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公開番号
2025139563
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-26
出願番号
2025036703
出願日
2025-03-07
発明の名称
光学レンズユニット、撮像モジュール及び端末装置
出願人
江西欧菲光学有限公司
代理人
個人
主分類
G02B
13/00 20060101AFI20250918BHJP(光学)
要約
【課題】本発明は、光学レンズユニット、撮像モジュール及び端末装置を開示している。
【解決手段】前記光学レンズユニットは第1レンズ、第2レンズ、第3レンズ、第4レンズ、第5レンズおよび第6レンズを含む。第1レンズは負の屈折力を有し、第2レンズは正の屈折力を有し、第3レンズは正の屈折力を有し、第4レンズは負の屈折力を有し、第5レンズは正の屈折力を有し、第6レンズは負の屈折力を有する。前記光学レンズユニットは以下の関係式:6.5<TTL/IMGH<7.2;1.9<TTL/F<2.2を満たす。ここで、TTLは前記第1レンズの物体側面から前記光学レンズユニットの結像面までの光軸上の距離であり、IMGHは前記光学レンズユニットの最大視野角に対応する像高の半分であり、Fは前記光学レンズユニットの焦点距離である。本発明の光学レンズユニットは、小型化設計を実現しつつ、高い結像品質を備えることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
光学レンズユニットであって、屈折力を有する6枚レンズを有し、光軸に沿って物体側から像側に向かって順に第1レンズ、第2レンズ、第3レンズ、第4レンズ、第5レンズ、第6レンズを含み、
前記第1レンズは、負の屈折力を有し、前記第1レンズの物体側面は光軸近傍で凹面であり、前記第1レンズの像側面は光軸近傍で凸面であり、
前記第2レンズは、正の屈折力を有し、前記第2レンズの物体側面は光軸近傍で凸面であり、前記第2レンズの像側面は光軸近傍で凸面であり、
前記第3レンズは、正の屈折力を有し、前記第3レンズの物体側面は光軸近傍で凸面であり、前記第3レンズの像側面は光軸近傍で凸面であり、
前記第4レンズは、負の屈折力を有し、前記第4レンズの物体側面は光軸近傍で凹面であり、前記第4レンズの像側面は光軸近傍で凹面であり、
前記第5レンズは、正の屈折力を有し、前記第5レンズの物体側面は光軸近傍で凸面であり、前記第5レンズの像側面は光軸近傍で凸面であり、
前記第6レンズは、負の屈折力を有し、前記第6レンズの物体側面は光軸近傍で凹面であり、前記第6レンズの像側面は光軸近傍で凸面であり、
前記光学レンズユニットは以下の式(1)、(2)を満し、
6.5<TTL/IMGH<7.2 (1)
1.9<TTL/F<2.2 (2)
TTLは前記第1レンズの物体側面から前記光学レンズユニットの結像面までの光軸上の距離であり、IMGHは前記光学レンズユニットの最大視野角に対応する像高の半分であり、Fは前記光学レンズユニットの焦点距離である、ことを特徴とする光学レンズユニット。
続きを表示(約 2,500 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の光学レンズユニットにおいて、
前記光学レンズユニットは以下の式(3)、(4)のうちの少なくとも一つを満たし、
0.5<CT23/CT2<1.2 (3)
0.8<CT56/CT6<3 (4)
CT2は前記第2レンズの光軸上の厚さであり、CT23は前記第2レンズと前記第3レンズの光軸上の間隔であり、CT6は前記第6レンズの光軸上の厚さであり、CT56は前記第5レンズと前記第6レンズの光軸上の間隔である、ことを特徴とする光学レンズユニット。
【請求項3】
請求項1に記載の光学レンズユニットにおいて、
前記光学レンズユニットは以下の式(5)、(6)のうちの少なくとも一つを満たし、
1.5<CT2/ET2<2.1 (5)
5<SD3/(SAG3-SAG4)<40 (6)
CT2は前記第2レンズの光軸上の厚さであり、ET2は前記第2レンズの縁部厚さであり、SD3は前記第2レンズの物体側面の最大有効口径の半分であり、SAG3は前記第2レンズの物体側面の最大有効口径における矢高であり、SAG4は前記第2レンズの像側面の最大有効口径における矢高である、ことを特徴とする光学レンズユニット。
【請求項4】
請求項1に記載の光学レンズユニットにおいて、
前記光学レンズユニットは以下の式(7)、(8)、(9)のうちの少なくとも一つを満たし、
1.4<F/F2345<1.8 (7)
5<|F34/F|<35 (8)
5mm<F6×BFL/R11<7mm (9)
F2345は前記第2レンズ、前記第3レンズ、前記第4レンズ及び前記第5レンズの合成焦点距離であり、F34は前記第3レンズと前記第4レンズの合成焦点距離であり、F6は前記第6レンズの焦点距離であり、BFLは前記第6レンズの像側面から前記光学レンズユニットの結像面までの光軸上の距離であり、R11は前記第6レンズの物体側面の光軸上の曲率半径である、ことを特徴とする光学レンズユニット。
【請求項5】
請求項1に記載の光学レンズユニットにおいて、
