TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025139284
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-26
出願番号
2024038128
出願日
2024-03-12
発明の名称
複合コネクタおよび複合コネクタ構造体
出願人
豊田合成株式会社
代理人
弁理士法人 共立特許事務所
主分類
F16L
37/56 20060101AFI20250918BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】各部の相対位置のずれを許容しつつ本体部と相手部との接続操作を行い得る技術の提供。
【解決手段】本体接続部21を有する複数の本体部2、本体接続部21に、または本体接続部21が挿入される相手接続部31を有する複数の相手部3、本体部2と相手部3の接続時に、径方向に圧縮され本体接続部21と相手接続部31間に介在する複数の環状シール部材4を具備し、複数の本体部2、複数の相手部3は互いに一体化され、本体接続部21は相手接続部3に対する相対的な挿入方向の先側にある先側分体21FR、相手接続部3に対する相対的な挿入方向の後側にある後側分体21REと、先側分体21FRと後側分体21REとを一体化する本体組付部を有し、本体組付部は、本体接続部21の先側分体21FRと後側分体21REとの径方向における相対的な位置変化を許容し、軸方向における相対的な位置変化を規制する、複合コネクタ構造体1。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
筒状をなす本体接続部を有する複数の本体部と、
前記本体接続部に挿入されるかまたは前記本体接続部が挿入される相手接続部を有する複数の相手部と、
前記本体部と前記相手部とが接続された接続時において、その径方向に圧縮された状態で前記本体接続部と前記相手接続部との間に介在する複数の環状シール部材とを具備し、
複数の前記本体部は互いに一体化され、かつ、複数の前記相手部は互いに一体化され、
前記本体接続部は、筒状をなし前記相手接続部に対する相対的な挿入方向の先側にある先側分体と、筒状をなし前記相手接続部に対する相対的な挿入方向の後側にある後側分体と、前記先側分体と前記後側分体とを一体化する本体組付部と、を有し、
各々の前記本体接続部について、前記本体組付部は、前記本体接続部の径方向における前記先側分体と前記後側分体との相対的な位置変化を許容し、かつ、前記本体接続部の軸方向における前記先側分体と前記後側分体との相対的な位置変化を規制する、複合コネクタ構造体。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記環状シール部材は、前記先側分体と前記後側分体との間、かつ、前記本体接続部と前記相手接続部との間に介在している、請求項1に記載の複合コネクタ構造体。
【請求項3】
複数の前記本体部は、前記先側分体において一体化されている、請求項1または請求項2に記載の複合コネクタ構造体。
【請求項4】
前記本体組付部は、前記先側分体における前記後側分体側の端部に位置する先側本体組付部と、前記後側分体における前記先側分体側の端部に位置する後側本体組付部と、を有し、
前記先側本体組付部は前記後側分体側に開口し前記先側分体の周方向に延びる凹溝状をなし、かつ、前記後側本体組付部は前記先側分体側に突出し前記後側分体の周方向に延びる立壁状をなし、
前記先側本体組付部の溝幅は前記後側本体組付部の厚さよりも大きく、
前記先側分体と前記後側分体とが一体化されると、
前記後側本体組付部は前記先側本体組付部の溝内部に挿入され、前記後側本体組付部の突出端は前記先側本体組付部の溝底に対面する、請求項1または請求項2に記載の複合コネクタ構造体。
【請求項5】
前記本体組付部は、前記先側分体における前記後側分体側の端部に位置する先側本体組付部と、前記後側分体における前記先側分体側の端部に位置する後側本体組付部と、を有し、
前記後側本体組付部は前記先側分体側に開口し前記後側分体の周方向に延びる凹溝状をなし、かつ、前記先側本体組付部は前記後側分体側に突出し前記先側分体の周方向に延びる立壁状をなし、
前記後側本体組付部の溝幅は前記先側本体組付部の厚さよりも大きく、
前記先側分体と前記後側分体とが一体化されると、
前記先側本体組付部は前記後側本体組付部の溝内部に挿入され、前記先側本体組付部の突出端は前記後側本体組付部の溝底に対面する、請求項1または請求項2に記載の複合コネクタ構造体。
【請求項6】
前記本体部と、前記本体部に接続される前記相手部と、前記本体部と前記相手部との間に介在する前記環状シール部材とを含む、コネクタ構造部を複数具備し、
前記本体部と前記相手部との接続操作時において、前記環状シール部材の径方向圧縮量が最大となるタイミングが、前記コネクタ構造部の1つである第1コネクタ構造部と、前記コネクタ構造部の他の1つである第2コネクタ構造部とで互いに異なる、請求項1または請求項2に記載の複合コネクタ構造体。
【請求項7】
筒状をなす本体接続部を有する複数の本体部が一体化された複合コネクタであって、
前記本体部は、相手部の相手接続部に挿入されるかまたは前記相手接続部が挿入される本体接続部を有し、
前記本体接続部は、筒状をなし前記相手接続部に対する相対的な挿入方向の先側にある先側分体と、筒状をなし前記相手接続部に対する相対的な挿入方向の後側にある後側分体と、前記先側分体と前記後側分体とを一体化する本体組付部と、を有し、
各々の前記本体接続部について、前記本体組付部は、前記本体接続部の径方向における前記先側分体と前記後側分体との相対的な位置変化を許容し、かつ、前記本体接続部の軸方向における前記先側分体と前記後側分体との相対的な位置変化を規制する、複合コネクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は複数の本体部が一体化された複合コネクタと、当該複合コネクタに加えて複数の相手部および複数の環状シール部材を具備する複合コネクタ構造体に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
