TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025139212
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-26
出願番号2024038024
出願日2024-03-12
発明の名称インクジェットインク
出願人ゼネラル株式会社
代理人弁理士法人あい特許事務所
主分類C09D 11/328 20140101AFI20250918BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】優れた連続印刷性と優れた定着性とを両立することができるインクジェットインクを提供する。
【解決手段】インクジェットインクは、染料と、ポリオキシエチレンポリアルキレングリコール、ポリアルキレングリコールおよびポリオキシエチレンアルキルエーテルからなる群より選ばれた少なくとも一種の、数平均分子量Mnが200以上であるポリオキシエチレン系化合物と、フェノール樹脂と、有機溶剤とを含む。前記有機溶剤は、溶解度パラメータ(SP値)が11未満である第一溶剤と、溶解度パラメータ(SP値)が11以上のアルコールである第二溶剤とを含み、前記有機溶剤の総量に対する前記第一溶剤の配合比が、20質量%以下であってもよい。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
染料と、
ポリオキシエチレンポリアルキレングリコール、ポリアルキレングリコールおよびポリオキシエチレンアルキルエーテルからなる群より選ばれた少なくとも一種の、数平均分子量Mnが200以上であるポリオキシエチレン系化合物と、
フェノール樹脂と、
有機溶剤とを含む、インクジェットインク。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記有機溶剤は、溶解度パラメータ(SP値)が11未満である第一溶剤と、溶解度パラメータ(SP値)が11以上のアルコールである第二溶剤とを含み、
前記有機溶剤の総量に対する前記第一溶剤の配合比が、20質量%以下である、請求項1に記載のインクジェットインク。
【請求項3】
前記第一溶剤は、相対的に低い引火点を有する溶剤Aと、前記溶剤Aに比べて相対的に高い引火点を有する溶剤Bとを含み、
前記第一溶剤の総量に対する前記溶剤Aの配合比が、前記溶剤Bの配合比よりも大きい、請求項2に記載のインクジェットインク。
【請求項4】
前記溶剤Aの引火点は0℃未満であり、前記溶剤Bの引火点は0℃以上である、請求項3に記載のインクジェットインク。
【請求項5】
前記溶剤Aは、2-ブタノン〔メチルエチルケトン(MEK)〕、アセトン〔ジメチルケトン〕、3-メチル-2-ブタノン〔メチルイソプロピルケトン(MIPK)〕からなる群より選ばれた少なくとも一種であり、
前記溶剤Bは、1-メトキシ-2-プロパノール〔プロピレングリコールモノメチルエーテル(PM)〕、2-エトキシエタノール〔エチルセロソルブ(EGMEE)〕、酢酸エチル〔エチルアセテート〕からなる群より選ばれた少なくとも一種である、請求項3に記載のインクジェットインク。
【請求項6】
テルペンフェノール樹脂およびロジンエステルからなる群より選ばれた少なくとも一種である粘着付与剤をさらに含む、請求項1~5のいずれか一項に記載のインクジェットインク。
【請求項7】
水酸基価が30mgKOH/g以上70mgKOH/g以下のテルペンフェノール樹脂および酸価が0.1以上20以下であるロジンエステルからなる群より選ばれた少なくとも一種である粘着付与剤をさらに含む、請求項6に記載のインクジェットインク。
【請求項8】
前記粘着付与剤の量は、前記インクジェットインクの総量に対して1.5質量%以上4.5質量%以下である、請求項7に記載のインクジェットインク。
【請求項9】
前記ポリオキシエチレン系化合物の数平均分子量Mnは、1000以上4000以下である、請求項1~5のいずれか一項に記載のインクジェットインク。
【請求項10】
前記ポリオキシエチレン系化合物は、数平均分子量Mnが200以上であるポリオキシエチレンポリアルキレングリコールである、請求項1~5のいずれか一項に記載のインクジェットインク。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェットインクに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、プラスチック等の非吸収性の被印刷体の表面に、インクジェット印刷法によって文字等を印刷する場合、一般的には、印刷後の文字等を加熱して乾燥させる。
