を有する筒状の筒状挿通部23とが備えられ、第2挿通空間S2を形成する筒状挿通部23の内面には、束ねられた複数のワイヤーハーネス101の長手方向に直交する断面の外形における凹部102の形状に応じた凸形状である内面凸状部26がすべての凹部102に対して設けられた。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
パネル材に設けた開口部に装着され、前記開口部を挿通する複数の長尺状体を保持する、弾性材で構成されたグロメットであって、
前記開口部に装着されるベース部と、
前記ベース部から延出されるとともに、複数の前記長尺状体をまとめて挿通する挿通空間を有する筒状の挿通筒部とが備えられ、
前記挿通空間を形成する前記挿通筒部の内面には、束ねられた複数の前記長尺状体の長手方向に直交する断面の外形における凹部の形状に応じた凸形状である内面凸状部がすべての前記凹部に対して設けられた
グロメット。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記内面凸状部が、前記挿通空間の延出方向に沿って設けられた
請求項1に記載のグロメット。
【請求項3】
前記挿通空間は、前記ベース部の側である基端側に向かって先端側から徐々に拡径されるとともに、前記内面凸状部の突出高さが徐々に高くなるように形成された
請求項2に記載のグロメット。
【請求項4】
前記内面凸状部が、前記挿通空間の延出方向における少なくとも一部に設けられた
請求項1に記載のグロメット。
【請求項5】
前記内面凸状部が、前記挿通空間の延出方向において間隔を隔てて複数箇所に設けられた
請求項4に記載のグロメット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば自動車のダッシュパネル等のパネル材に設けた開口部に装着して、開口部に挿通するワイヤーハーネスなどの長尺状体を弾性支持するようなグロメットに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、自動車の車室内とエンジンルームとの間において、ワイヤーハーネスなどの長尺状体を配索する際、車室内とエンジンルームとを隔てるダッシュパネルやフロアパネルなどのパネル材に設けた開口部に長尺状体を挿通して配索している。
【0003】
この際、特許文献1に示すように、ゴムなどの弾性部材で形成されたグロメットに設けた挿通筒部に長尺状体を挿通し、グロメットを開口部に装着して弾性支持することで、パネル材に設けた開口部の周縁部との接触による長尺状体の損傷防止や、開口部を介した水の侵入を防止する止水性を確保している。
【0004】
昨今増加している電気自動車やハイブリッド車両は、これまでの車両に比べ配索するワイヤーハーネスなどの長尺体の系統が増加しており、また、これまでの車両においても、電装機器や装備の多様化によって、複数系統の長尺体を配索することがある。
【0005】
そのため、複数の長尺状体を同じ開口部を挿通することとなり、ひとつのグロメットに対して複数の長尺状体を挿通することとなる。
複数の長尺状体を挿通筒部に挿通するためには、複数の長尺状体を束ねて挿通することとなる。複数の長尺状体を束ねると、束ねた長尺状体における隣り合う長尺状体同士の間に凹部が形成される。そのため、束ねた長尺状体を挿通筒部に挿通すると、束ねた長尺状体と、挿通筒部の内面との間に隙間が形成され、止水性が低下するおそれがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平9-219123号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
この発明は、止水性を低下させることなく、複数の長尺状体を束ねて挿通筒部に挿通できるグロメットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明は、パネル材に設けた開口部に装着され、前記開口部を挿通する複数の長尺状体を保持する、弾性材で構成されたグロメットであって、前記開口部に装着されるベース部と、前記ベース部から延出されるとともに、複数の前記長尺状体をまとめて挿通する挿通空間を有する筒状の挿通筒部とが備えられ、前記挿通空間を形成する前記挿通筒部の内面には、束ねられた複数の前記長尺状体の長手方向に直交する断面の外形における凹部の形状に応じた凸形状である内面凸状部がすべての前記凹部に対して設けられたことを特徴とする。
【0009】
上記パネル材は、開口部の周囲に係止部が係止可能な平面を有する薄板材であって、例えば自動車におけるダッシュパネルやフロアパネルなどの適宜のパネル材とすることができる。
上記開口部は、略円形状、略楕円形状、あるいは略長孔形状などの開口部とすることができる。
【0010】
上記長尺状体は、被覆電線を複数束ねて形成される被覆電線の束、単体の被覆電線、情報を伝達する光ファイバーケーブルなどの通信ケーブル、通信ケーブルの束、クラッチケーブルなどの各種ケーブルあるいはこれらの組み合わせを含む。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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