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公開番号
2025142806
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-01
出願番号
2024042377
出願日
2024-03-18
発明の名称
接着剤組成物、接着シート、積層体
出願人
東洋紡エムシー株式会社
代理人
主分類
C09J
167/00 20060101AFI20250924BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】 低温かつ短時間の熱圧着で短時間の熱処理による架橋においても、接着性に優れ、さらには長時間高温高湿環境下に晒された後にも、優れた接着性を発現する接着剤組成物、並びにそれを含む接着シート、積層体を提供すること。
【解決手段】 ポリエステル樹脂(A)、エポキシ樹脂(B)及びイソシアネート化合物(C)を含有し、下記(1)~(2)の要件を満たす接着剤組成物。
(1)前記ポリエステル樹脂(A)が、ガラス転移温度が50℃以上のポリエステル樹脂(a1)及びガラス転移温度が50℃未満のポリエステル樹脂(a2)を含有する
(2)前記エポキシ樹脂(B)は、窒素原子を有するエポキシ樹脂(b1)及び窒素原子を有しないエポキシ樹脂(b2)を含有する
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリエステル樹脂(A)、エポキシ樹脂(B)及びイソシアネート化合物(C)を含有し、下記(1)~(2)の要件を満たす接着剤組成物。
(1)前記ポリエステル樹脂(A)が、ガラス転移温度が50℃以上のポリエステル樹脂(a1)及びガラス転移温度が50℃未満のポリエステル樹脂(a2)を含有する
(2)前記エポキシ樹脂(B)は、窒素原子を有するエポキシ樹脂(b1)及び窒素原子を有しないエポキシ樹脂(b2)を含有する
続きを表示(約 270 文字)
【請求項2】
前記ポリエステル樹脂(A)の酸価が50eq/t以上、400eq/tである請求項1に記載の接着剤組成物。
【請求項3】
前記イソシアネート化合物(C)が芳香環を有しないイソシアネート化合物である請求項1に記載の接着剤組成物。
【請求項4】
少なくとも一種の難燃剤を含む請求項1に記載の接着剤組成物。
【請求項5】
請求項1~4のいずれかに記載の接着剤組成物を含有する接着シート。
【請求項6】
請求項1~4のいずれかに記載の接着剤組成物を含有する積層体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、接着剤組成物並びにそれを用いた接着シート、積層体に関する。より詳しくは、樹脂基材と、樹脂基材または金属基材との接着に用いられる接着剤組成物に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、電気自動車の航続距離を長くするために自動車により多くの電池を積載し、バッテリー容量の大容量化が進んでいる。これらバッテリーの周辺には、電池の熱を逃がすために、放熱材であるアルミニウム合金などの金属部材と絶縁性をもつ樹脂基材(例えば、ポリエチレンテレフタレート基材やポリイミド基材など)を張り合わせて使用される。その際接着剤が使用されるが、十分な接着性及び長期の耐湿熱性、さらには工程短縮の観点から、張り合わせ方法の簡便化やより低温条件での張り合わせが要望されている。
【0003】
共重合ポリエステルは多価カルボン酸と多価アルコールの選択と組合せによる分子設計のしやすさや、分子量の高低を自由にコントロールできるため、コーティング剤用途や接着剤用途をはじめ、様々な用途で広く使用されている。共重合ポリエステルを用いた接着剤は銅やアルミニウム合金を含む金属との接着性(剥離強度)に優れており、硬化剤を配合して、金属とポリイミドフィルム間の接着剤としてフレキシブルプリント基板(FPC)用接着剤などに使用されてきた(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-116930号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載のポリエステルを共重合成分として含有するポリウレタン樹脂とエポキシ化合物からなる接着剤は、140℃で5Kg/cm
2
の加圧下に1分間プレスし接着した後、150℃で3時間処理して架橋させても、接着性が弱く、さらに長期の耐湿熱性も有していない。
【0006】
本発明は、かかる従来技術課題を背景になされたものである。すなわち、本発明の目的は、低温かつ短時間の熱圧着で短時間の熱処理による架橋においても、接着性に優れ、さらには長時間高温高湿環境下に晒された後にも、優れた接着性を発現する接着剤組成物、並びにそれを含む接着シート、積層体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは鋭意検討した結果、以下に示す手段により、上記課題を解決できることを見出し、本発明に到達した。すなわち、本発明は、以下の構成からなる。
【0008】
[1]ポリエステル樹脂(A)、エポキシ樹脂(B)及びイソシアネート化合物(C)を含有し、下記(1)~(2)の要件を満たす接着剤組成物。
(1)前記ポリエステル樹脂(A)が、ガラス転移温度が50℃以上のポリエステル樹脂(a1)及びガラス転移温度が50℃未満のポリエステル樹脂(a2)を含有する
(2)前記エポキシ樹脂(B)は、窒素原子を有するエポキシ樹脂(b1)及び窒素原子を有しないエポキシ樹脂(b2)を含有する
[2]前記ポリエステル樹脂(A)の酸価が50eq/t以上、400eq/tである[1]に記載の接着剤組成物。
[3]前記エポキシ樹脂(B)の軟化点が60℃以下である[1]または[2]に記載の接着剤組成物。
[4]前記イソシアネート化合物(C)が芳香環を有しないイソシアネート化合物である[1]~[3]のいずれかに記載の接着剤組成物。
[5]少なくとも一種の難燃剤を含む[1]~[4]のいずれかに記載の接着剤組成物。
[6][1]~[5]のいずれかに記載の接着剤組成物を含有する接着シート。
[7][1]~[5]のいずれかに記載の接着剤組成物を含有する積層体。
【発明の効果】
【0009】
本発明の接着剤組成物は、低温かつ短時間の熱圧着で短時間の熱処理による架橋においても剥離強度、耐湿熱性に優れ、また半硬化塗膜の保存安定性にも優れる。このため、自動車用途の放熱、絶縁材料周辺の接着剤、接着シート、積層体に好適である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の一形態について以下に詳述する。ただし、本発明はこれに限定されるものではなく、記述した範囲内で種々の変形を加えた態様で実施できる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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