【0003】
近年、溶剤として有機溶剤のみを用いるか、または水と有機溶剤との併用によりインクに速乾性を付与して、加熱乾燥工程を省略可能とした、HEATLESSINK(登録商標)等の溶剤系のインクジェットインクが実用化されつつある。
【0004】
特許文献1は、金属錯塩染料、軟化点が70℃以上125℃以下であるフェノール樹脂、水酸基価が30mgKOH/gのテルペンフェノール樹脂である粘着付与剤、およびアルコールである有機溶剤を含む、インクジェットインクを開示している。
【0005】
特許文献2は、金属錯塩染料、数平均分子量Mnが1100のプルロニック(登録商標)型界面活性剤であるポリオキシエチレン系化合物、水酸基価が60mgKOH/gのテルペンフェノール樹脂である粘着付与剤、3-メチル-2-ブタノン(SP値:8.5)である第一溶剤、およびエタノール(SP値:12.7)である第二溶剤を含む、インクジェットインクを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第6599972号公報
特許第7311411号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1では、アルミ等の非多孔質の被印刷体の表面へのインクの定着性を向上するために、インクにフェノール樹脂が配合されている。インク中のフェノール樹脂が被印刷体に定着するのでインクの定着性を向上できるが、連続印刷性のさらなる向上が難しい傾向にある。特許文献1のインクではフェノール樹脂の配合量が比較的高く、インクジェットプリンタのヘッド内で樹脂が固化しやすいためである。ヘッド内の樹脂の固化は、ヘッドノズルでのコゲーションの要因となり得る。
【0008】
特許文献2のインクは、フェノール樹脂のように一般的にバインダ樹脂として使用される樹脂を含有せず、それらに変えて、ポリオキシエチレン系化合物を含有している。ポリオキシエチレン系化合物が界面活性剤としての挙動を示すため、連続印刷性を向上できるが(特許文献2の実施例1~33と比較例9との比較)、定着性が低下する傾向にある。ポリオキシエチレン系化合物がインクの定着成分としても機能するが、一般的なバインダ樹脂に比べて優れた定着性を発揮することが難しいためである。
【0009】
そこで、本発明の目的は、優れた連続印刷性と優れた定着性とを両立することができるインクジェットインクを提供することである。
【0010】
本発明の目的は、さらに、優れた速乾性を維持しつつ、長期保存でもデキャップ性を向上することができるインクジェットインクを提供することである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

ゼネラル株式会社
インクジェットインク
3日前
ベック株式会社
被覆材
2か月前
日本化薬株式会社
インク
3日前
ベック株式会社
被膜形成方法
1か月前
日本化薬株式会社
インク組成物
3日前
株式会社日本触媒
インクセット
12日前
関西ペイント株式会社
塗料組成物
1か月前
東ソー株式会社
ゴム用接着性改質剤
3か月前
ぺんてる株式会社
水性インキ組成物
2か月前
株式会社リコー
インクセット
3か月前
東亞合成株式会社
硬化型接着剤組成物
3か月前
東亞合成株式会社
硬化型接着剤組成物
3か月前
東ソー株式会社
土木用注入薬液組成物
4日前
シヤチハタ株式会社
油性インキ組成物
1か月前
大日精化工業株式会社
顔料分散液
21日前
AGC株式会社
液状組成物
2か月前
アイカ工業株式会社
光硬化型圧着組成物
1か月前
マクセル株式会社
粘着テープ
1か月前
東ソー株式会社
土質安定化注入薬液組成物
26日前
東ソー株式会社
土質安定化注入薬液組成物
26日前
ハニー化成株式会社
防反射処理剤
2か月前
ダイキン工業株式会社
組成物
1か月前
ダイキン工業株式会社
組成物
1か月前
株式会社呉竹
絵具
2か月前
アイカ工業株式会社
ポリマー被覆粒子の製造方法
2か月前
東洋アルミニウム株式会社
複合顔料
3日前
ハニー化成株式会社
親水防汚処理剤
2か月前
ユニチカ株式会社
易接着フィルム、および積層体
1か月前
artience株式会社
粘着剤及び粘着シート
2か月前
ダイキン工業株式会社
耐油剤
1か月前
ダイキン工業株式会社
耐油剤
1か月前
三洋化成工業株式会社
粘着剤主剤及び粘着剤組成物
2か月前
artience株式会社
印刷インキおよび印刷物
3か月前
ウォールボンド工業株式会社
壁紙の剥離方法
3か月前
リンテック株式会社
保護フィルム
1か月前
株式会社サンエー化研
表面保護フィルム
1か月前
続きを見る