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公開番号2025140637
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024040164
出願日2024-03-14
発明の名称インパルス試験システム及びインパルス試験方法
出願人東芝産業機器システム株式会社
代理人弁理士法人サトー
主分類G01R 31/12 20200101AFI20250919BHJP(測定;試験)
要約【課題】放電箇所を適切に把握できるようにしたインパルス試験システム及びインパルス試験方法を提供する。
【解決手段】インパルス試験システム20は供試変圧器1をインパルス試験する。インパルス試験システム20は、インパルス試験の試験電圧の印加タイミングに基づいて録画開始指令を出力するハイスピードカメラ制御装置25と、試験対象となる供試変圧器1の周辺に設置され録画開始指令を受け付けたタイミングから撮像するハイスピードカメラ26と、撮像された画像を記録する試験データ記録サーバ22と、試験データ記録サーバ22に記録された結果に含まれる放電箇所を表示する表示部21aと、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
モールド形の静止誘導機器を供試変圧器としてインパルス試験するインパルス試験システムであって、
前記インパルス試験の試験電圧の印加タイミングに基づいて録画開始指令を出力する出力部と、
試験対象となる前記供試変圧器の周辺に設置され前記録画開始指令を受け付けたタイミングから撮像するハイスピードカメラと、
前記撮像された画像を記録する記録部と、
前記記録部に記録された結果に含まれる放電箇所を表示する表示部と、
を備えるインパルス試験システム。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記静止誘導機器から発せられる音を取得する音取得部を備え、
前記表示部は、前記音取得部により取得された音のタイミングに基づいて前記撮像された放電時の画像のフレームを表示する請求項1記載のインパルス試験システム。
【請求項3】
前記ハイスピードカメラは、前記供試変圧器からタップリードを出現している少なくとも一部の箇所を画像でとらえるように設置されている請求項1又は2記載のインパルス試験システム。
【請求項4】
モールド形の静止誘導機器を供試変圧器としてインパルス試験するインパルス試験方法であって、
出力部が、前記インパルス試験の試験電圧の印加タイミングに基づいて録画開始指令を出力し、
ハイスピードカメラが、試験対象となる前記供試変圧器の周辺に設置され前記録画開始指令を受け付けたタイミングから撮像し、
記録部が、前記撮像された画像を記録し、
表示部が、前記記録部に記録された結果に含まれる放電箇所を表示する、インパルス試験方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、インパルス試験システム及びインパルス試験方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
産業用のモールド形静止誘導機器は、雷インパルス試験を行うことで絶縁不良の有無の確認を行っている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1記載の静止誘導機器では、コイル押え金物とコイルの上端面との間に介在されるコイル押え絶縁物が絶縁スペーサとなることでそれらの間の絶縁を図っており、雷インパルス試験を行ったとしてもコイル押え金物とコイルとの間の部分放電の発生を十分に抑えられることが確認されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-078194号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、インパルス試験を行うことで不合格となる場合、絶縁不良個所で放電が発生する場合があり、この放電箇所は不良個所の特定の手掛かりとなる。しかしながら、放電は一瞬で終了するため目視で確認するのは困難である。同様に、インパルス試験時に発生する音についても、異常検出の手掛かりになるケースがあるが、オペレータの聴感では記憶、判断が難しかった。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、放電箇所を適切に把握できるようにしたインパルス試験システム及びインパルス試験方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本実施形態の一態様のインパルス試験システムは、モールド形の静止誘導機器を供試変圧器としてインパルス試験する。インパルス試験システムは、インパルス試験の試験電圧の印加タイミングに基づいて録画開始指令を出力する出力部と、試験対象となる前記供試変圧器の周辺に設置され前記録画開始指令を受け付けたタイミングから撮像するハイスピードカメラと、前記撮像された画像を記録する記録部と、前記記録部に記録された結果に含まれる放電箇所を表示する表示部と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
一実施形態に係るインパルス試験システムを概略的に示すシステム構成図
一実施形態に係る供試変圧器の構造を模式的に示す正面図
一実施形態に係る供試変圧器の構造を模式的に示す背面図
一実施形態に係るハイスピードカメラの設置状態を模式的に示す側面図
一実施形態における雷インパルス試験の流れを概略的に示すフローチャート
一実施形態における自動モードにおける試験の流れを概略的に示すフローチャート
一実施形態における雷インパルス試験時に撮像された撮像データの一例
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、インパルス試験システム20及びインパルス試験方法に係る一実施形態について図面に基づいて説明する。インパルス試験システム20は、静止誘導機器としての供試変圧器1に雷インパルス試験を施すためのシステムを示す。
【0009】
図1に示すように、インパルス試験システム20は、試験制御用のPC21、及び、試験データ記録サーバ22を中心に構成され、インパルス試験装置23(出力部相当)、ハイスピードカメラ制御装置24、及びハイスピードカメラ26を備える。試験データ記録サーバ22は、インパルス試験の試験結果を記録する内部データベースを記録部として備える。
【0010】
また、インパルス試験システム20は、騒音計27及びマイク28を備える。騒音計27及びマイク28は、インパルス試験時に供試変圧器1から発せられる音を取得するために設けられる。試験制御用のPC21はパーソナルコンピュータにより構成される。
(【0011】以降は省略されています)

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