前記光学レンズユニットは以下の式(10)、(11)、(12)のうちの少なくとも一つを満たし、
1.1<CT4/CT3<1.9 (10)
20<VD3-VD4<35 (11)
0.2mm×10
-6
/℃<(CT3-CT4)×(TCE3-TCE4)<0.8mm×10
-6
/℃ (12)
CT3は前記第3レンズの光軸上の厚さであり、CT4は前記第4レンズの光軸上の厚さであり、VD3は前記第3レンズのアッベ数であり、VD4は前記第4レンズのアッベ数であり、TCE3は前記第3レンズの熱膨張係数であり、TCE4は前記第4レンズの熱膨張係数である、ことを特徴とする光学レンズユニット。
【請求項6】
請求項1に記載の光学レンズユニットにおいて、
前記光学レンズユニットは以下の式(13)、(14)のうちの少なくとも一つを満たし、
1<SD9/SD11<1.1 (13)
-2.6<SAG11/SAG9<-2.2 (14)
SD9は前記第5レンズの物体側面の最大有効口径の半分であり、SD11は前記第6レンズの物体側面の最大有効口径の半分であり、SAG9は前記第5レンズの物体側面の最大有効口径における矢高であり、SAG11は前記第6レンズの物体側面の最大有効口径における矢高である、ことを特徴とする光学レンズユニット。
【請求項7】
請求項1に記載の光学レンズユニットにおいて、
前記光学レンズユニットは以下の式(15)、(16)のうちの少なくとも一つを満たし、
1<SD1/IMGH<1.3 (15)
15mm<SD1/TAN(FOV/2)-SAG1<17.5mm (16)
SD1は前記第1レンズの物体側面の最大有効口径の半分であり、FOVは前記光学レンズユニットの最大視野角であり、SAG1は前記第1レンズの物体側面の最大有効口径における矢高である、ことを特徴とする光学レンズユニット。
【請求項8】
請求項1に記載の光学レンズユニットにおいて、
前記光学レンズユニットは以下の式(17)、(18)、(19)のうちの少なくとも一つを満たし、
-2<R6/R5<-0.5 (17)
-2<R7/R8<-1 (18)
R12/R11<30 (19)
R5は前記第3レンズの物体側面の光軸上の曲率半径であり、R6は前記第3レンズの像側面の光軸上の曲率半径であり、R7は前記第4レンズの物体側面の光軸上の曲率半径であり、R8は前記第4レンズの像側面の光軸上の曲率半径であり、R11は前記第6レンズの物体側面の光軸上の曲率半径であり、R12は前記第6レンズの像側面の光軸上の曲率半径である、ことを特徴とする光学レンズユニット。
【請求項9】
撮像モジュールであって、画像センサと、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の光学レンズユニットとを含み、前記画像センサは前記光学レンズユニットの像側に配置されることを特徴とする撮像モジュール。
【請求項10】
端末装置であって、固定部材と、請求項9に記載の撮像モジュールとを含み、前記撮像モジュールは前記固定部材に設けられることを特徴とする端末装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学撮像技術分野に関し、特に、光学レンズユニット、撮像モジュール及び端末装置に関する。
続きを表示(約 3,200 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、車載産業の発展に伴い、国家は道路交通安全性および自動車安全性に対する要求を高めており、ADAS(Advanced Driving Assistant System:高度運転支援システム)、DMS(Driver Monitoring System:ドライバーモニタリングシステム)、CMS(Crush Monitor System:クラッシュモニタリングシステム)の車載運転における応用が徐々に普及している。しかし、光学レンズユニットの小型化の傾向の下で、光学レンズユニットの撮像品質を向上させる方法は、現在、解決が急務の技術的課題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の実施例は、光学レンズユニット、撮像モジュール及び端末装置を開示し、光学レンズユニットの小型化設計を実現しつつ、高い撮像品質を備えることができる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するために、第1の態様では、本発明の光学レンズユニットは、屈折力を有するレンズを合計6枚有し、光軸に沿って物体側から像側に向かって順に第1レンズ、第2レンズ、第3レンズ、第4レンズ、第5レンズ、第6レンズを含み、
前記第1レンズは、負の屈折力を有し、前記第1レンズの物体側面は光軸近傍において凹面であり、前記第1レンズの像側面は光軸近傍において凸面であり、
前記第2レンズは、正の屈折力を有し、前記第2レンズの物体側面は光軸近傍において凸面であり、前記第2レンズの像側面は光軸近傍において凸面であり、
前記第3レンズは、正の屈折力を有し、前記第3レンズの物体側面は光軸近傍において凸面であり、前記第3レンズの像側面は光軸近傍において凸面であり、
前記第4レンズは、負の屈折力を有し、前記第4レンズの物体側面は光軸近傍において凹面であり、前記第4レンズの像側面は光軸近傍において凹面であり、