筒状をなす本体部と、本体部と接続される相手部と、を含むコネクタ構造部を複数具備する複合コネクタ構造体が知られている。この種の複合コネクタ構造体においては、本体部の本体接続部が相手部の相手接続部に挿入されるかまたは当該相手接続部が本体接続部に挿入されることにより、本体部と相手部とが接続されるのが一般的である。
【0003】
当該複合コネクタ構造体において、各々の本体部を互いに一体化して複合コネクタとすることがなされている(例えば、特許文献1、2参照)。各々の本体部を互いに一体化することで、複合コネクタ構造体を小型化できたり、本体部と相手部との接続を一操作で行うことができたりする利点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-101380号公報
特開2015-9317号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記した複合コネクタ構造体における各々の本体部は、互いに一体化されていることから、相対的に位置変化し難い。本体部同士が相対的に位置変化し難ければ、例えば本体接続部同士の相対位置や当該本体接続部と相手接続部との相対位置がずれている場合等に、その位置ずれを本体部と相手部との接続操作時に吸収し難い問題がある。そしてこれにより、当該接続操作を容易に行うことができなかったり、当該接続操作が煩雑になったりする等の問題が生じ得る。
【0006】
特に、上記したように本体部同士が一体化された複合コネクタ構造体において、さらに相手部同士も相対的に位置変化し難ければ、上記の接続操作時に本体接続部同士の相対位置や本体接続部と相手接続部との相対位置のずれを許容できない場合がある。この場合には、本体部と相手部との接続操作が一層困難になり、場合によっては、接続操作時に本体部や相手部が損傷する虞もある。
【0007】
複合コネクタ構造体は、複数の本体部をはじめとする複数の部材が一体化されてなるものであり、成形時や組付時において当該複合コネクタ構造体における各部分の形状や寸法に多少の誤差が生じ得る。複合コネクタ構造体の各部分の誤差が些少であっても、複合コネクタ構造体においてはこの些少な誤差が積み重なり、本体接続部同士の相対位置や本体接続部と相手接続部との相対位置のずれが本体部と相手部との接続操作に影響する虞がある。
【0008】
したがって、上記したように各々の本体部が互いに一体化された複合コネクタ構造体においては、本体部と相手部とをともに成形精度高く成形し、かつ、各部の相対位置、具体的には、本体接続部同士の相対位置、本体接続部とこれに接続される相手接続部との相対位置、および、相手接続部同士の相対位置を精密にコントロールする必要があった。
【0009】
例えば特許文献2に紹介されている複合コネクタ構造体のように、複数の相手部同士が別々に位置変化可能であるようにして、本体接続部に対して相手接続部を1つずつ接続することができれば、各部の相対位置がずれている場合等にも、その位置ずれを本体接続部と相手接続部との接続操作時に吸収でき、本体部と相手部との接続操作を比較的容易に行い得ると考えられる。
【0010】
しかし、各々の本体部が互いに一体化された複合コネクタ構造体において、複数の相手部同士を互いに位置変化可能であるように形成する場合には、相手部が嵩張る場合がある。そしてこれにより、複合コネクタ構造体全体の外形が過大になり、当該複合コネクタ構造体を希望通りの場所に設置し難くなったり、当該複合コネクタ構造体と他の装置との取り合わせに問題が生じたりする場合がある。また、上記のように相手部が嵩張ることで、複合コネクタ構造体の取り扱い性が悪化する虞もある。さらには、複合コネクタ構造体の用途やその設置場所等によっては、たとえ複数の相手部同士が相対的に位置変化可能であっても、当該相手部の位置変化が妨げられる場合もある。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
豊田合成株式会社
殺菌装置
11日前
豊田合成株式会社
着座装置
13日前
豊田合成株式会社
ガラスラン
4日前
豊田合成株式会社
半導体素子
19日前
豊田合成株式会社
樹脂成形装置
5日前
豊田合成株式会社
流体殺菌装置
11日前
豊田合成株式会社
流体殺菌装置
11日前
豊田合成株式会社
流体殺菌装置
21日前
豊田合成株式会社
立体エアバッグ
12日前
豊田合成株式会社
車両の音出力装置
1日前
豊田合成株式会社
車両画像投影システム
1日前
豊田合成株式会社
車両画像投影システム
1日前
豊田合成株式会社
半導体素子およびその製造方法
1日前
豊田合成株式会社
複合コネクタおよび複合コネクタ構造体
4日前
株式会社豊田中央研究所
架橋性シアノ化シリコーン組成物、及びそれを用いた架橋シアノ化シリコーンエラストマー
1日前
株式会社豊田中央研究所
架橋性環状カーボネート変性シリコーン組成物、及びそれを用いた架橋環状カーボネート変性シリコーンエラストマー
4日前
個人
鍋虫ねじ
1か月前
個人
回転伝達機構
1か月前
個人
ホース保持具
5か月前
個人
紛体用仕切弁
1か月前
個人
差動歯車用歯形
3か月前
個人
トーションバー
5か月前
個人
ジョイント
11日前
株式会社不二工機
電磁弁
3か月前
株式会社不二工機
電磁弁
4か月前
個人
地震の揺れ回避装置
2か月前
個人
ボルトナットセット
6か月前
個人
ナット
12日前
個人
吐出量監視装置
28日前
カヤバ株式会社
ダンパ
3か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
2か月前
株式会社三協丸筒
枠体
6か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
2か月前
カヤバ株式会社
ダンパ
3か月前
柿沼金属精機株式会社
分岐管
1か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
4か月前
続きを見る
他の特許を見る