TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025140722
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024040279
出願日2024-03-14
発明の名称プログラム、無線通信システム及び通信方法
出願人古河電気工業株式会社,古河AS株式会社
代理人個人,個人
主分類H04W 72/044 20230101AFI20250919BHJP(電気通信技術)
要約【課題】消費電力を抑えつつ、適切な周波数ホッピングパターンを効率的に生成できるプログラム、無線通信システム及び通信方法を提供すること。
【解決手段】プログラムは、コンピュータ15に、第1通信機器1と第2通信機器2との間の無線通信の接続確立を行うペアリング処理を行った後に、接続確立された第1通信機器1と第2通信機器2との間で周波数ホッピング方式によるデータ通信を行う処理を実行させるプログラムであって、ペアリング処理は、無線通信に利用する複数のチャンネルのうち接続確立に用いる複数のアドバタイズチャンネルを利用して送信された各アドバタイズ信号に対する干渉を検出する検出工程と、検出工程での干渉の検出結果に基づいて、周波数ホッピング方式における周波数ホッピングパターンを生成する生成工程と、を含む。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
コンピュータに、2つの通信機器間の無線通信の接続確立を行うペアリング処理を行った後に、前記接続確立された2つの通信機器間で周波数ホッピング方式によるデータ通信を行う処理を実行させるプログラムであって、
前記ペアリング処理は、
前記無線通信に利用する複数のチャンネルのうち前記接続確立に用いるアドバタイズチャンネルを利用して送信されたアドバタイズ信号に対する干渉を検出する検出工程と、
前記検出工程での前記干渉の検出結果に基づいて、前記周波数ホッピング方式における周波数ホッピングパターンを生成する生成工程と、を含むプログラム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記無線通信に利用する複数のチャンネルには、予め、前記接続確立に用いるためのチャンネルとして専用のアドバタイズチャンネルが複数設定されており、
前記検出工程は、前記複数のチャンネルの中から、一または複数のチャンネルを前記接続確立のための補助的なアドバタイズチャンネルとして設定し、前記専用のアドバタイズチャンネルが設定されている周波数帯の中間付近の周波数帯に前記補助的なアドバタイズチャネルを設定する請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記ペアリング処理を行った後に前記データ通信を行うデータ通信処理は、
前記検出工程とは別に、定期又は不定期で前記専用のアドバタイズチャンネルと前記補助的なアドバタイズチャンネルを利用して送信されるアドバタイズ信号に対する干渉を検出するデータ通信時検出工程と、
前記データ通信時検出工程での干渉の検出結果に基づいて、前記生成工程で生成された前記周波数ホッピングパターンを更新する更新工程と、を含む請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記2つの通信機器は、車両に搭載され、
前記ペアリング処理は、
前記干渉の検出結果に基づいて、前記複数のチャンネルの通信品質を推定する推定工程と、
前記推定工程での各チャンネルの通信品質の推定結果と車両の位置情報との対応関係を記憶部に記憶する記憶工程と、を更に含み、
前記生成工程では、前記記憶工程で記憶された前記対応関係に基づいて、前記周波数ホッピングパターンを生成する請求項1~3のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項5】
無線通信の接続確立を行うペアリング処理を行った後に、互いに周波数ホッピング方式によるデータ通信を行う第1通信機器及び第2通信機器を備える無線通信システムであって、
前記第2通信機器は、前記ペアリング処理時に、無線通信に利用する複数のチャンネルのうち前記接続確立に用いるアドバタイズチャンネルを利用してアドバタイズ信号を送信するアドバタイズ処理部を有し、
前記第1通信機器は、
前記第2通信機器から送信された前記アドバタイズ信号に対する干渉の検出する検出部と、
前記検出部による前記干渉の検出結果に基づいて、前記周波数ホッピング方式における周波数ホッピングパターンを生成する生成部と、を有する無線通信システム。
【請求項6】
2つの通信機器間の無線通信の接続確立を行うペアリング処理を行った後に、前記接続確立された2つの通信機器間で周波数ホッピング方式によるデータ通信を行う通信方法であって、
前記ペアリング処理は、
前記無線通信に利用する複数のチャンネルのうち前記接続確立に用いるアドバタイズチャンネルを利用して送信されたアドバタイズ信号に対する干渉の検出する検出工程と、
前記検出工程での前記干渉の検出結果に基づいて、前記周波数ホッピング方式における周波数ホッピングパターンを生成する生成工程と、を含む通信方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム、無線通信システム及び通信方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、車両内の通信機器間の通信にBluetooth(登録商標)規格のBluetooth Low Energy(BLE)等の近距離無線通信を用いることが増えている。BLE等による近距離無線通信では、通信機器間の無線通信の接続確立を行うペアリング処理後に、通信機器間で一対一のデータ通信が行われる。
【0003】
