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公開番号2025143347
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-01
出願番号2025110146,2021570332
出願日2025-06-30,2020-05-28
発明の名称抗体薬物複合体の用量
出願人第一三共株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61K 31/4745 20060101AFI20250924BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】優れた治療有効性および安全性を有する抗腫瘍薬を提供する。
【解決手段】抗体薬物複合体(ADC)の医薬調製物、用法用量および投与の分野に関する。さらに具体的には、ADCは、リンカーを介してトポイソメラーゼI阻害剤などの抗癌剤に連結されている抗栄養膜細胞表面抗原2(TROP2)抗体から構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
本明細書に記載される発明。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、抗体薬物複合体(ADC)の医薬調製物、用法用量および投与の分野に関す
る。さらに具体的には、ADCは、リンカーを介してエキサテカンの誘導体などのトポイ
ソメラーゼI阻害剤に連結されている抗栄養膜細胞表面抗原2(TROP2)抗体から構
成される。
続きを表示(約 2,600 文字)【0002】
関連出願
本出願は、米国特許法(35U.S.C.)119条(e)に基づき、2019年5月
29日に出願された米国仮出願第62/853,970号および2019年9月5日に出
願された米国仮出願第62/896,478号に対する優先権を主張するものであり、そ
れらの内容の全体は参照により本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0003】
以下の説明は、単に読者が本開示を理解するのを助けるために提供されるものであって
、本開示の従来技術を記載し、構成することが承認されるものではない。
【0004】
栄養膜細胞表面抗原2(TROP2)は、Tacstd2遺伝子によってコードされる
323個のアミノ酸の膜貫通型糖タンパク質である。それは、多くの癌において差次的に
発現する細胞内カルシウムシグナルトランスデューサー(Ripani Eら、Int.
J.Cancer、76(5)、671~676(1998年)およびEl Sewed
y Tら、Int.J.Cancer、75(2)、324~330(1998年))で
ある。それは、自己複製、増殖、浸潤および生存のために、細胞にシグナルを送る。TR
OP2は、ヒトの栄養膜細胞および癌細胞に共通の免疫耐性にさらに関与している(Fa
ulk WPら、Proc.Natl.Acad.Sci.75(4)、1947~19
51(1978年)およびLipinski Mら、Proc.Natl.Acad.S
ci.78(8)、5147~5150(1981年))。ヒトTROP2のDNA配列
およびアミノ酸配列は、例えば受託番号NM_002353およびNP_002344(
NCBI)で、公開データベースにおいて入手可能である。
【0005】
TROP2は、正常上皮細胞における低レベルの発現と比較して、各種の上皮細胞癌腫
において過剰発現することが分かった。TROP2の発現は、とりわけ、結腸直腸癌(O
hmachi Tら、Clin.Cancer Res.、12(10)、3057~3
063(2006年))、胃癌(Muhlmann Gら、J.Clin.Pathol
.、62(2)、152~158(2009年))、膵癌(Fong Dら、Br.J.
Cancer、99(8)、1290~1295(2008年))、口腔癌(Fong
Dら、Mod.Pathol.、21(2)、186~191(2008年))および神
経膠腫(Ning Sら、Neurol.Sci.、34(10)、1745~1750
(2013年))の予後不良と相関することも報告された。結腸直腸癌細胞をモデルとし
て用いて、TROP2の発現が免疫不全マウスにおける腫瘍細胞の足場非依存性細胞増殖
および腫瘍形成に関与していることがさらに報告された(Wang Jら、Mol.Ca
ncer Ther.、7(2)、280~285(2008年))。
【0006】
TROP2が各種の癌と関連することを考慮に入れて、複数の抗TROP2抗体が調製
され、検討されてきた。これらの抗体の中で、ヌードマウス異種移植モデルにおいて多少
の抗腫瘍活性を示す非複合化抗体の報告(国際特許公開第2008/144891号、国
際特許公開第2011/145744号、国際特許公開第2011/155579号およ
び国際特許公開第2013/077458号)および抗体薬物複合体(ADC)として抗
腫瘍活性を示す抗体の報告(国際特許公開第2003/074566号、国際特許公開第
2011/068845号、国際特許公開第2013/068946号および米国特許第
7999083号)があった。しかし、抗TROP2抗体およびADCの強度および適用
範囲は、現在まで不充分であり、TROP2を治療標的として利用する医療上の必要性が
依然として満たされないままある。
【0007】
本開示は、各種癌を処置するために、TROP2特異的ADCおよびその用法用量を提
供するものである。したがって、本開示は、TROP2を標的とする、安全でかつ有効な
癌処置の本技術分野における前記必要性を満たすものである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
TROP2を標的とする抗腫瘍抗体は、現在まで成功しておらず、多くの抗腫瘍低分子
化合物は、(優れた抗腫瘍効果を有する化合物を用いても)許容し得ない副作用および毒
性のために安全性に問題がある。したがって、優れた治療効果を達成し、一方で、同時に
安全性を増強する必要性が残っている。したがって、本開示の目的は、優れた治療有効性
および安全性を有する抗腫瘍薬を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
抗腫瘍化合物エキサテカンは、腫瘍細胞を標的とすること、腫瘍細胞を認識すること、
腫瘍細胞に結合すること、または腫瘍細胞内で内在化することなどが可能な抗TROP2
抗体への複合化によって、リンカー構造部分を介して抗体薬物複合体に転化される場合、
前記抗体に基づいた細胞破壊活性を獲得することが可能であり、前記抗腫瘍化合物は、よ
り確実に腫瘍細胞に送達されて特異的に抗腫瘍効果を示すことが可能である。したがって
、抗腫瘍効果を確実に示すことが可能であり、前記化合物の単独投与と比較して前記抗腫
瘍化合物の投与量を減少させることが可能であり、このことによって、正常細胞に対する
負の副作用が減少し、安全性が増加する。
【0010】
本明細書において、エキサテカン誘導体および抗TROP2抗体を含む新規なTROP
2標的ADCと、その使用方法とが記載される。
(【0011】以降は省略されています)

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