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公開番号2025140307
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024039630
出願日2024-03-14
発明の名称通信用ケーブル
出願人古河電気工業株式会社,古河AS株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H01B 11/00 20060101AFI20250919BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ケーブル構造の対称性が崩れた場合であってもモード変換特性の劣化を抑制すること。
【解決手段】導体と導体を被覆する絶縁体とを有する一対のコア線と、一対のコア線を被覆するシースと、を備えるとともに、シールド層を備えず、一対のコア線間の位相差の絶対値を、40MHzにおいて3.0deg以内とする。導体と導体を被覆する絶縁体とを有する一対のコア線と、一対のコア線を覆うシールド性を有さない固定テープと、一対のコア線およびシールド性を有さない固定テープを被覆するシースと、を備え、一対のコア線間の位相差の絶対値を、40MHzにおいて3.0deg以内とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
導体と前記導体を被覆する絶縁体とを有する一対のコア線と、前記一対のコア線を被覆するシースと、を備えるとともに、シールド層を備えず、
前記一対のコア線間の位相差の絶対値は、
40MHzにおいて3.0deg以内である
ことを特徴とする通信用ケーブル。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記シースの内周に、前記一対のコア線を覆うシールド性を有しない固定テープをさらに備える
ことを特徴とする請求項1に記載の通信用ケーブル。
【請求項3】
前記一対のコア線は、
互いに接触しながら撚り合わされた状態で延在している
ことを特徴とする請求項1に記載の通信用ケーブル。
【請求項4】
前記一対のコア線は、
互いに接触しながら平行に延在している
ことを特徴とする請求項1に記載の通信用ケーブル。
【請求項5】
前記シースは、
前記一対のコア線との間に隙間がない状態で前記一対のコア線を被覆している
ことを特徴とする請求項1に記載の通信用ケーブル。
【請求項6】
前記シースは、
前記一対のコア線との間に空隙がある状態で前記一対のコア線を被覆している
ことを特徴とする請求項1に記載の通信用ケーブル。
【請求項7】
自動車における通信に用いられる
ことを特徴とする請求項1に記載の通信用ケーブル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、通信用ケーブルに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、自動車分野において高速通信の需要が増加している。高速通信においては、ノイズ対策の観点から、差動信号を伝送可能な通信用ケーブルが用いられる(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1には、一対のコア線と、当該一対のコア線を被覆するシースと、当該シースを被覆するシールド層とを備える通信用ケーブルが記載されている。ここで、一対のコア線は、導体と当該導体を被覆する絶縁体とを有するとともに、互いに接触しながら平行に延在している。
【0004】
また、特許文献2には、導体と、該導体の外周を被覆する絶縁被覆とからなる一対の絶縁電線が撚り合わせられた対撚線と、対撚線の外周を被覆する絶縁材料よりなるシースと、を有し、シースの誘電正接が0.0001以上である通信用電線が記載されている。ここで、シースの誘電正接は、絶縁被覆の誘電正接よりも大きいことが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6834732号公報
国際公開第2018/117204号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、通信用ケーブルのモード変換特性は、一対のコア線を通過する信号の差異が原因で劣化する。要因としては、一対のコア線(導体)の物理長違いや絶縁体、シースの物性(誘電率、誘電正接)、また製造上のばらつきなどによるケーブル構造の対称性が崩れることが挙げられる。
【0007】
また、特許文献1,2に記載の通信用ケーブルにおいては、絶縁層および被覆樹脂層の誘電正接で規定したり、絶縁層および被覆樹脂層の誘電率の組合せの条件を規定したりしているが、条件によっては偏心率のばらつきによってケーブル構造の対称性が崩れた場合には、モード変換特性が大きく劣化する可能性がある。そこで、ケーブル構造の対称性が崩れた場合であってもモード変換特性の劣化を抑制することができる技術が要望されている。
【0008】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、その目的は、ケーブル構造の対称性が崩れた場合であってもモード変換特性の劣化を抑制して安定したモード変換特性を得ることができる通信用ケーブルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した課題を解決し、上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る通信用ケーブルは、導体と前記導体を被覆する絶縁体とを有する一対のコア線と、前記一対のコア線を被覆するシースと、を備えるとともに、シールド層を備えず、前記一対のコア線間の位相差の絶対値は、40MHzにおいて3.0deg以内であることを特徴とする。
【0010】
本発明の一態様に係る通信用ケーブルは、上記の発明において、前記シースの内周に、前記一対のコア線を覆うシールド性を有しない固定テープをさらに備えることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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