前記第5レンズは、正の屈折力を有し、前記第5レンズの物体側面は光軸近傍において凸面であり、前記第5レンズの像側面は光軸近傍において凸面であり、
前記第6レンズは、負の屈折力を有し、前記第6レンズの物体側面は光軸近傍において凹面であり、前記第6レンズの像側面は光軸近傍において凸面であり、
前記光学レンズユニットは以下の関係式:
6.5<TTL/IMGH<7.2;1.9<TTL/F<2.2
を満し、
ここで、TTLは前記第1レンズの物体側面から前記光学レンズユニットの結像面までの光軸上の距離であり、IMGHは前記光学レンズユニットの最大視野角に対応する像高の半分であり、Fは前記光学レンズユニットの焦点距離である。
【0005】
光学レンズユニットの第1レンズに負の屈折力を持たせることで、大角度の入射光線を光学レンズユニットに入射させることができ、光学レンズユニットの視野角範囲を拡大し、大視野角の特性を得ることができる。第 1 レンズの物体側面は、光軸近傍において凹面であり、第1レンズの像側面は、光軸近傍において凸面であるという配置は、光学レンズユニットの口径と光学全長を縮小し、小型化の要求に応えることができる。第2レンズと第3レンズは共に正の屈折力を持ち、第1レンズを通過した入射光線がより穏やかに光学レンズユニットに入射するようにし、軸外収差を補正し、光学レンズユニットの解像力変化の感度を下げ、光学レンズユニットの撮像効果の安定性を高め、それによって光学レンズユニットの撮像品質を向上させることができる。また、両者の物体側面と像側面が光軸近傍において凸面である配置は、第2レンズと第3レンズが強い正の屈折力を持つことができ、さらに光学全長を短縮する作用を果たす。第4レンズを負レンズとし、物体側面と像側面が光軸近傍において凹面にすることで、迷光を避け、エッジ相対照度を向上させることができる。第5レンズは正の屈折力を持ち、物体側面と像側面が光軸近傍において凸面であることは、エッジ収差を補正し、光学レンズユニットの解像能力を向上させる。第6レンズは負の屈折力を持ち、物体側面が光軸近傍において凹面、像側面が光軸近傍において凸面である配置は、第5レンズが入射光線を収束させるときに生じる補正が難しい収差をバランスさせ、色収差の発生を低減し、光学レンズユニットの撮像品質を向上させる。以上のことから、適切な数のレンズを選択し、各レンズの屈折力と面型を合理的に配置することで、光学レンズユニットの小型化設計を実現しつつ、光学レンズユニットの場曲、収差を補正し、光学レンズユニットの解像度と撮像鮮明度を高め、光学レンズユニットがより高精細な撮像効果を備えることができ、人々の光学レンズユニットに対する高精細撮像の要求を満たすことができる。
【0006】
また、光学レンズユニットが関係式6.5<TTL/IMGH<7.2を満たすことで、光学レンズユニットの光学全長と像高の比を合理的に配置し、良好な撮像品質を兼ね備えつつ、光学レンズユニットの光学全長を短縮し、小型化設計を実現することができる。上記関係式の上限を超えると、光学レンズユニットの光学全長が長すぎて、小型化設計の実現に不利である。上記関係式の下限を下回ると、光学系の光学全長が短すぎて、光学レンズユニットのレンズ面型が複雑になりやすく、光学レンズユニットの生産歩留まりが低下し、同時に光学レンズユニットの収差補正能力が低下し、撮像品質が低下する。
【0007】
同時に、光学レンズユニットが関係式1.9<TTL/F<2を満たすことで、光学レンズユニットの焦点距離と光学全長を合理的に制御し、光学レンズユニットの小型化を実現するだけでなく、光線が結像面により良好に収束することができる。上記関係式の上限を超えると、光学レンズユニットの光学全長が焦点距離に比べて長すぎて、光線が結像面に入射する主光線の角度が大きくなり、光学レンズユニットのエッジ光線が結像面に結像できず、撮像情報が不完全になり、撮像品質が低下し、光学レンズユニットの小型化設計の実現にも不利である。上記関係式の下限を下回ると、光学レンズユニットの全長が焦点距離に比べて短すぎて、光学レンズユニットの感度が高くなりやすく、光線が結像面に収束するのに不利である。
【0008】
第2の態様では、本発明は、撮像モジュールを開示し、前記撮像モジュールは画像センサと、上記第1の態様に記載の光学レンズユニットとを含み、前記画像センサは前記光学レンズユニットの像側に配置される。この光学レンズユニットを備える撮像モジュールは、小型化設計を実現しつつ、高い撮像品質を備えることができる。
【0009】
第3の態様では、本発明は、端末装置を開示し、前記端末装置は固定部材と、上記第2の態様に記載の撮像モジュールとを含み、前記撮像モジュールは前記固定部材に設けられる。この撮像モジュールを備える端末装置は、小型化設計を実現しつつ、高い撮像品質を備えることができる。
【0010】
本発明の実施例における技術案をより明確に説明するため、以下では実施例で使用する図面について簡単に説明する。明らかに、以下の説明における図面は本発明の一部の実施例にすぎず、当業者であれば、創造的な労働を行わずに、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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