BLE等による近距離無線通信では、ある周波数帯域の中から通信に使用する周波数チャンネルを短時間毎に切り替えながら通信を行う周波数ホッピング方式が知られている。例えば非特許文献1には、2つの通信機器の無線通信のペアリング処理後に、他の機器からの電波と干渉するチャンネルの使用を制限し、干渉の無いチャンネルを用いて周波数ホッピングを行う適応型周波数ホッピング方式(AFH:Adaptive Frequency Hopping)を採用し、他の機器からの電波との相互干渉を低減する技術が記載されている。また特許文献1には、適応型周波数ホッピング方式を採用するとともに、通信を行わない空き時間に、使用が制限されたチャンネルにおいてキャリアセンスし、チャンネルに妨害波が存在しなければ、当該チャンネルの使用の制限を解除する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-303379号公報
【非特許文献】
【0005】
Specification of Bluetooth System Covered Core Package Version3.0+HS,21 April 2009
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、非特許文献1に記載の適応型ホッピング方式では、妨害波が存在したチャンネルの使用を制限するが、一度使用を制限したチャンネルは使用を制限した状態が継続するため、通信に使用可能なチャンネル数が減少し、送信信号の拡散率の低下を招く。特許文献1の技術では、妨害波が存在しなければ、チャンネルの使用の制限を解除するので使用可能なチャンネル数の減少は抑えられるものの、適切な周波数ホッピングパターンを生成するための処理時間及び消費電力を抑えるという点で改善の余地があった。
【0007】
本発明は、消費電力を抑えつつ、適切な周波数ホッピングパターンを効率的に生成できるプログラム、無線通信システム及び通信方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)プログラムは、コンピュータに、2つの通信機器間の無線通信の接続確立を行うペアリング処理を行った後に、前記接続確立された2つの通信機器間で周波数ホッピング方式によるデータ通信を行う処理を実行させるプログラムであって、前記ペアリング処理は、前記無線通信に利用する複数のチャンネルのうち前記接続確立に用いるアドバタイズチャンネルを利用して送信されたアドバタイズ信号に対する干渉を検出する検出工程と、前記検出工程での前記干渉の検出結果に基づいて、前記周波数ホッピング方式における周波数ホッピングパターンを生成する生成工程と、を含む。
【0009】
(2)(1)に記載のプログラムにおいて、前記無線通信に利用する複数のチャンネルには、予め、前記接続確立に用いるためのチャンネルとして専用のアドバタイズチャンネルが複数設定されており、前記検出工程は、前記複数のチャンネルの中から、一または複数のチャンネルを前記接続確立のための補助的なアドバタイズチャンネルとして設定し、前記専用のアドバタイズチャンネルが設定されている周波数帯の中間付近の周波数帯に前記補助的なアドバタイズチャネルを設定する。
【0010】
(3)(2)に記載のプログラムにおいて、前記ペアリング処理を行った後に前記データ通信を行うデータ通信処理は、前記検出工程とは別に、定期又は不定期で前記専用のアドバタイズチャンネルと前記補助的なアドバタイズチャンネルを利用して送信されるアドバタイズ信号に対する干渉を検出するデータ通信時検出工程と、前記データ通信時検出工程での干渉の検出結果に基づいて、前記生成工程で生成された前記周波数ホッピングパターンを更新する更新工程と、を含む。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

古河電気工業株式会社
端子
2日前
古河電気工業株式会社
端子
3日前
古河電気工業株式会社
回路基板
6日前
古河電気工業株式会社
回路基板
6日前
古河電気工業株式会社
複合ケーブル
4日前
古河電気工業株式会社
複合ケーブル
3日前
古河電気工業株式会社
複合ケーブル
3日前
古河電気工業株式会社
コネクタ接続構造
2日前
古河電気工業株式会社
光半導体モジュール
2日前
古河電気工業株式会社
レーダ装置の配置構造
2日前
古河電気工業株式会社
電子部品加工用テープ
2日前
古河電気工業株式会社
ウエハ加工用粘着テープ
3日前
古河電気工業株式会社
フラットケーブル組立体
2日前
古河電気工業株式会社
光モジュール、光接続構造
3日前
古河電気工業株式会社
ワイヤハーネス用コネクタ
2日前
古河電気工業株式会社
レーザ装置および制御方法
2日前
古河電気工業株式会社
配線材、及び配線材の製造方法
4日前
古河電気工業株式会社
コネクタ及びコネクタ接続構造
2日前
古河電気工業株式会社
半導体ウェハ表面保護用テープ
2日前
古河電池株式会社
双極型蓄電池
3日前
古河電気工業株式会社
ポリオレフィン樹脂組成物及び配線材
4日前
古河電気工業株式会社
樹脂組成物及びこれを用いた射出成型体
4日前
古河電気工業株式会社
通信システム、プログラム及び通信方法
4日前
古河樹脂加工株式会社
木質配合樹脂管
2日前
古河電気工業株式会社
通信システム、プログラム及び通信方法
3日前
古河電気工業株式会社
通信システム、プログラム及び通信方法
4日前
古河電気工業株式会社
フェルールホルダ、光接続構造、光モジュール
3日前
古河電気工業株式会社
走行路認識装置、走行路認識方法及びプログラム
4日前
古河電気工業株式会社
配線材の製造方法及び製造装置、並びに、配線材
4日前
古河電気工業株式会社
配線材の製造方法及び製造装置、並びに、配線材
4日前
古河電気工業株式会社
センサシステム、センシング方法およびプログラム
2日前
古河樹脂加工株式会社
配管固定具および配管固定構造
3日前
古河電池株式会社
双極型蓄電池及び双極型蓄電池の製造方法
3日前
古河電池株式会社
双極型蓄電池用バイプレート、双極型蓄電池
4日前
古河電気工業株式会社
フラットケーブル組立体、回転コネクタ装置、及び、スライドドアハーネス
2日前
古河電気工業株式会社
メス型端子、コネクタ、端子付き電線、コネクタ付き電線及びワイヤーハーネス
4日前
続きを見る